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石田明生

Author:石田明生
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ミュゼ・フラン=マソンヌリー(フリ-メ-ソン資料館)
 この度のパリ滞在の目的の一つは、パリの「キャデ(カデ)通り」(9区)にある「グラン・トリアン Grand Orient(大東社)」に行くこと、もちろん可能なら中を見学することでした。
 幸いなことに両方が実現しました。

定規.JPG
フリーメーソンのシンボル、「自由・平等・友愛」と「フリジア帽」(赤い色をしています)

 グラン・ラル-ス百科事典によると、「グラン・トリアン」は1848年の「二月革命」の標語「自由・平等・友愛」を自分達の標語とした、としています。
 確かに「二月革命」はグラン・トリアンにとって重要な転機だったようです。

マリアンヌ.jpg

グラン・トリアン(大東社)の象徴であり、自由と共和国の象徴「マリアンヌ」像、フリジア帽をかぶっています。

 フリーメーソンというと、日本ではなんとなくおどろおどろしく感じる人が多いようですが(先般大ヒットした小説もそんなふうに扱っていました)、どちらかと言うとお金持ちの友愛と互助精神の団体、という感じです。日本人では、西周が最初のメーソンだったそうです。

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パリ旅行記(2007年) | 16:51:10 | Trackback(0) | Comments(5)
光の画家、ジョルジュ・ラ・トゥール
 ラ・トゥールについては説明の用もないだろう。もっとも人気の画家だ。とくに、か細い光に浮かび上がる人物の描写は他に類を見ない。

ラ・トゥール.JPG
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593-1652)【聖アンヌの聖母マリアへの教育】

 聖アンヌはマリアを処女懐胎した、というのがカトリックの教えらしい。ということは、マリアもイエスを処女懐胎したから、処女懐胎はニ代続いたことになる。
 アンヌは穏やかに、静かに娘のマリヤに教育を施す。おもしろいことに聖書の時代にはなかったはずの書物を、しかもまだ絶対にあり得ない聖書(絵画の世界ではいつもゆるされるアナクロニスム・・・もっとも「旧約聖書」なら別だが)を用いていることだ。もちろん衣装等、まわりの環境も17世紀になっている。

63.jpg
【聖アンヌの聖母マリアへの教育・部分】

 リュミエール(光)は知性を意味する。ロウソクの炎の光を透かす手は、そのままマリアの知性を象徴しているのだろうか。

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美術鑑賞 | 22:50:00 | Trackback(0) | Comments(3)
手が語りかけるもの・・・ル-ヴル再訪
 この度、またルーヴルを見学しました。入館料8.5ユーロを支払ったのは、ずいぶんと久しぶりのような気がします。さすがに今回は短い滞在でしたので、第一日曜日(ル-ヴル無料の日)はありません。
 その分、見るものはしっかり見なければ、そんな思いの美術館巡り、行きつ戻りつし、細部に気をつけて写真を撮ってみました。


I. クェンティン・マセイス(1465/66-1530)
マセイス.LPG
クェンティン・マセイス(フランス語読みはカンタン・マシス)作『両替商とその妻』

マセイス手.JPG


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美術鑑賞 | 09:53:06 | Trackback(0) | Comments(2)
春分の日
 昨日、フランスから帰って来ました。十日ばかりの短期間の滞在でしたが、徹底的にパリにこだわり続けて、フランス語表現を用いれば、LECHER LA VITRINE(「ウィンドー・ガラスをなめる」→「ウィンド-・ショッピングをする」)ならぬ、LECHER LE PARIS というところでしょうか、街角、美術館、博物館、店、人、などなど約千枚ほど写真におさめて来ました。まとまりましたら、いずれ紹介させていただくつもりです。また、もちろんCD、DVDも経済の許す限り、買い求めて来ました。歌手たちもいずれ・・・
 ちなみに、この瞬間は、以前『もしも僕が大統領だったら』という曲を紹介したことのある、ルノルマンのその後の曲(?)を聞いています。これはどちらかというと、この前お惜しくも亡くなってしまったピエ-ル・ドラノエへの追悼の気持ちでもあります。というのは、ルノルマンはドラノエとのコラボがとても多かったからです。
 LA SOIREE DES ENFOIRES 「LA CARAVANE DES ENFOIRES(2007)」『愚か者たちのキャラバン』も買って来ました。これまたいずれ・・・
 さあ、いよいよ新学期に向かって出発です。

その他 | 23:13:07 | Trackback(1) | Comments(4)
春のパリ
 明日、3月8日(木)、つまり僕の結婚25周年の日の次の日にパリに向けて出発します。ですから、今日は「赤飯」で、銀婚式を祝いました。
 というわけで、明日から、10日間ばかり、ブログを休ませていただきます。戻ったあかつきには、また、新しい(古い)パリを紹介させていただきます。音楽?もちろん、CDとDVDをあさり歩きます。
 A BIENTOT!

その他 | 21:40:03 | Trackback(0) | Comments(7)