5 月 28 日、Google は Polymer ライブラリの 1.0 バージョンをリリースしました。Polymer はウェブ アプリケーション構築についての新しい考え方です。Web Components の上部にシュガーとなるレイヤーを置き、双方向性のあるカスタム要素を簡単に作成することができます。こうした要素を集めて使うことで、ウェブ上でネイティブアプリのような臨場感のあるアプリを作成することができるようになります。
Google では “Developer Preview” リリース後、開発者にとっての使いやすさをそのままに、クロスブラウザのパフォーマンスを向上させるため、ライブラリをゼロから作成しなおしました。新しいライブラリでは、Chrome では約 3 倍、Safari では約 4 倍のスピード改善を実現し、コード量は Developer Preview と比較して 3 分の 1 程度に減らすことができした。
新しいライブラリを使いはじめる
今回、1.0 リリースに合わせて、ドキュメントを含む
polymer-project.org サイトをアップデートしました。主な新機能やアップデートは次のとおりです。
まったく新しく、簡単に使えるデータ バインド システム
カスタム CSS プロパティを使った要素のテーマ化とスタイル化
サポート外ブラウザ向けの軽くて迅速な Shadow DOM シミュレータ
要素間で動作を共有する “Behaviors” メカニズム
Polymer を使うと、高品質な要素をこれまでにないほど簡単に作成できるようになり、アプリで使用したり、他の開発者と共有したりすることができます。
Polymer チームが製作した新しい要素の使い方
Polymer チームが製作した数多くの新しい要素プロダクト ラインを
Polymer elements catalog でご確認ください。ご自分のウェブアプリの製作や機能追加に役立つ要素をブラウズすることができます。要素にはボタン、レイアウト、Google マップ、プッシュ通知などがあります。ウェブで解決したいどんな問題にでも、そのための要素があります(There's an element for that)。
Polymer Starter Kit でアプリを作り始める
Polymer を使ってウェブ アプリケーションを作り始める早くて簡単な方法をお探しであれば、
Polymer Starter Kit をお試しください。Polymer Starter Kit は最新の要素、すぐに使えるボイラープレート、E2E のツール チェインなど、開発からプロダクションの展開まで、さまざまな場面で活用できるため、開発者のみなさんは機能の追加に集中できます。
皆さんがこのリリースを活用し、すばらしいアプリの構築に役立てていただくことを楽しみにしています。
Posted by
Eiji Kitamura - Developer Relations Team
[この記事は Taylor Savage、Polymer プロダクト マネージャーによる Google Developers Blog の記事 "Polymer 1.0 Released! " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
[このブログの元記事は Google I/O 2015 が開催される前の 5 月 28 日に投稿されています。]
5 月 28 日、Google は Polymer ライブラリの 1.0 バージョンをリリースしました。Polymer はウェブ アプリケーション構築についての新しい考え方です。Web Components の上部にシュガーとなるレイヤーを置き、双方向性のあるカスタム要素を簡単に作成することができます。こうした要素を集めて使うことで、ウェブ上でネイティブアプリのような臨場感のあるアプリを作成することができるようになります。
Google では “Developer Preview” リリース後、開発者にとっての使いやすさをそのままに、クロスブラウザのパフォーマンスを向上させるため、ライブラリをゼロから作成しなおしました。新しいライブラリでは、Chrome では約 3 倍、Safari では約 4 倍のスピード改善を実現し、コード量は Developer Preview と比較して 3 分の 1 程度に減らすことができした。
新しいライブラリを使いはじめる
今回、1.0 リリースに合わせて、ドキュメントを含む polymer-project.org サイトをアップデートしました。主な新機能やアップデートは次のとおりです。
まったく新しく、簡単に使えるデータ バインド システム
カスタム CSS プロパティを使った要素のテーマ化とスタイル化
サポート外ブラウザ向けの軽くて迅速な Shadow DOM シミュレータ
要素間で動作を共有する “Behaviors” メカニズム
Polymer を使うと、高品質な要素をこれまでにないほど簡単に作成できるようになり、アプリで使用したり、他の開発者と共有したりすることができます。
Polymer チームが製作した新しい要素の使い方
Polymer チームが製作した数多くの新しい要素プロダクト ラインを Polymer elements catalog でご確認ください。ご自分のウェブアプリの製作や機能追加に役立つ要素をブラウズすることができます。要素にはボタン、レイアウト、Google マップ、プッシュ通知などがあります。ウェブで解決したいどんな問題にでも、そのための要素があります(There's an element for that)。
Polymer Starter Kit でアプリを作り始める
Polymer を使ってウェブ アプリケーションを作り始める早くて簡単な方法をお探しであれば、 Polymer Starter Kit をお試しください。Polymer Starter Kit は最新の要素、すぐに使えるボイラープレート、E2E のツール チェインなど、開発からプロダクションの展開まで、さまざまな場面で活用できるため、開発者のみなさんは機能の追加に集中できます。
皆さんがこのリリースを活用し、すばらしいアプリの構築に役立てていただくことを楽しみにしています。
Posted by Eiji Kitamura - Developer Relations Team