この記事は、Apemanさんの「コピペされ続ける間違い」という記事を参考に書いたものだが、この記事について国家鮟鱇という方から「お詫び」という記事のトラックバックを頂いた。
トラックバックを頂いてつくづく考えさせられたのが、己自身の一知半解ぶりと思考の粗雑さ。
そもそも、考えてみれば、Apemanさんのブログ記事を読んだだけで、浅見説を理解したと勘違いし、論破できると思ってしまった点からして、どうしようもないほど愚かな判断でした…Orz
やっぱり批判するなら、少なくとも原典にあたって、本人の記述を読み、その真意を測ってからでないといけない、ということを改めて痛感した次第。
浅見説が粗雑であると、指摘している本人のほうが遥かに粗雑だったわけで、これはもう言い訳不可能なレベルだと自覚しました。
そんなわけで、本来なら当該記事まるごと削除して、穴にでも入りたい気分ですが、己の一知半解ぶりを自戒するため、当該記事をそのまま残し、このエントリを新たにUPしておくことにします。
(当該記事には、前置きとしてこのエントリのリンクを貼り、あらかじめ後の経過がわかるよう措置しておきます)
しかし、サンヘドリンの規定が、まさか弁護にまわる人間を「役割演技」的に必ずつけないと、その裁判自体が成立しないという「仕組み」だとは気がつかなかったです。
国家鮟鱇さんの記事を読んで始めて理解できました。
(残念ながら私の頭では、Apemanさんの記事及びコメントから読み取れなかったです。申し訳ない。)
ということで、以下のことについて、現時点での私の認識を記しておきます。
・浅見説が、粗雑な批判に過ぎないという批難を完全撤回する。
・ベンダサン説の記述が、サンヘドリンの規定の解釈としては適切でないことを認める。
(ベンダサンの記述は、どんな場合でも「全員一致」=「無効」と受け取られかねない記述であり、誤解を招きかねないものであることを認める。)
・浅見説の正当性については、判断を留保する。
(浅見説が正しいのかどうなのか原典を調べる語学能力が無い為。つまり、この件に関しては自らが判断する能力がないことを自認する。)
まあ、それでも、ベンダサンが「全員一致」→「誤判・無効」の危険性があるということを、「全員一致」=「絶対正義」と考えがちな日本人に示したことは、十分に意義があることだったと私自身は考えております。
(そんなこと言っても、所詮は、引かれ者の小唄ですが…Orz)
そうした判断が正しいか否かは、「日本人とユダヤ人」と「似せユダヤ人と日本人」を読み比べていただいた上で下していただければ幸いです。
読み比べれば、少なくとも私のように恥を晒すようなことはないでしょう。
この件に関して、Apemanさんとは、かなり感情的な応酬をしてしまいました。今回の応酬部分については、行き過ぎ・不適切な発言があったことを認め、お詫びしたいと思います。
そして最後に、今回そうしたことを気付かさせてくれた国家鮟鱇さんにはお礼を申し上げたい。
国家鮟鱇さんの分析は、私のような粗雑な考えと違って、しっかり分析されたもので非常に参考になりました。最低でもここまで調べなければ、こうした問題は論じられないものだなぁと痛感いたしました。
今回の一件で、岡目八目とでもいいましょうか、「第三者の意見というのは本当に大切だなぁ」と改めて感じた次第です。
当人同士では、感情的になることもあり、なかなか気付けないもんなぁ。
大恥は掻いたけど、それでも自分の間違いに気付くことができたのは良かったです。
国家鮟鱇さん、本当にありがとうございました。
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