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石田明生

Author:石田明生
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文学雑感、旅行記、翻訳などを載せています。

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図書館通い
 最近は,図書館通いをしている。もっと以前からしていればよかったのだが,なにしろ,花粉が怖くて、家から外に出る気がしなかったのだ。そこで,ついに対抗策を講じることにした。
 僕が花粉を恐れるのは,鼻や喉というよりも,眼がやられてしまうからだ。眼がしょぼしょぼし,涙が出て,かゆくてかゆくてたまらなくなる。そこで,一計を案じた。すっかり眼を覆う眼鏡を買えばよいのではないか。
 先日,近くの量販店に行く。そのような眼鏡,僕のイメージでは水中眼鏡のようなものがあればいいけれど、あの丸い水中眼鏡では、恥ずかしくて,付けて歩けないだろう。むしろ、オリンピックの競泳選手が付けている小さな眼鏡があればよいが・・・店に入って,探していると,ちょうどおあつらえ向きの品物があった。ちょっと鋭い顔つきになるサングラス様のものだが,これならあまり恥ずかしくない。よく見ると,スキーのゴーグルだった。あまり種類がなかったが,顔に合いそうなものを一つ買った。1775円ほどであった。
 さっそくそれを付けて図書館に行った。気のせいか,確かに眼の負担が少ない。欠点は,近眼用の眼鏡をかけることができないので、裸眼と同じということと,眼からだろうか,蒸気が出て,眼鏡が曇ってしまうことだ。もちろん曇ったからといってはずすことはできない。少々怖いけれど,そのまま自転車に乗る。
 というわけで、毎日午後になると、毛糸の帽子をかぶり,ゴーグルをかけて,自転車に乗って図書館に行く。ちょっと見は、コンビニ強盗でもしそうな格好だが、マスクをしていないだけましだろう。

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日常スケッチ | 17:54:25 | Trackback(0) | Comments(0)
昭和記念公園・・・節分草
 昨日は、妻に誘われるまま昭和記念公園に散策に行った。どんよりとした空で,決して最高の散歩日和ではなかったが,風がないだけましだった。こんな冬空の下,ねらいは「節分草」と「梅」だ。
 まずは西立川まで行き,そこから公園に入った。入場料は大人400円なりで,65歳以上は200円なりで子供並みだ。ケチをつけたくなるが,子供と年寄りは無料でもよいのではないだろか。そのために、年寄りと子供の入場者が増えたからといって,商品を販売するのと異なり,減るものでもあるまいに。それよりも園内がにぎやかになり,飲み物やソフトクリームが売れたほうがよいと思うが・・・
 などと、すぐにケチをつけるのが僕の悪い癖だ。フランスの場合、基本的に公園、庭園は無料であることを知っているから、つい文句を言いたくなるのだ。税金や予算の問題等いろいろあって、日本では無理なのだろう。
 少し行くとレストランがあった。そこのメニューを見たが,びっくりした。なんと,スパゲッティー・ナポリタンが900円もするのだ。今時、いや昔から、ナポリタンが900円するなんて聞いたことがない。たぶん,お役所仕事的なレストランなのだろう。売れなくともかまわない,と言うことか。それとも,腕利きのシェフが最高級の素材で最高級のナポリタンを提供しているのだろうか。まさかゆでておいた麺をトマトケチャップでからめたたぐいではないだろうな(立川駅出口のほうにのレストランにはミートソースがあった。やはり900円だった)。
 公園にやって来たのは、レストラン調査のためではなく,花や景色を見るためだった。そう、寒々とした空の下ではあったが,景色はとてもきれいだった。それに清潔そうなトイレがいたるところにあるのもサービスがよい。

