本日(元記事公開当時)、Sigstore コミュニティは、コミュニティが運営する無償の認証局と透過ログサービスの一般向け提供版についてお知らせします。さらに、Sigstore の 2 つの基本プロジェクトである Fulcio と Rekor で、API が安定版となった v1.0 リリースを公開します。Google も、こういったオープンソース コミュニティの節目を祝福しています。🎉

Sigstore は、オープンソース ソフトウェアの署名、検証、保護のための標準です。最近のサイバーセキュリティに関する米国大統領令など、ソフトウェア サプライチェーンのセキュリティに対する業界の注目度が高まる中、ソフトウェアの出所を把握して信頼する機能はこれまでになく重要になっています。Sigstore は、ソフトウェアのデジタル署名の複雑な部分を簡素化、自動化することで、この機能をこれまで以上に使いやすくて信頼性が高いものにします。

Sigstore プロジェクトは、2020 年に Red Hat と Google のオープンソース コラボレーションとして始まりました。そして、ベンダーに依存せずにコミュニティが運営と設計を行うプロジェクトに成長し、Open Source Security Foundation(OpenSSF)の一員にもなりました。この取り組みは、さまざまなパッケージ マネージャーやエコシステムにも広がり続けています。Python や Kubernetes などのオープンソース プロジェクトの新リリースをダウンロードすれば、それが Sigstore で署名されていることがわかります。

Google は Sigstore コミュニティのメンバーとして、積極的な貢献を行っています。アップストリーム コード以外にも、次のようないくつかの形で貢献しています。

  • Sigstore のコアサービスは、Google がサポートするオープンソース テクノロジーで構築されています。この貢献には、GogRPCTrillianCertificate Transparency などが含まれます。
  • Google は、今年の SigstoreCon のダイヤモンド スポンサーです。

私たちは、Sigstore の開発や運営を支える大きなオープンソース コミュニティの一部です。新しい採用者や貢献者は大歓迎です。Sigstore を使ってみたい方は、プロジェクトのドキュメントでソフトウェアの署名と検証のプロセスについてご確認ください。貢献したい方は、Sigstore GitHub 組織に複数の個人リポジトリがあるので、簡単なタスクを示す目印として、「good first issue」ラベルをご利用ください。プロジェクトには Slack コミュニティこちらの招待を利用できます)があり、コミュニティ ミーティングも定期的に開催しています。


Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

ステップアップ認証とは

決済処理を行う際に、ユーザーの操作や一定のリスクシグナルに基づいて追加の認証手段を義務づける手法をステップアップ認証(略して「ステップアップ」)と言います。例として、ユーザーを 3D セキュアにリダイレクトして取引の認証を行うことが挙げられます。これにより、詐欺や支払拒否の可能性を下げることができます。次の図は、取引にステップアップが必要な場合に処理内容を決定するおおまかなフローを示しています。

取引のおおまかなフローを示した図
図 1: ステップアップが必要な場合は、取引を認可に送る前にリスクエンジンを起動する

状況により、取引の際に Google Pay API は次のどちらかの応答を返します。

  • 追加でステップアップや認証を行うことなく処理できる承認済みのペイロード。たとえば、ユーザーが決済用のカードを Google Wallet に追加する場合。この場合、発行銀行によるユーザーの本人確認が完了している。
  • 3D セキュアなどの追加の認証手段が必要なクレジットカード番号(PAN)。たとえば、Chrome の自動入力に保存してある決済カードで購入する場合。

allowedAuthMethods パラメータを使うと、Google Pay の取引で使えるようにしたい認証手段を指定できます。

"allowedAuthMethods": [
    "CRYPTOGRAM_3DS",
    "PAN_ONLY"

]


この例では、両方のタイプの決済シートを表示するように Google Pay にリクエストしています。たとえば、決済時にユーザーが決済シートから PAN_ONLY カード(トークン化されておらず、非接触に対応していないカード)を選択すると、ステップアップが必要になります。実例を 2 つ挙げましょう。


最初のシナリオでは、Google Wallet に追加してあるカードが Google Pay シートに表示されています。カードのイメージと発行銀行の名前も表示されています。決済時にユーザーがこのカードを選択した場合、CRYPTOGRAM_3DS 認証手段に該当するので、ステップアップは不要です。

一方、2 つ目のシナリオのシートには、通常のカード ネットワークのアイコンが表示されています。これは PAN_ONLY 認証手段を表しているので、ステップアップが必要です。

PAN_ONLY vs. CRYPTOGRAM_3DS

両方の決済形態を認めるかどうかは、皆さんの判断です。CRYPTOGRAM_3DS の場合、Google Pay API は cryptogram も返します。また、ネットワークによっては、eciIndicator も返します。認可を続けるうえで、これらのプロパティを活用してください。

