投稿日:2023-10-24 Tue
8月24日(木)本来今日はパリから1時間半ほどのところにある世界遺産の町Provinプロヴァンに行く予定でした。例のNAVIGOで多分最も遠くまで行ける、ある意味最もお得度の高い日帰り旅行となる筈でした。が、ネットで調べたところ、トランジリアンP線は修理のためか、今週は不通になっていました。代替のバスはありましたが、当然時間がひどくかかってしまいます。念のため出発地点のパリ東駅に行って時刻表を見て確認しましたが、やはりP線は止まっています。そこで急遽、パリの中心の駅Chateletシャトレに行き、そこからRERのA線に乗ってLa Défenseデファンスに向かいました。中世の町プロヴァンから超近代的な21世紀都市デファンスに急遽行き先変更です。
愛用しているパリの地図。パリ20区の全ての道路・公園・広場の名前が出ています。
驚いたことに最新版には公衆トイレのマークまであります。
イチジクの形をしたデファンスの地図: 中央左のLa Défense Grande Archeから右斜め下のMのマークまで遊歩道を歩きました。
Mはメトロの駅、RはRER線の駅、Tはトラムの駅の印です。
Grande Arche グランダルシュ: Arche はアーチまたは門のことです。
イタリア産の真っ白な大理石で化粧が施されています。上階は展覧会場、両側はオフィスです。
見学者は門内に見えるエレベーター(縦の柱)で屋上(ヘリポート)に昇ることができます。
エレベーターの箱は床も含めてガラスでできているので、下りの時には肝試しの感があります。
続きを読む >>
投稿日:2023-10-21 Sat
8月23日(水)NAVIGOを買った最大の理由は、パリ市内の交通(メトロ、パス、トラム)のみならず、イル・ド・フランスの国鉄(SNCF)郊外線も自由に乗れるからです。シャルル・ド・ゴール空港からバスなら16ユーロ、列車なら13ユーロほどかかります。それが一週間乗り放題で30ユーロですから、飛行場から使えばお得度が半端ではありません。
今日の散歩は、そのNAVIGOを最大限に利用してBarbizonの村まで足を伸ばしました。
出発するパリ駅はGare de Lyonリヨン駅です。そこから、パリ郊外線(Transilienトランジリアンと呼ばれている)R線で40分ほど、日本的に言えば急行か特快に当たるような列車に乗りますと、二つ目の駅Fontainebleauフォンテーヌブローに到着します。この駅は世界遺産フォンテーヌブロー城の最寄り駅でもあります。
Transilien ligne(トランジリアン wikiより) 車内(郊外行きだったのでガラガラ)
さすがに世界遺産のある駅、自動改札のデザインも凝っています。
今回はそこからバスに乗り(このバスでもNAVIGOが使えます)、途中のお城はパスして20分ほどでしょうか、有名なフォンテーヌブローの森を過ぎてバルビゾンの村に到着します。到着時間は午前11時頃、予定通りでした。
バルビゾンは、言うまでもなく、テオドール・ルソーやドーヴィニーとりわけミレーなどいわゆるバルビゾン派の画家たちに愛された村です。バスを降りて、村の中心はどこかとキョロキョロしながら歩いていると、やっと一本の美しい道路が見つかりました(La Grande Rue)。
昼食をとったカフェ・レストラン「Le Royal」 「大通り」の風景
続きを読む >>
投稿日:2023-10-09 Mon
我々夫婦は8月20日(日)と21日(月)一泊二日で、ロワール河沿いの町Neversヌヴェールに行ってきました。日本でももちろん世界的にもほとんど知られていないこの町は、パリからほぼ南にまっすぐ日本の特急に当たる電車で2時間ほど下ったところにあります(最初の停車駅)。次の駅は、歴史的には十字軍発祥の地として、現代ではタイヤの会社Michelinミシュランがあることで有名なClermont-Ferrandクレルモン=フェランです。この路線はパリの6大駅から出るのではなく、リヨン駅の東にある小さなBercyベルシー駅を起点として、Auvergneオーヴェルニュ地方いわゆる中央山塊地方・・・低い山々が連なる地域でミネラル・ウォーターVolvicヴォルヴィックが有名・・・に至ります。というわけで、ヌヴェールは地味な町です。行った理由はそこに住む友人を訪ねるためです。
ロワール河から見たヌヴェールの町、中央の建物は大聖堂
映画『HIROSHIMA Mon Amour(ヒロシマ我が愛)邦題「二十四時間の情事」』で登場するヒロインの町としても知られる。
女子高生だったヒロインが、愛するドイツ兵に密会するためにこのロワール河岸を走るシーンがすばらしい。
続きを読む >>
投稿日:2023-10-03 Tue
国際大学都市内の散歩を終えて、空腹を抱えた我ら一行は一路モンパルナスへと向かいました。すでに正午の12時を大幅に過ぎています。あわよくば、前回のブログで紹介した Bouillonブイヨン«Chartier Montparnasse»で昼食にありつけるかもしれない。そんな淡い期待を胸に店にたどり着きましたが、やはり現実は甘くはありませんでした。すでに長蛇の列をなしています。そこで、Boulevard du Montparnasseモンパルナス大通り沿いのレストランを物色して歩き出しました。ところが、たった3件目のレストランで足が止まってしまいました。空腹は何か引力を感じたのでしょうか。我々は«Le Saint Tropez»という地中海のリゾート地の名のついたレストランに吸い込まれてしまいました。女性軍は「マグロのタルタル」(24€)、男性軍は「牛のスカート(横隔膜の筋肉)のステーキ」(38€)を注文し、ステーキ料理でも断固白葡萄酒という御仁はグラスワイン25m(13.50€)を注文、合計75.50€でした。«Chartier»なら同じ値段で色々な料理が食べられたのに・・・とは思いましたが、ここ«サン・トロペ»の料理も美味しかったのでよしとしましょう。
Brasserie La Coupole ブラッスリー«ラ・クーポール»、1927年12月20日に、開店の一代センセーションを巻き起こす。«Le 20(vingt/vin) dissipe la tristesse»二十日=葡萄酒は憂いを吹き飛ばす(=dissiper)。実際その晩大量にシャンパン消費した(=dissiper)。モンパルナス栄光の絶頂期でした。(「Vivre Paris」から引用しております。 https://vivreparis.fr/la-coupole-paris-brasserie-montparnasse/)
続きを読む >>
投稿日:2023-10-03 Tue
今日は土曜日です。土曜日は蚤の市や古本市など概して市が開かれることが多いようです。有名なVanvesヴァンヴの蚤の市も例外ではありません。まずは15区にあるブラッサンス公園(15区)にやって来ました。この庶民的で魅力に富んだ公園はもともと市場と食肉処理場だったところに作られた老若男女、小さな子供まで楽しめる複合的な公園です。詳しくは次のURLをクリックしてください。
https://yuhosha.com/paris/3516/
嬉しいことに、この紹介記事に、公園の名前となった歌手Georges Brassensジョルジュ・ブラッサンスの懐かしい動画・・・しかも筆者の最も好きな歌を歌っている・・・がありました!
食肉処理場だった名残を表す銅像 食肉処理場の屋根をそのまま利用した古本市
続きを読む >>
△ PAGE UP