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石田明生

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シャガール美術館(1)
マントンからバスに揺られること約1時間半、次の宿泊地ニースに到着。宿に着くと荷を解く間も惜しんで、シャガール美術館に向かった。
美術館は、町の背中の部分にあたる丘の上にある。登り坂を20分ほど歩くと、瀟洒な別荘地帯に入るが、美術館はそのとば口にある。

美術館 シャガール美術館


 白い平屋建ての建物が、緑の中に広がっている。館内は、さすがにシャガール自身が設計にかかわったというだけあって、美術館の規模のほどよさ、光の案配が申し分ない。そしてなによりも階段での上り下りのないワンフロワーなのはすぐれている。

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美術鑑賞 | 05:27:59 | Trackback(0) | Comments(0)
雪の朝
 17日未明

 いつもの早起きで、うんざりしながら起き出してみるとビックリ仰天。いくら寒いからといって、これはないでしょう。なんと、窓の外は雪景色!!!
 長く生きて来て、こんなことは初めてだ。
 フランス革命の年(1789年)や、天明の飢饉の年にはこんな天候不順があったのだろうか。宮沢賢治の詩ではないが、まさに「寒さの夏」だ。この一種の自然災害をなんとか現代の英知で乗り越えて欲しいものだ。それにしても、春を待ちかねていたホームレスの人たちはどんなに寒がっていることか。花見のあとに雪なんて。

夏雪
車に雪が積もる。


 今年が平穏な年でありますように・・・

雑感 | 05:18:41 | Trackback(0) | Comments(0)
南フランスの町マントン(2)
 作家ギー・ド・モーパッサンは、1883年に『女の一生 Une vie』、85年に『ベラミ Bel-ami』を発表し、短編作家のみならず長編小説家としての地歩も築き、押しも押されもせぬ大作家となった。が、眼疾と梅毒に犯された彼の晩年・・・といってもまだ38歳くらいのことだ。というのも41歳で発狂し43歳で他界したから・・・は、孤独とペシミスムの色合いを濃くしていった。そんな生活の中で、愛用のヨット「ベラミ号」で地中海を漫遊するのは彼にとって最大の快楽だった。

Plage du Casino
マントンの浜辺 Plage du Casino
この浜辺に注ぐ川がひとつあり、暗渠から出て来るが、その水は清水のようにきれいだった。


Plage du Casino 2
Plage du Casino
防波堤は日本のようにテトラポッドではなく、自然の岩石が使われていた。


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フランス旅行記(2010年春) | 11:07:18 | Trackback(0) | Comments(2)