PAN_ONLY

この認証手段は、ユーザーの Google アカウントの決済カードに紐付けられています。返される決済データには、PAN と有効期限年月が含まれます。

CRYPTOGRAM_3DS

この認証手段は、発行者が提供する Android デバイス トークンとして保存されているカードに紐付けられています。返される決済データには、デバイスで生成された暗号文が含まれます。

Google Pay の取引でステップアップを使うべきタイミング

loadPaymentData メソッドを呼び出すと、Google Pay API は暗号化した決済トークン (paymentData.paymentMethodData.tokenizationData.token) を返します。復号化した paymentMethodDetails オブジェクトには assuranceDetails プロパティが含まれています。これは次のような形式になっています。

"assuranceDetails": {
    "cardHolderAuthenticated": true,
    "accountVerified": true
}

cardHolderAuthenticated と accountVerified の値によって、ステップアップ認証が必要になる場合があります。次の表に、考えられるシナリオと、取引にステップアップ認証を使うことを Google が推奨しているかどうかを示します。

cardHolderAuthenticated

accountVerified

ステップアップが必要

true

true

いいえ

false

true

はい

cardHolderAuthenticated と accountVerified の両方が true を返した場合のみ、ステップアップを省略できます。

次のステップ

まだ assuranceDetails を使っていない方は、利用を検討し、必要に応じて取引のステップアップを行ってください。また、欧州経済領域(EEA)で決済処理を行う場合は、強力な顧客認証(SCA)ガイドもご覧ください。Twitter で @GooglePayDevs をフォローすると、今後の最新情報を受け取ることができます。質問がある方は、ツイートに #AskGooglePayDevs を含めて、@GooglePayDevs をメンションしてください。



Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

「テクノロジーは猛スピードで変化するので、どこからどのように始めたらよいのかわからなくなってしまうことがあります。注目すべきことは何なのか。それを見つけ出すのが難しいのです。この難題に切り込むため、デベロッパーの皆さんに明確な方向性を示したいと思っています」

Chrome リードの Paul Kinlan が、Chrome ツールやそのヒント、そして開発を始める方法について直接お話しします。


Chrome デベロッパー コミュニティにはインスピレーションあふれるエキスパートがたくさんいます。その 1 人が、Google 社員として Chrome およびウェブ プラットフォーム デベロッパー リレーションズ チームのリードを担当している Paul Kinlan です。気に入っている Chrome ツールやインスピレーションを受けた Chrome デベロッパーについて、Paul の話を聞きましょう。

自己紹介をお願いします。

Paul Kinlan です。Chrome およびウェブ プラットフォーム デベロッパー リレーションズ チームを率いています。たいへん幸運なことに、ウェブに情熱を傾け、今後もウェブを繁栄させ続けることにキャリアのすべてを注いでいるたくさんの方々と一緒に仕事をしています。興味がある方は、ぜひ私のサイト paul.kinlan.me をフォローしてください」

子どものころの話を聞かせてください。

「イギリスのウィラルで育ちました。イングランド北西部にある半島で、一部はウェールズに属しています。父親が家でコンピュータを修理している様子など、幼いころからコンピュータに囲まれていた記憶があります(モニターの後ろのコンデンサに触るなと何度怒られたかわかりません... でも、楽しそうに見えました)。

また、コンピュータのクラブに通ってデモやクラッキングの場面を見たり(人からゲームを「借りた」こともあったかもしれません)、学校で自分と同じようにゲームやコンピュータが好きな友だちを探したりしていました」

この業界に入ったのはどうしてですか?特に、なぜウェブ テクノロジーに興味を持ったのでしょうか?

「子どものころ、父は私にプログラミングを教えようとしましたが、よく理解できませんでした。しかし 12 歳くらいのころ、初めてストリート ファイターのアーケード ゲームを見て、ピンときたのです。そして、ループの考え方、ジョイスティックの読み取り方、画面の表示の仕方などを理解しました。

同じころ、祖父が宝くじの番号を苦労して選んでいるのを見て、ソフトウェアで手助けできないかと思いました。QBasic を起動してマニュアルを読み、試してみました。ただ、アメリカでは colour のスペルが違うことも知らなかったので、投げ出しそうになりました...(そこでやめていたら、どんな人生になっていたかと思います)

その数年後に、ウェブが登場しました。少しいじってみて、ちょっとした Perl と HTML で簡単なサイトやアプリケーションを作れることに気づきました。夢中になり、事業を始めて、さらにその先に進みました。今はこの Chrome チームで、私が手にしたのと同じようなチャンスをデベロッパーの皆さんに提供したいと考えています」

デベロッパーが直面している課題には、どのようなものがあると思いますか?

「情報が多すぎることです。テクノロジーは猛スピードで変化するので、どこからどのように始めたらよいのか、わからなくなってしまうことがあります。注目すべきことは何なのか。それを見つけ出すのが難しいのです。この難題に切り込むため、デベロッパーの皆さんに明確な方向性を示したいと思っています」

Chrome やウェブについて詳しく学ぶうえで、特に便利なおすすめの学習リソースは何でしょう?全員が知っておくべきライブラリや Codelab はありますか?

