投稿日:2015-10-24 Sat
フランス旅行の機中、狭苦しいエコノミー席で無聊を慰める手段といったら、なんといっても映画鑑賞だ。とは言っても、何しろ大韓航空だ。なかなか好奇心を刺激するような作品にめぐり逢えるものではない。昨年は、『ベル』とイギリス映画の『ベル』、邦画を一本(福山なんとかが父親の役)と恵まれたほうだった。ところが今年、行きの便には全くろくなのがなかったので、帰りも期待はしなかったが、さいわい、かねてより見たかったフランス映画『エール』(La Famille Bélier)が上映された。音声はフランス語、字幕は英語というやりにくい環境だったが、堪能できた。何しろこの映画の主人公は、Louane といって、オーディションのテレビ番組『The Voice』に出場して、コーチ4人の指示を得た若い(15、6歳)新人だからだ。『The Voice』の準決勝以上に残った出場者の歌唱力のすごさは言うまでもない。彼女、Louane もそこまでは行った筈だ。そのせいだろうか、映画もそういう設定、歌唱力のある女子高生の役を彼女は演じている。ただし、彼女を除いたこの「ベリエ家」の人たち、父親、母親、弟は、全員耳が聞こえない!!!
以下は、日本語での予告編。
https://www.youtube.com/watch?v=dROaqbiDQn4
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投稿日:2015-10-23 Fri
先日(10/20)の検査結果は望ましいものとなった。血液に関してこれといった問題はないらしい。実際、脱力感や倦怠感はなくなったし、体全体に力がみなぎって来たようだ。これならひとまず大丈夫だろう。驚いたのは、先月ひどい数値を記録していたガンマGTPは110台から40台に中性脂肪は600台から70くらいに下がったことだ。ひと月足らずアルコール摂取を控えただけでこれほど改良されるとは・・・
今や、9月以前よりも健康体なのかもしれない。とはいえ、寒さに弱い病気なので、季節がら気をつけねばならない。健康であることのありがたさを、深く感じ入った秋となった。
投稿日:2015-10-10 Sat
10月になり、やっと「優先席でのケータイの電源をお切りください」といううんざりする車内放送から解放される。誰一人(というと、一人や二人くらいいるかもしれないが)、その忠告に従うものがいないという異常な事態がなくなる。それはとてもよいことだ。僕のような、ケータイもスマホも持っていないものでさえも面白くないのに、ケータイやスマホを利用している人にとってはどれほど不愉快であったことか。と思うが、学生にそのことについて聞くと、ほとんど気にしたことがないと答える。みなさん図太いね。ところで、その電源切りの必要がなくなる10月を前にした、9月のある日、こんな車内放送が流れたのには度肝を抜かれてしまった。
「10月から、なんとか(忘れた)の決定により、優先席での電源切りを求めなくなりました。しかし、今はまだ9月ですので、優先席にいらっしゃるお客様には電源を切ってくださるようにお願いします」
胃が悪い人にまたは肝臓のガンマなんとかが高い人に「今月いっぱいはお酒を我慢してください。来月からは少しずつお飲みになっても結構です」というのとは、この優先席での電源切りは本質的に違う。これを放送している車掌さんはどんな人だろうか。どんなセンス、どんなおつむの持ち主だろうか。彼が、シュールレアリスムの人ではなく、四角四面の人ならお付き合いはごめんこうむりたいものだ。
ちなみに、おととい西武池袋線に乗ったら、未だに優先席では電源を切るように放送していた。どうやら、私鉄はそれぞれらしい。
[付記]今日、JRの電車に乗り、車内放送を聞いたが、あいかわらず「優先席では電源を切るように」と言っていた。それでは変わらないということか(あとでわかったが、この10月から混雑時のみ電源を切れということになったらしい)。
ケータイの電源切れと野暮な秋
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