投稿日:2012-06-18 Mon
昨日は「父の日」だった。一人息子が、ささやかな給料から幾ばくかの金子を割いてぶどう酒を買ってきてくれた。そのぶどう酒、どういうわけか珍しいギリシャの白だった。すぐにも飲みたいのを我慢して、冷蔵庫で一晩寝かせ、今晩飲むことにした。勝手気ままな父親でも、父の日にプレゼントがもらえるなんて、ありがたいことだ。翻って、自分は父に何かプレゼントをしたことがあったろうかと考えた。父は僕が21歳のとき、現在の僕の年齢で他界した。その当時「父の日」は知られていなかったような気がする。少なくとも我が家にそういう風習はなかった。もしあったなら、僕は末っ子だったので兄や姉から何らかの指示をうけた筈だ。
僕の哀れな父は僕が学生の時言わば急死してしまったので、子供のほうから、どんな形にせよ、感謝の念を表すことができなかった。それから40年、父となった今「父の日」にプレゼントをもらい、亡き父のことを思い出す。
父の日を祝ってもろうて父偲ぶ
投稿日:2012-06-03 Sun
先月末に信じられないようなニュースがあった。《松山市の日浦小(小野誠一校長、児童数44人)が、24日から1泊2日で予定していた北九州市などへの修学旅行を延期したことが分かった。北九州市が東日本大震災の被災地のがれきを受け入れたことで、保護者が「子供たちを行かせるのは不安」と反対したため、行き先を変更する方針を決めた(5/24)》
最初、児童の保護者6人が反対したためとあったので、他の親はどういう反応をしたのだろうといぶかったが、旅行参加人数が6人とあった。つまり、保護者全員というわけだ。校長が「総意」のためと言っているのはこのことだったのだ。
それにしても、情けない親にくわえて、情けない教育者がいるものだ。こんなときこそ、子供たちに人の優しさや絆を教え、示すべきなのに・・・逆に大人のエゴイスムや非情さを子供たちに押し付けようとしている。
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