「私の意見ですが、https://web.dev/learn はすばらしいリソースだと思います。ウェブ開発の中核原理が説明されており、私たちは、優れたウェブ開発の手法について、このリソースに最新ガイドを常に反映しようとしています。

私のような人は多くないと思いますが、私自身はプログラミングのリファレンス資料に没頭していたことがあります(そしてじっくりと考えました)。これも始め方の 1 つだと思います。また、MDN(Mozilla Developer Network)と glitch.com や GitHub などのサイトを組み合わせれば、何のソフトもインストールせずに、短時間で考え方を学んだり試したりできます。デベロッパーになるには本当にすばらしい時代です」

デベロッパーや技術者が Chrome やウェブを使って開発する手法のうち、特に驚いたものや刺激を受けたものは何ですか?

「おもしろい質問ですね! 

今とてもスリリングなのは、ウェブと ML が交差する部分です。これまでできるとは思っていなかったようなことをするサイトやアプリが開発されており、URL を開くだけでアクセスしてもらうことができるのです」 

Corridor Crew(視覚エフェクト技術者集団) に注目していました。彼らには、動画から人を抜き出し、背景を別の動画に置き換え、その人を上に重ね直すという難題がありました。その最速のソリューションは、ブラウザと ML を使って構築されました。🤯

同時に、ウェブでは絶対にできないと思われていたようなアプリをウェブ化している人たちを応援しています。たとえば、Photoshop や Audacity などです。今や、フル機能の動画エディタをウェブで作ることができます。ブラウザさえ使えれば、誰でも動画を制作できるのです。すばらしいことですね。

ウェブでは、リンクをクリックするだけで、たくさんのことができます。その多くは、できるとは思っていなかったことです。毎日のように何かを見て刺激を受けています。だからウェブが好きなのです」

Chrome やウェブのテクノロジーの具体的なユースケースで、特におもしろいと思ったものは何でしょう?

「個人的には、Fugu(ディープ ハードウェア)の API セットに夢中になっています。あらゆる種類の業務を初めて完全にウェブ化するものだからです。

新しい範囲を扱う CSS や UI 関連の API にも期待しています。これまで複雑だったことを、信じられないほど簡単にしてくれるからです。ウェブは主に視覚によるメディアですが、品質に関する認識は他のプラットフォーム(Android や iOS のアプリなど)よりも遅れています。こういった新しいプリミティブや概念によって、高度で滑らかなユーザー インターフェースが実現できるようになり、デベロッパーやデザイナーの作業も少なくなるはずです」

Chrome やウェブの開発を成功させる秘訣は何ですか?

「段階によりますが、すでに確立されているサイトであれば、ウェブに関する主な指標などを利用してユーザー エクスペリエンスの改善方法を探るとよいでしょう。

開発を始めたばかりであれば、ただ始めるだけです。ブラウザでプロトタイプを作り、驚くほど短時間で実用的なものを提供できるようにするツールはたくさんあります。これまではフルスタック(ホスティングからフロントエンドまで)について考える必要がありましたが、そのような心配は少なくなっています」

Chrome やウェブのコミュニティが次に期待すべきことは何でしょう?どんな未来像が描けるでしょうか?

「何を話しても正解にはならないと思います。😀 ただ、こういった質問は好きなので、話してみることにしましょう.... あるブラウザに機能がリリースされ、BlinkWebKitGecko でもれなく利用できるようになるには、3 年から 5 年ほどかかるようです。この点を考慮すると、近い将来は今とそう変わらないものの、(互換性の意味で)均等になるのではないかと思います。Interop 202X などのプロジェクトによって、どんな環境でも動作するサイトが作りやすくなっています。

ただ、さらに遠い未来については.... 何年か前に、「ヘッドレス ウェブ」という考え方についてお話ししたことがあります。つまり、Siri や Google アシスタントのようなサービスやアシスタントがウェブページを深く理解し、(読み上げるだけでなく)さまざまな操作ができるようになる可能性が高いと考えています。

同時に、たくさんの他のプラットフォームによって、ウェブが意味するものの定義が変わりつつあります。Facebook や WeChat などは、それ自体がブラウザでプラットフォームなので、いつでもそのプラットフォームに戻ることができます。世界がモバイル化する中、この数年間でオンラインにやってきた何十億という人々(そしてこれからも、何十億という人々がオンラインにやってきます)に目を向けてみましょう。そういった人々は、私たちが知るような形でブラウザを使うでしょうか。それとも、そういった「代替ブラウザ」プラットフォームを使うでしょうか...

確かなのは、ウェブのエクスペリエンスを誰にとっても優れたものにし続けなければならないことです」

現在、ウェブや Chrome が重視しているものは何ですか?その理由は何でしょう?

