投稿日:2020-09-17 Thu
今日は妻の誕生日だった。誕生日なら誕生日らしく何かプレゼントでもすれば良いのだろうが、齢も玄冬の真っ只中となれば、物質的プレゼントなどなんの興味をもたないだろう。少なくとも夫である僕はそうだ。断捨離をして所有物を減らしたいと思っているのにさらに増えるなんて・・・おそらく妻も同様だろう。となれば、すぐ浮かぶプレゼントは、どこかレストランでの食事ということになる。実際そうしようということになった。が、今年は例年と全く環境が違う。マスクをして電車に乗り、東京まで繰り出してどこかそれなりのレストランに行く気が全く湧かないのだ。Covid 19 はこんなところにも影響を与えている。
結局近くの「不二家レストラン」に行くことにした。僕はこの地に40年ほど住んでいて、30年ほど前にはこのレストランはできていたが、まだ一度もここで食事をしたことがない。訊くと妻も同様だった。
入り口にはあい変わらずペコちゃん人形が立って、客を迎えていた。
妻は牛肉料理で僕はカキフライを注文した。ビールで乾杯しようとしたが、ジョッキビールしかおいてない。とても飲みきれないので(飲むと料理を食べきれなくなるので)、ビールは諦めて水で乾杯をした。仕方ない、今晩家で飲めば良い。
注文の品が来て、食事をしようとすると、テーブル上に「誕生日の方へ」とメッセージがあり、デザートやら割引やら、誕生日の人にいくつかの特典をあげている。妻に、誕生日を証明するものを持って来たかどうか尋ねると、否とのこと。それでも、ウェイトレスの人に訊くと、その場合、割引はダメだがデザートは良いとのことだった。早速お願いした。
食後、「お誕生日おめでとう」と書かれた旗のついたアイスクリームがやって来た。妻はアイスクリームを平らげたが、旗は持ち帰らなかった。残念なことをした。あれがあれば、夕食時にもう一度使えたのに。
カボチャ・スープとスペイン・ワインのささやかな夕食となった。
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