これは2ちゃんねるに書き込まれていたテンプレらしいのだが、私は愛読している「あるウソつきのブログ」さんの紹介で初めて知った。
このテンプレは、詭弁のパターンを実にわかりやすく分類していて、具体例がないと理解できないことの多い私には、最適な分析である。
例:「犬ははたして哺乳類か」という議論をしている場合
あなたが「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して否定論者が…
1.事実に対して仮定を持ち出す
「犬は子供を産むが、もし卵を生む犬がいたらどうだろうか?」
2.ごくまれな反例をとりあげる
「だが、尻尾が2本ある犬が生まれることもある」
3.自分に有利な将来像を予想する
「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」
4.主観で決め付ける
「犬自身が哺乳類であることを望むわけがない」
5.資料を示さず自論が支持されていると思わせる
「世界では、犬は哺乳類ではないという見方が一般的だ」
6.一見関係ありそうで関係ない話を始める
「ところで、カモノハシは卵を産むのを知っているか?」
7.陰謀であると力説する
「それは、犬を哺乳類と認めると都合の良いアメリカが画策した陰謀だ」
8.知能障害を起こす
「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」
9.自分の見解を述べずに人格批判をする
「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」
10.ありえない解決策を図る
「犬が卵を産めるようになれば良いって事でしょ」
11.レッテル貼りをする
「犬が哺乳類だなんて過去の概念にしがみつく右翼はイタイね」
12.決着した話を経緯を無視して蒸し返す
「ところで、犬がどうやったら哺乳類の条件をみたすんだ?」
13.勝利宣言をする
「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」
14.細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
「犬って言っても大型犬から小型犬までいる。もっと勉強しろよ」
15.新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
「犬が哺乳類ではないと認めない限り生物学に進歩はない」
確かに、私もブログを書いている以上、反論されることも多い。
それがまっとうな反論なら、たとえ自説と全く違っていても、素直に受け止めることが出来るし、考えさせられることも多く、自らの視野を広げるのに役立つから、そうしたコメントがされることは嬉しいし有難くもある。
ところが、詭弁を使った反論は、非常に扱いが難しいんですよね。
そもそも相手を論破してやろうという為に、詭弁を用いるのだろうけど、詭弁を弄する相手は最初から対話しようと全く考えてないから不毛なやりとりになってしまう。しかも、その詭弁に反論する為だけに、多大な時間を要してしまう。
また、それを見ている第三者にとっても、詭弁というのは厄介な代物だと思う。
よくよく見ていないと、きちんと反論できているように見えてしまうし、その反論のどこがおかしいのかはっきり見定めることができず惑わされる結果にもなりかねない。
そんな時に上記のテンプレが非常に参考になりそう。
これを見ていると、過去のApeman先生の主張なんか、ばっちり当てはまるんだよなぁ。
「あるウソつきのブログ」さんでは、上記15条を指針として活用されていると書いていたが、これからは自分もそうしようと思う次第。
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