Chrome は今も、『高速、シンプル、安全なウェブ』というリリース時と同じ原則を重視しています。この観点で見れば、私たちの作業のほとんどはこの目的に沿ったものです。たとえば「ウェブに関する主な指標」では、サイトのユーザー エクスペリエンスが適切かどうかを判断できる一連の指標を見つけ出しました。これがウェブを根底から変化させると考えています。別の軸には、WASM などのテクノロジーがあります。これはネイティブ コード(C/C++ など)をブラウザのサンドボックスで安全かつ高速に実行できるようにする方法です。その速度も、インストールしたアプリケーションの速度に近づいています」

ウェブと Chrome によって、デベロッパーの可能性はどのように広がりますか?

一言で言えば、ユニバーサル アクセスです。それを実現するのがリンクですが、リンクを誰もがアクセスできるオープンなものにし続けるには努力が必要です」

ほかに世界中の Google デベロッパー コミュニティにお話ししたいことはありますか?

今、世界は混迷を深めています。人々の声を聞き、人々を支え、人々が立ち上がる手伝いをしましょう。私がそれを始めたとき、まわりのコミュニティはとても協力的で、自分が貢献する以上に助けてもらいました。ありがたいことに私はチャンスをもらいましたが、今は、あらゆる背景の人が同じチャンスを得られるようにすることに時間を使っています。同じことをしてくれる人がいるとうれしく思います」

 

DevFest を開催している近くの Google デベロッパー グループを探す

Google のウェブ テクノロジーや Google Chrome についてもっと知りたいと思った方、DevFest や Google デベロッパー グループ(GDG)に参加してみたいと思った方は、こちらから、お近くで DevFest を開催している GDG を探しましょう。


Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team



パスキーがデバイスに保存されると、ログイン時の自動入力に表示されるので、安全にログインできるようになります。




デスクトップ デバイスでも、近くのモバイル デバイスのパスキーを利用できます。パスキーは業界標準に基づいて作られているので、Android デバイスでも iOS デバイスでも利用可能です。




この方法でログインしても、パスキーがモバイル デバイスの外に出ることはありません。サイトと交換されるのは安全に生成されたコードのみなので、パスワードとは違い、何も漏洩することはありません。

ユーザーがパスキーを細かく管理できるように、Windows と macOS の Chrome M108 以降では、Chrome 上でパスキーを管理できるようになっています。




パスキーに対応する

サイトでパスキーを動作させるには、デベロッパーが WebAuthn API を使ってサイトにパスキーのサポートを組み込む必要があります。私たちは、Apple や Microsoft をはじめとする同じ業界の企業、FIDO Alliance のメンバー、W3C と協力し、何年もかけて安全な認証標準の検討を進めています。

私たちの目的は、ウェブで可能な限りユーザーの安全を守ることです。そのため、パスキーがもたらす未来に期待を寄せています。Chrome がパスキーに対応したのは大きな節目ではありますが、これで作業が終わるわけではありません。このテクノロジーがさまざまなサイトで広く採用されるには、まだ時間が必要です。iOS と Chrome OS でパスキーを利用できるようにするための作業も進行中です。移行が進む今後も、パスワードは私たちの生活の一部であり続けるので、Google パスワード マネージャーを通じて通常のログインの安全性と利便性を強化する作業も続けてまいります。



Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team

Rose Niousha さんは、学生がさまざまな新しい技術を追求できるコミュニティを作りたいと考えました。そして、多様性への情熱から、Google Developer Student Clubs の支部を立ち上げる中で、Women Techmakers(WTM)プログラムの存在を知りました。

早稲田大学で情報理工学を専攻する Rose さんは、学校で学んだことを実際の企業の開発現場やインターンシップですぐに適用するのが難しいと感じている学生が多いことに気づきました。学業で学ぶことと、企業の開発で求められるスキルのギャップを埋めようと考えた Rose さんは、早稲田大学のキャンパスに Google Developer Student Club(GDSC)支部 を設立し、このギャップを埋める活動に取り組み始めました。彼女のリーダーシップは実を結び、GDSC Waseda はわずか 1 年で 170 名以上の現役メンバーが参加する日本最大の支部になりました。本投稿では、Rose さんがどのようにコミュニティで大きな成果をあげ、WTM アンバサダーになったのかを紹介します。

コミュニティでインクルージョンを重視する GDSC Waseda

Rose さんがこのコミュニティで最も重視したのが、ダイバーシティとインクルージョンです。 コアチームのメンバーを選ぶにあたって考えたのは、多様な視点を持てるようにすることと、さまざまな学歴を持つ人に参加してもらうことでした。また、他の専攻の学生も積極的に募集することで、コミュニティで疎外感を感じる人がいないようにしました。その結果、技術系を専攻する人も、そうでない人も参加するようになりました。技術 コミュニティでは珍しく、メンバーの内 47.8% が女性という男女同等の比率が実現しました。