日本庭園
日本庭園
曇り空ではあったが、よく手入れの行き届いた庭園が美しい。


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日常スケッチ | 16:11:45 | Trackback(0) | Comments(0)
グァム島の痛ましい事件
 グァム島で痛ましい事件が起こった。この島は,たぶん,近くて(約3時間半くらい)、暖かくて(常夏?)、物価も安いのかな?・・・・きれいで安全で、日本人にとって身近な保養地なのかもしれない。8割ほどが日本人観光客で、年間90万人もいるそうだ。もっとも、アメリカ本土の人たちにとっては太平洋側なら,手前にハワイがあるし,エキゾチスムを味わうなら,バリ島やマレーシヤがある。ニュースの映像を見ると、白人の観光客は少なそうだ。
 こういう自暴自棄的な犯罪はどこでも起こりうるので,たぶん,アメリカやグァムという地域性・社会性は関係ないだろう。死刑制度がないので,死刑になりたくてやったという,日本的な犯罪でもなさそうだ。まして、日本人に恨みを持ち,標的にしたとは思えない。動機についてはおいおいつまびらかになるだろう。
 この度の事件で一番ビックリしたのは,グァム島独特なのか,アメリカ的なのかわからないが,チャド容疑者の「保釈金」なるものが事件から日が経たないうちに、金額まで出て来たことだ。2億8千万(円かドルか忘れた。たぶん円だろう)だそうだ。もちろん,前代未聞の金額だそうで,払える能力などあるはずがない。しかし、驚くのは,言わば無差別殺人の容疑者にどんな金額であろうが,「保釈金」なるものがあることだ、あるいは話題になることだ。それとも保釈の意味が日本と異なるのだろうか。日本では,保釈金を裁判所(かな?)に払って,裁判まで,もしくは裁判中、仮釈放されると言うことだ。もしそうなら、動機もなにもわからない,無差別殺人の容疑者でも、保釈金を払えば仮釈放されるということになってしまうではないか。
 日本でも,秋葉原事件や付属小学校乱入殺人事件などがあったが、「保釈金」のことなど一言も出なかった。しかし,一番不思議なのは,保釈金の金額を聞いたニュースの司会者やコメンテーターがその不思議さを問題にしないことだ。

雑感 | 11:34:21 | Trackback(0) | Comments(0)
ラーメン作りで,鍋のふたが破裂する。
 今日の昼食は先日買ったつけ麺だ。このつけ麺には、スープがついていない。そこでラーメンスープを作るかたわら,ゆで麺用の湯を沸かす。こんな時,まさにルンルンの気分だ。薬味ネギを刻み、中華スープ用のだしを入れ,塩・こしょう・醤油で味を整える。豆板醤を入れて少しぴりっとしよう。
 とこうするうち、お湯が沸騰したので、生の中華麺をぱらぱらと入れて4分ほどゆでる。袋の作り方によると、温かいつけ麺にするには、4分ゆでて、そのあと水で一度洗い,また熱湯に入れろとある。そこで頃合いを見計らって、さっと麺をざるに移し、水で洗う。その洗った麺をすばやくお湯の入った鍋に入れる。当然鍋の湯は温度が下がり、なかなか沸騰しない。そこで,短気を起こして付属のふたを鍋にした。このほうがはやいだろう。また気分がルンルンになる。もうすぐ出来上がりだ。とその時,パンと爆発音がした。何だろうとレンジを見るが一瞬なにが起きたかわからない。
 麺をゆでているガラスのふたが破裂して一部吹き飛んでいたのだ。思わず,ふたの真ん中のつまみをつまむと、ぼろぼろとつまみだけとれてしまった。さあ、たいへんだ。布巾でふたを抱え込むように取ると,なんとなんと、ガラスがぼろぼろ落ちるではないか。ガラス破片は鋭さがなく(さすがです)、自動車のフロントガラスのようにあられみたいにくだけた。初めての体験だ。写真写真・・・

くだけたふた
自動車のフロントガラスのように、ガラスがくだけた。
真ん中の小さな金属はふたの息抜きだ。ちゃんと穴があいていたのに・・・

 ゆでた麺を水に入れ,手で麺をつまみ上げ,もう一度熱い湯に入れた。お湯の中には比重の重いガラス片がビーズのようにころがっていた。
 少しゆで過ぎの感はあったが、おいしかった。

日常スケッチ | 15:53:09 | Trackback(0) | Comments(0)
映画『96時間』とフランスのアメリカ人好き
 先日、『96時間』という映画をテレビで放映していた。フランス映画で,しかもパリが舞台ということなのでしっかり見てしまった。脚本はあのLuc Besson、要するに『トランスポーター』の作りと同じのりで,監督はPierre Morel、ドンパチ映画だった。不思議な題名だなと思ったら,原題は Taken ケベックでのフランス語題名は L'enlèvement だった。つまり「拉致」「誘拐」といった意味だ。それを「96時間」としたのは,誘拐されて96時間以内なら助けられる,という情報をつかんでいたからだ。残念ながら,映画の流れの中で、「96時間」というタイムリミットはそれほどの重要性を持っていなかったので,タイトルにするほどの重みはなかった。というのは、もしも娘の解放までに96時間以内だったとしても(そうだったかも知れない)、娘が生き残っていたのは単なる偶然だったからだ。一緒に拉致された友人のアマンダはたぶん薬漬けになって死んでいたのだろう。二人の容姿にほとんど差がないことから、主人公の娘のほうが商品価値として高いのは,ヴァージンか否かということでしかない。実際、アルバニアのマフィアのひとりはそう言っている。


