投稿日:2006-04-24 Mon
90年代、シャネル、ソニヤ・リキエル、クリスチャン・ディオールなどのマヌカンとして活躍していた、カルラ・ブルーニ(Carla Bruni)は2002年、自作の詩と曲を集めてアルバムを発表しました。すると、知性的なしゃれた詩句と、囁くような歌い方でたちまちシャンソン界のトップスターに躍り出ます。《次のURLをクリックすると「Tout le monde」聴くことができます》
http://www.youtube.com/watch?v=b5en2aQAZ1Y
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投稿日:2006-04-17 Mon
新学期が始まり、一週間が経ちました。そして今年もまた教室内で新たな出合いが始まりました。僕にとって期待と好奇のまなざしを全身に浴びる一週間でした。学生たちはむさぼるような目で僕という人間を査定します。その圧倒的なまなざしは毎年のことながら人生にめりはりを付け、緊張感を与えてくれます。また、昨年度一月以来の懐かしい顔に再会した一週間でもあります。再度僕の授業に顔を出してくれるなんて・・・ものすごく有り難いことなんだ・・・まったく教師冥利につきます。
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投稿日:2006-04-10 Mon
2005年の好感度ナンバーワンに選ばれたのは・・・予想通りと言ってもいいかも知れません・・・テニスの元世界チャンピオンにして、アフロ・レゲエの歌手ヤニック・ノアでした。アフロ・レゲエとは、ヤニック・ノアのようなブラックアフリカンのレゲエのことで、カリブ音楽と中央アフリカの音楽の混合(メティス)です。下をクリックすれば聴くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=XfYzRCQ3ZpA
彼はカメルーンの父とフランス人の母親との間に1960年にフランスで生まれました。恵まれた天性の運動神経を生かして(父親はプロサッカー選手でした)、たちまちテニス界のプリンスとして頭角を表し、1983年ついにロラン・ギャロス(前仏オープン)で優勝します。ちなみにそれ以来男子シングルの優勝者はフランスにいません。シングルで世界ランク3位、ダブルス1位の成績を残しました。
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投稿日:2006-04-05 Wed
『多神教と一神教・・・古代地中海世界の宗教ドラマ・・・』本村凌ニ著(岩波新書)興味あるタイトルに惹かれて、この新書をひもといてみた。
まず、問題提起の仕方がうまい。あの有名なポンペイの遺跡にある公衆浴場の脱衣所に描かれた春画とも言うべき男女の卑猥な体位図から筆を進め、次になんとそれが後で塗りつぶされた形跡がある、と言うのだ。なぜその卑猥な絵は塗りつぶされたのか。紀元一世紀のポンペイの町に住む人たちにどんな心性の変化があったのだろうか。
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投稿日:2006-04-05 Wed
今回は、フランス20世紀を代表する大詩人、ルイ・アラゴンの詩を紹介します。この詩にシンガーソングライターのジャン・フェラが曲を付けて歌っています。詩はもちろんのこと、メロディーとフェラの声がすばらしい。https://www.youtube.com/watch?v=MO5d3cyZBLA
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投稿日:2006-04-03 Mon
フランス南部の都市トゥールーズ出身のヒップ・ホップ5人組グループ、KDD(Kartel Double Detente)のラップを紹介します。幼馴染みだった彼らは、1994年に二十歳そこそこでデビューしました。以来、彼らはフラストレーションや怒りをエネルギーにして、ヒップ・ホップにしていきます。なお、フランスのラップと昨年の暴動とについて詳しく知りたい方は、陣野俊史氏の書『フランス暴動・・・移民法とラップ・フランセ』(河出書房新社 1200円)をお薦めします。KDDについても言及されています。https://www.youtube.com/watch?v=oJ_x1yRyATA
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