2021-2022 GDSC Waseda コアチーム(日本、東京)

コアチーム結成後、Rose さんは、言語の壁を破ることでさらにインクルーシブなコミュニティを目指すことにしました。そこで、あらゆる背景を持つ学生たちがコミュニケーションを取り合えるようにするために、GDSC Waseda の主言語を英語にしました。早稲田大学は国際色豊かなので、学生が自信を持って英語で専門分野について議論できないという課題にも挑むことができました。また、学生同士の交流も活発になり、語学力の向上にもつながっています。

学生の教育、活性化、つながりに貢献するプログラムを開催

GDSC Waseda では、講演やハンズオン形式のプログラミング ワークショップなど、年間 30 イベントを超える活動が行われ、学生たちはそれを通して Flutter、Google Cloud Platform、Firebase などのツールを実践的に学んでいます。

Flutter セッションでは、ネイティブにコンパイルできるモバイルアプリの作り方を学ぶだけでなく、毎年開催されている GDSC Solution Challenge へ提出できるアプリ開発にも挑戦しました。Firebase セッションでは、ユーザー データベースを扱うバックエンド チームをサポートする方法や、NoSQL データベースの基本を学びました。新しく学んだ技術を導入することで、プロジェクトのスケーラビリティやデータ セキュリティを向上することができました。

GDSC Waseda は他の企業とも連携し、学生たちがコーディングやプログラミング、チーム マネジメント、デザイン思考といったさまざまな領域を体験できるようにしています。こういった体験は、学生がインターンシップ先を見つける際に役立っています。また、IT 業界の実践的な側面について知見を得られるため、文系を専攻している学生が IT 企業で UX/UI デザインや PM といった役割のインターンシップを確保する機会にも繋がっています。

GDSC Waseda のイベント参加者(日本、東京)


リーダーシップの発揮 : 日本から GDSC Solution Challenge に初挑戦

Rose さんは、GDSC リードとして、メンバーが GDSC Solution Challenge に参加することを積極的に促しました。彼女は Solution Challenge への提出を最終目標ではなく、出発点として見ていました。この積極的な姿勢が功を奏し、GDSC Waseda から 4 チームがプロジェクトを提出しました。そして、機械学習を使ったモバイル安全アプリ mimi4me チームが、日本で初めて世界トップ 50 入りを果たすことになりました。受賞後、mimi4me チームはこのソリューションをさらに拡大し続け、アプリを Google Play で近日公開する予定です。


Mini Solution Challenge の受賞チームに証書を手渡す Rose Niousha さん(日本、東京)

また、GDSC Waseda は Solution Challenge 後に Mini Solution Challenge というイベントを開催しました。すべてのチームが提出したソリューションについてプレゼンし、イベント参加者が気に入ったプロジェクトに投票しました。

そして、GDSC Waseda の別の学生チームは、GDSC の経験を活かし、GDSC Keio(慶應義塾大学)の学生と合同で e コマースのスタートアップ企業を設立しました。

これまでの成果を振り返る

Rose さんは、Google 関係のネットワークや LinkedIn などのツールを通して IT 業界で活躍しているたくさんの女性たちと交流するようになりました。国際女性デー(IWD)月間には、何週間も前からイベントの企画をし、何度も講演者と打ち合わせをしながら準備を進めました。IT 業界で活躍している現役女性エンジニアによる有益なセッションを通して、GDSC Waseda に参加し、IT 分野に興味を持つ女子学生が増加しました。現在、GDSC Waseda は、メンバーの男女比が同等の多様なコミュニティを持つことを誇りに思っています。

Rose さんは次のように語っています。「GDSC リードという役割に就くことで、信じられないようなチャンスが生まれました。私の活動の大きな目標の 1 つは、この GDSC コミュニティを通して IT 業界でのジェンダーの壁を打ち破ることでした。そこで、国際女性デー(IWD)月間に積極的にイベントを開催しました」


Rose Niousha さんと、Google デベロッパー コミュニティ プログラムのグローバル責任者を務める Erica Hanson(米国、ニューヨーク州ニューヨーク シティ)

WTM アンバサダーとしてインクルーシブな未来を築く

Rose さんは、Google ジャパンでコミュニティ マネージャーを務める Reisa Matsuda と協力し、多様で包括的なコミュニティを構築するという彼女の情熱を育みました。その過程で、Women Techmakers(WTM)プログラムについての話を聞き、このプログラムが提供するさまざまなメリットを活用することを勧められました。助言や指導を受けた Rose さんは、GDSC リードになって間もなく、アンバサダーとして Women Techmakers(WTM)にも参加しました。


