投稿日:2016-05-18 Wed
最近、舛添知事の贅沢三昧についての噂がかまびすしい。今朝の新聞によると、大学時代は貧しく、本当の意味での苦学生であったとか・・・それなのに、なのか、それだから、なのか、ひとたび権力を握るとコントロールが効かなくなり、市民の税金である政治資金にまで手を出し、贅沢をしてしまう。だいたい、彼のパリ滞在が贅沢三昧の不相応な出張だと怪しんでいた。というのも、彼がパリ宿泊で使ったホテルは、オペラ座の隣、あの有名なカフェ「カフェ・ド・ラ・ぺ」の上にある「グランドホテル」だったからだ。しかも、最上のスイート・ルームときている。彼の弁解によると「都知事だから格を落としたくなかった」というようなことをのたまっていた。どうせなら「初めて日本が参加した1867年のパリ万博の折、徳川昭武を団長とする使節団が滞在したホテルだから、東京都知事が使っても当然でしょう」と言えばよい。
もしも知事が、将軍家の弟君と東京都知事の待遇が同等と思っていたら笑止千万だ。この民主主義の世の中、民衆は自らの税金の使い方に敏感になっていることを忘れてはいけない。約150年前の権力者、しかも先進国に初お目見えの極東の権力者は見栄えに気を使わざるをえなかった。現在の権力者は常に市民の立場にあるべきなのだから、彼らにとって謙虚と質素はむしろ美徳であることを忘れてはならない。
投稿日:2016-05-05 Thu
公園を散歩した後、いよいよ待望のレストラン『C by Favy』に行った。なぜこのレストランが「待望」なのかというと、ネット等で、この店が、フランスの『レオン』のようにムール貝のココットを、たった1280円で提供していると知ったからだ。昨年の夏、一緒にパリの『レオン』で楽しいひと時を過ごした甥夫婦を誘って、日本の「ムール・マリニエール」を味わおうというわけだ。さて店に入ると・・・照明が抑えられた、まだ新しい店内は、こじゃれた感じで、『レオン』よりも高級感がありそうだが、こじんまりとしている。我々に張り付いたギャルソンは、まだ開店したばかりだから仕方ないが、接客態度が少しぎこちない。試みにベルギーやフランスの『レオン』のことを聞いたが知らないという。あの有名なムールの店を知らないなんて、と驚いたが、まあ、そんなものかと思い直し、注文する。
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投稿日:2016-05-03 Tue
昨日は、西新宿のレストランへ食事に行った。6時過ぎの予約だったので、その前に都庁から新宿中央公園へと散歩をした。巨大なカテドラルのような都庁の足元に、素敵な彫像が半円形に並んでいる。そのひとつひとつを見て歩くと、フランスの街を彷彿とさせるなかなかの作品であることがわかる。朝倉響子、佐藤忠良、淀井敏夫の作品は以下の通り。朝倉響子「Mari」 佐藤忠良「早蕨」 淀井敏夫「Epidauros」
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投稿日:2016-05-02 Mon
毎日新聞の日曜版に、松尾貴史という放送タレントが『ちょっと違和感』というコラムを書いている。いつ頃から書いているのか、いつ頃から「ふむふむ」と思うようになったのか、あまり定かではないが、僕が感じる違和感(松尾氏のようにちょっとではないが)をそこに見いだすことが多くなった。例えば昨日のテーマは「政治家の『防災服』」についてだった。要するに、災害時における政治家のものものしい防災服姿のことだ。松尾氏は、彼らの防災服は心配しているふりをしている防災服としか思えないと言っている。それならば、一着いくらのものだから、その分を被災地に寄付すればよいだろう。というわけだ。
全くその通りだ。首相や大臣、政治家たちは、災害時にテレビに出たり、記者会見場に姿を表すと、判で押したように防災服だか作業服に身を固めている。本当にあの滑稽さはやめてほしい。まさに、うわべだけの同情そのものだ。もし、本当に同情しておっとり刀で駆けつけるなら、普段着を着てきなさい、と言いたい。たいした作業もしないのに、格好だけつけないでほしい。
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