投稿日:2010-04-20 Tue
マントンからバスに揺られること約1時間半、次の宿泊地ニースに到着。宿に着くと荷を解く間も惜しんで、シャガール美術館に向かった。美術館は、町の背中の部分にあたる丘の上にある。登り坂を20分ほど歩くと、瀟洒な別荘地帯に入るが、美術館はそのとば口にある。

白い平屋建ての建物が、緑の中に広がっている。館内は、さすがにシャガール自身が設計にかかわったというだけあって、美術館の規模のほどよさ、光の案配が申し分ない。そしてなによりも階段での上り下りのないワンフロワーなのはすぐれている。
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投稿日:2010-04-05 Mon
作家ギー・ド・モーパッサンは、1883年に『女の一生 Une vie』、85年に『ベラミ Bel-ami』を発表し、短編作家のみならず長編小説家としての地歩も築き、押しも押されもせぬ大作家となった。が、眼疾と梅毒に犯された彼の晩年・・・といってもまだ38歳くらいのことだ。というのも41歳で発狂し43歳で他界したから・・・は、孤独とペシミスムの色合いを濃くしていった。そんな生活の中で、愛用のヨット「ベラミ号」で地中海を漫遊するのは彼にとって最大の快楽だった。
マントンの浜辺 Plage du Casino
この浜辺に注ぐ川がひとつあり、暗渠から出て来るが、その水は清水のようにきれいだった。

Plage du Casino
防波堤は日本のようにテトラポッドではなく、自然の岩石が使われていた。
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