GDSC リード卒業式での Reisa Matsuda と Rose さん

技術勉強会やイベントで活躍する女性スピーカーを育成するためのプログラム、Women Developer Academy(WDA)を修了した Rose さんは、WTM Tokyo が開催した今年の国際女性デーイベントでパネリストとして登壇することになりました。講演では、WDA プログラムでの体験や、WTM の IWD 2022「Progress, not Perfection」キャンペーンに関連する Rose さんのエピソードが共有されました。


Rose Niousha さんと、Google Women Techmakers の責任者 Caitlin Morrissey(米国、カリフォルニア州マウンテン ビュー)

Rose さんは、WTM プログラムの一環として、2022 年 5 月 11 日にショアラインから Google I/O にオフラインで現地参加しました。コロナ禍に活動していた Rose さんにとって、これが初めて参加した対面式 Google デベロッパー イベントでした。


「あまりの規模に驚きました。イベントの最初には、Google の CEO、Sundar Pichai のインスピレーションあふれるトークがありました。さまざまな講演を聞いたり、ネットワーキングし、充実した時間を過ごすことができました。カリフォルニアで多くのすばらしい学生や業界のプロと出会い、ユニークなアイデアを自分の GDSC 支部に持ち帰ることができました」と Rose さんは述べています。

 

お近くの Google Developer Student Club にご参加ください

Google Developer Student Club(GDSC)は、Rose さんのように Google のテクノロジーに関心のある学生向けのコミュニティです。GDSC は 112 か国に 1,800 以上の支部を持ち、技術ソリューションの構築を通じてコミュニティを支える Rose さんのような学生エンジニアをサポートすることを目的としています。Google Developer Student Club コミュニティに参加希望の学生の方は、こちらからお近くの支部をお探しください。または、プログラムのページにアクセスして、ご自分の地域に支部を作る方法をご覧ください

GDSC Japan 公式ウェブサイトはこちらからご覧いただけます

Women Techmakers の詳細

Google の Women Techmakers プログラムは、テクノロジー業界の女性たちに就業サポートやコミュニティ、学習資金を提供しています。Women Techmakers アンバサダーは、コミュニティに影響を与え、すべての女性がテック業界で活躍できる世界を作ることに情熱を燃やすグローバル リーダーです。


Posted by Reisa Matsuda and Takuo Suzuki - Developer Relations Team

私たちが直面している身近な課題の 1 つ 1 つは、新しいソリューションを見つけるチャンスでもあります。Google が毎年開催している Solution Challenge コンテストでは、世界の Google Developer Student Clubs(GDSC)コミュニティが Google のテクノロジーを使って実社会の問題を解決することに挑戦しています。

今年の Solution Challenge の参加者は、人の雇用、経済成長、気候変動対策を推進することを目指す国連の 17 の持続可能な開発目標を実現することに取り組みました。

2022 ソリューション チャレンジ受賞者

Global Top 50 の準決勝進出者と、Top 10 の決勝進出者がこちらに発表されました。Demo Day では、決勝進出者が Google と世界中のデベロッパーに向けてプレゼンテーションを行い、その様子が YouTube でライブ中継されました。

Demo Day では、審査員によるプロジェクトの審査や質問を経て、3 組のグランプリ受賞者が選ばれました。こちらから Demo Day イベントのアーカイブ動画をご覧いただけます。

ここでは、10 組の決勝進出者とそのすばらしいソリューションを紹介します。

トップ 10 プロジェクト

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BloodCall - ギリシャ、ヘロコピポ大学(アテネ)

国連の対応する持続可能な目標 : #3: 健康と福祉の促進

BloodCall は誰でも簡単に献血を行えるようにするソリューションで、Android、Firebase、Google Maps SDK を活用しています。この仕組みを構築したのは、Athanasios Bimpas さん、Georgios Kitsakis さん、Stefanos Togias さんです。

「このアイデアは、2 つの気づきに基づいています。1 つ目は、特にギリシャにおいて、献血したい人は非常に多いにもかかわらず、情報が不十分なことです。2 つ目は、多くの人が SNS で自分や家族が献血を必要としていることを発信していることです。そこから、大きなニーズが存在すると考えました」


Blossom - カナダ、ウォータールー大学

国連の対応する持続可能な目標 : #3: 健康と福祉の促進、#4: 公正な教育、#5: ジェンダー平等と女性の能力強化、#10: 不平等の是正

Blossom は月経に関する正確な情報を若い女性に提供する統合ソリューションで、Android、Firebase、Flutter、Google Cloud Platform を活用しています。この仕組みを構築したのは、Aditi Sandhu さん、Het Patel さん、Mehak Dhaliwal さん、Jinal Rajawat さんです。

「女性生殖器系について家族と話しづらいのは理解しています。そのため、早い時期からそのような会話を始めることができるように、若者向けのアプリを開発したいと思いました。Blossom なら、自分のデバイスで安心して学ぶことができます。自分の体についての知識が増えれば、それだけで自分に自信がもてるようになり、目標 5 のジェンダー平等と女性や女児の能力強化を図ることができるのです」


