投稿日:2010-10-03 Sun
10月3日(日)先日また例によって朝の忙しい時間に『朝ズバ』を見ていたら、みのもんたが「目のつけどころ」というコーナーで、中国外務省の報道官の女性を取り上げていた。尖閣諸島問題の時に、「日本側に謝罪と賠償を求める」と言った、あの女性報道官のことだ。
みの氏によると、彼女が卒業した外務省系大学は、外務畑の超エリートが入る難関校だそうだ。なにしろ、受験資格に身長制限まであるのだそうだから、ぶったまげてしまう。なんでも男子は170センチ、女子は160センチ以上でなければ受験することができないらしい。べつに僕が身長168センチのために受験できないからひがんで言うわけではないが、ずいぶんとけしからん大学が世界にはあるものだ。外務省の役人の仕事と背丈の高さはそれほど重大な関係があるのだろうか。第一に170とか160という数字はどこから出て来たのだろう。どんな根拠があるのだろう。
かつて(今もかもしれないが)、スチュワーデスになるのに何センチ以上という制限があると聞かされたことがある。しかし、あの天袋のような手荷物入れを見ると、それも納得できるというものだ。確かに職種によっては身長の制限をもうけるのも致し方ないと思えるものもある。
が、外務省の役人や報道官に背丈の高さがどんな関係があるのだろうか。件の女性報道官もあの仕事を見ている限り身長160センチ以下でも問題はなさそうに見えるがどうだろう。
結局は見映えのためだろうか。もしそうならば、身長の高い人間は美であり、低い人間は醜であると国家が決めていることになる。そんなばかげたことを決める国家が存在しうるだろうか。もしかしたら、みのもんたのレポートが間違っていたのではないか。
そういえば、出演しているみのもんたはもちろん、ゲストのコメンテーターたちもその点に関して誰も発言していなかった。彼らはなにを聞き、なにを考えていたのだろう。不思議な人たちだ。
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