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雑感 | 11:28:36 | Trackback(0) | Comments(0)
津波情報の判断の見極め
 昨日,ソロモン諸島のほうで大地震があった。毎度のことながら,津波情報がテレビのテロップで表れた。NHKでは,ピークと言われた19時台を過ぎても消えることなく,ずっと解除の22時頃まで,避難勧告とともに画面にあったようだ(ずっと見ていたわけではないので確認していない)。
 それにしても,この津波情報,何とかならないものだろうか。慎重の上にも慎重にということだろうが、たった,10から20センチほどの高さの津波を延々と画面に表し続けるのは、非難住民にとってどれほどの苦痛だろうか。早くしっかりと見極めて,安全宣言を出せないものだろうか。
 思えば,大震災(3.11)前にも,そのようなことがなんどもあった。テレビ番組を変更して,結果としてたいした津波でもないのに,何時間もテロップを貼っていたこともあった。仄聞ではあるが,3.11の大津波のとき、津波情報を流しても,またいつものことだと油断したのも被害を大きくした原因だったとのことらしい。
 昨日のテレビニュースでは,「大震災以来、住民は避難情報に敏感になり,迅速に避難できた」と評価していたが、それはどうだろうか。たいした津波ではないのに、なんども仰々しく避難しているうち、慢性化してしまうことはないだろうか。
 津波情報はきわめて大事なものだ。だからこそ、本当に危険かどうか早い見極めが必要なのだ。

雑感 | 10:07:40 | Trackback(0) | Comments(0)
テレビ放映しない権利
 今柔道界が騒がしい。思えば,体罰問題が全国的レベルに達したのは大阪の市立高校での痛ましい事件からだった。柔道界に限っていえば,昨年の「内柴事件」という破廉恥な犯罪(まだ控訴中なので犯罪と言えるかどうかわからないが,何らかの罪を犯したことには違いない)から、ハラスメント問題は起こっていた。
 この度の女子柔道家たちの訴えはいちいちもっともだし,それに対するJOCの対応のふがいなさには、どなたでも怒り,あきれかえっていることだと思う。
 そして,今日の新たな声明である。それによると、昨年五月に行なわれたロンドン五輪代表発表の際、JOCは候補選手を一堂に集めて,代表を発表したというのだ。しかもそれをテレビ中継したというのだからあきれる。あのJOCの人たちには,人情とか思いやりとか、相手の立場に立ってものを考えるという心遣いはひとかけらもないのだろうか。
 今日テレビでそのニュースを見ていたら、ニュースキャスターやらゲストやらが,「そういえばテレビでそれを見たとき何ともいえない気持ちになりました」等々、わいわいのたまっていた。
 しかし,僕は言いたい。その発表のとき、そのテレビ関係者は「どうしてテレビ中継を拒否しなかったのか」。残念ながら,その模様を僕は見なかったし,番組そのものを知らなかったが,もしも,発表待ちしている候補選手たちを、他者を慮って喜びをかみしめ、悔しさをひた隠すまな板の上の鯉のような立場の選手たちを画面に映し出していたなら、それはあまりに残酷というものではないか。今頃になって,彼らテレビ関係者は憤慨している。なぜそのとき,テレビ中継拒否という形で抗議しなかったのか。テレビ放映する権利はもちろんあるだろうが,放映しない権利もあるのではないか。
 少なくとも,当時を悔やんで反省の念を表明してもいいのではないか。それどころか、みごとに,もののみごとに彼らはJOCに対する怒りの中に身を隠していた。なんと都合の良い人たちだろうか。

追記 : これを書き終わってから,YouTubeで代表選手発表の模様を見た。選手たちの表情は葬式の時よりもひどい苦悩に満ちていた。しかもあろうことか,吉村という委員長は男子選手の発表時に、「平岡」という選手の下の名前が読めず,失笑を買い、それを冗談めかしてごまかし、笑っていた。
 名前の発表の度に,カメラを選手の顔に向けていたが、やはりあれは残酷だった。百歩ゆずって、会長・監督の発表シーンの放映はよしとしても、読み上げられた候補選手をいちいち映すことは拒否すべきだったと、あらためて思う。
追記2 : 先ほど,フジテレビが昨年の発表会放映に着いて「配慮が足りなかった」と発表した(ネット上で知る)。

雑感 | 17:40:26 | Trackback(0) | Comments(0)