Gateway - ベトナム、ホア・セン大学

国連の対応する持続可能な目標 : #3: 健康と福祉の促進、#11: 持続可能な都市、#17: パートナーシップ

Gateway は、オープンな COVID-19 デジタル チェックイン システムです。モバイル アプリと連携し、Bluetooth 接続プロトコルで組み込みシステムと通信するオープンソースの IoT ソリューションを通過してチェックインを行います。Angular、Firebase、Flutter、Google Cloud Platform、TensorFlow、プログレッシブ ウェブアプリを使ってユーザーと COVID-19 デジタル チェックイン システムをつないでいます。この仕組みを構築したのは、Cao Nguyen Vo Dang さん、Duy Truong Hoang さん、Khuong Nguyen Dang さん、Nguyễn Mạnh Hùng さんです。

「私たちのコミュニティでは、COVID 関連の技術サポートが十分でなく、未だに問題が起き続けています。ワクチン接種結果の登録は手動(紙)で行わなければなりません。企業やコミュニティにとって、最大の課題は『オフラインに戻る』ことです。混雑している場所では、接触者追跡ソリューションは完全に過負荷状態になっています。オープンソースの自動チェックイン ゲートウェイを作り、より直感的にシステムを使えるようにすることで、混雑を改善したいと考えています」


GetWage - インド、G.H. ライゾニ工科大学(ナーグプル)

国連の対応する持続可能な目標 : #1: 貧困の撲滅、#4: 公正な教育、#8: 人間らしい雇用と経済成長

GetWage は、地方経済で失業や欠員に悩む人々を助けるため、日雇いの仕事を簡単に検索・募集できるツールです。この仕組みは、Firebase、Flutter、Google Cloud Platform、TensorFlow を活用しており、Aaliya Ali さん、Aniket Singh さん、Neenad Sahasrabuddhe さん、Shivam さんが構築しました。

「コロナ禍において、一番大きな打撃を受けたのが日雇い労働者です。ラクナウ(インド北部の都市)のデータから、コロナ前はほとんどの労働者が月に平均約 21 日働いていましたが、ロックダウン後はそれが 9 日に落ち込んだことがわかりました。プネーの町では、月の平均労働日数は 12 日から 2 日まで落ち込みました。このような状況から、雇用者と労働者を繋げたり、労働者の教育を通じて、困っている人々を助けたいと思いました」


Isak - 韓国、順天郷大学校

国連の対応する持続可能な目標 : #3: 健康と福祉の促進、#12: 責任ある消費と生産

Isak は、ジョギングとゴミ拾いを組み合わせることで、ゴミ拾いの効果を高めることを目指すアプリです。この仕組みは、Firebase、Flutter、Google Cloud Platform、TensorFlow を活用しており、Choo Chang Woo さん、Jang Hyeon Wook さん、Jeong Hyeong Lee さん、JeongWoo Han さんが構築しました。

「コロナ禍により家にいる時間が増えたことで、宅配注文が増え、使い捨てのゴミが指数関数的に増加しました。私たちのチームは、ゴミの削減と運動の両方の問題に取り組むことにしました。ジョギングをしながらゴミ拾いをすれば、健康と環境の両方に貢献でき、機能を追加すれば、ユーザーの興味を引いて参加を促すことができると考えました」


SaveONE life - ケニア、タイタ タヴェタ大学

国連の対応する持続可能な目標 : #1: 貧困の撲滅、#2: 飢餓の撲滅、#4: 公正な教育、#10: 不平等の是正

SaveONE life は、生活必需品、食品、衣類、教育関係の品物などを必要としているケニアの孤児院を探し、そこに寄付できるようにする仕組みです。Android、アシスタント / Actions on Google、Firebase、Google Cloud Platform、Google マップを利用しており、David Kinyanjui さん、Nasubo Imelda さん、Wycliff Njenga さんが構築しました。

「キャンパスのそばにある孤児院に行って院長の話を聞いたとき、食品に困っていることを知りました。子どもの学費を含め、十分な食品や水、衣類、教材がなく、栄養失調になっている子どももいます。主な利用目的として考えたのは、キャンパスの周辺にいる人々に、孤児院の場所や寄付の方法とタイミングについてよく知ってもらうことです」


SIGNify - カナダ、トロント大学(ミシサガ)

国連の対応する持続可能な目標 : #10: 不平等の是正、#4: 公正な教育

SIGNify は、すべての人が視覚的に手話を簡単に理解できるようにするインターフェースを提供します。Android、Firebase、Flutter、Google Cloud Platform、TensorFlow を利用しており、Kavya Mehta さん、Milind Vishnoi さん、Mitesh Ghimire さん、Wentao Zhou さんが構築しました。

「世界中の約 7,000 万人の耳が不自由な人が、手話を使ったコミュニケーションを行っています。しかし、手話を理解できる人がいなければ、コミュニケーションに支障をきたします。そのため、耳の不自由な人の 4 人に 1 人が差別を理由に職を離れるという事態になっています。手話を理解できなければ、耳の不自由な人が持つ知識や能力を学ぶ機会を失ってしまいます。手話を学び、職場で耳の不自由な人を雇うことで、権利の平等を推進し、障がいのある人の雇用機会を増やすことができます」


Starvelp - トルコ、イズミル経済大学

国連の対応する持続可能な目標 : #2: 飢餓の撲滅

Starvelp は、食品廃棄と飢餓の問題に取り組みます。Firebase、Flutter、Google Cloud Platform を利用しており、Akash Srivastava さんと Selin Doğa Orhan さんが構築しました。

「現在、非常に多くの人々が栄養不良に陥っています。自分や家族の食料が得られずに苦しんでいる人が多いのは、厳しい経済状況に関係しています。多くの国にたくさんのスラム地域があり、農業に従事するたくさんの人が十分な食料を得ることができずにいます。人々が毎年その影響を受けており、栄養不良により、さまざまな病気にかかっているというニュースを見るのは、大変衝撃的なことです。」


Xtrinsic - ドイツ、アルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク工学部

国連の対応する持続可能な目標 : #3: 健康と福祉の促進

Xtrinsic は、メンタルヘルスの研究と治療のためのアプリで、個人の習慣やニーズに合わせて周囲の環境を調整します。このアプリで目指したのは、ウェアラブル デバイスと TensorFlow を活用して日中や夜中のストレスを検出し、乗り切れるように行動を提案することです。Android、アシスタント / Actions on Google、Firebase、Flutter、Google Cloud Platform、TensorFlow、WearOS、DialogFlow、Google Health Services を利用しており、Alexander Monneret さん、Chikordili Fabian Okeke さん、Emma Rein さん、Vandysh Kateryna さんが構築しました。

「これを思いついたのは、私たち自身がメンタルヘルスの問題を経験したからです。チームのメンバーのうち 2 人が、最近起こったシリアとウクライナの戦争によって直接的な影響を受けました。そして、私たち全員がパンデミックの際にメンタル ヘルス不調を経験し、その困難を通じて難しい状況を克服し、前向きであり続ける方法を学びました。そのノウハウと Google のテクノロジーがあれば、状況を変え、世界をより良くできると信じています」


Zero-zone - 韓国、淑明女子大学校

国連の対応する持続可能な目標 : #4: 公正な教育、#10: 不平等の是正

Zero-zone は、耳が不自由な人々の積極的なコミュニケーションや、読唇術を練習するサポートを行います。活用しているツールは、Android、アシスタント / Actions on Google、Flutter、Google Cloud Platform、TensorFlow です。この仕組みを構築したのは、DoEun Kim さん、Hwi Min さん、Hyemin Song さん、Hyomin Kim さんです。

「韓国では、耳が不自由な人の約 39% が、特別な学校に通っても読唇術を学ぶのは難しいと感じています。このプロジェクトは、耳の不自由な人がいつでもどこでも読唇術を学び、積極的なコミュニケーションが取れるように、読唇術を上達させることを目指しています。このツールは、会話を実践したい耳の不自由なユーザーに平等な教育の機会を与えます。さらに、耳の不自由な人が積極的なコミュニケーションを取ることで、自信を持てます。」


Solution Challenge に参加したい方や、Google Developer Student Clubs (GDSC)についてもっと知りたいと思った方は、ぜひ下記リンクをご覧ください。



Posted by Reisa Matsuda and Takuo Suzuki - Developer Relations Team
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Google は、本日よりデジタルを通じて日本経済・社会の活性化に貢献するスタートアップを対象としたアクセラレーター プログラム「Google for Startups Accelerator Class 5」の募集を開始します。

Google for Startups Accelerator Class 5 では、Google の社員や外部のアドバイザーが、メンタリング セッション、ワークショップなどを通じてスタートアップの成長を支援します。 このプログラムは、デジタルを通じて日本経済・社会の活性化に貢献し、今後スケールする将来性があるスタートアップを対象にしています。

このプログラムは、すでに商品またはサービスを市場に投入し、市場的価値が見込まれ、スケールする将来性があるスタートアップを対象に、これからの成長に備えるためのサポートを提供します。テクノロジーを活用した社会、経済、環境といったさまざまな分野の問題解決への取り組みを加速し、ひいては、スタートアップの成長が日本経済のさらなる活性化につながることを期待しています。

ぜひご応募ください。


Google for Startups Accelerator 活用の利点


Google がスタートアップを支援する理由 :

Google はテクノロジーが社会をより良くしていくと考えています。私たちは社会の大きな課題を解決するためのアイデアを持つスタートアップをテクノロジーの力で支援したいと考えています。

Google for Startups Accelerator が求めるチーム

 下記のテーマで活躍されているスタートアップを探しています!


募集概要


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