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石田明生

Author:石田明生
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チョコレート
 昨日はバレンタインデーでした。もちろん、僕にチョコレートを持ってくるような酔狂な女性はこの世に存在しておりません。大学生の時まで、このいわゆる「バレンタイン」はありませんでしたので、あまり、ピンと来ていないので、それほど気にもなりません。
 もう半年も前になってしまいますが、去年のフランス旅行はパリのチョコレート博物館で終わりました。僕にとってそれほど好みの食べ物というわけではなかったので、あまり関心もなく、その博物館の前を何度も通っていたにもかかわらず、入ったことはありませんでした。
 もっとも博物館の間口も狭く、目立たず、有料の割にちゃちそうなので、あまり入る気がしなかったかも知れません。ところが、ところが、入ってみるものですね。想像以上におもしろかったです。

入り口
劇場や映画館の建ち並ぶグラン・ブールヴァール(Bonne Nouvelle)にある Musée du chocolat
何気ない入り口ですが・・・


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2011年フランス旅行 | 17:03:08 | Trackback(0) | Comments(0)
カルナックの巨石群
 西の果ての町カンペールを後にして、僕たちはTGVで30分ばかり東に位置するヴァンヌという町にやって来ました。巨石で有名なカルナックに行くには、町の駅前からバスに乗り、延々と1時間以上かかります。相変わらず乗客は僕たちだけ、もしくはプラス一人ふたりです(途中から何人か観光客が乗り込み、カルナックで降りました)。バス料金も以前と同様1.5ユーロです。安くて嬉しいのですが、いつかなくなってしまうのではないかと心配です。
 いつのまにかバスは、カルナックの町を通り過ぎ、巨石巡りの出発点に到着しました。これほど有名な観光地なのに、バスを降りても、どっちに向かってよいかわからないほどの素っ気なさです。とりあえず、同乗していた観光客の後についていきます。
 すると見えてきました。思わず急ぎ足になっています。巨石の列がはるか彼方まで続いています。

巨石群
カルナックの列石

 僕たちのように路線バスの観光客が少なく、自家用車で来る観光客が多いのもうなずけます。歩いて見て回るにはあまりに広すぎるからです。そこで、カルナックを巡回するミニ列車(プチ・トラン)に乗ることにしました。

ミニ列車


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2011年フランス旅行 | 05:23:15 | Trackback(0) | Comments(0)
ロクロナン村・・・フランスのもっとも美しい村のひとつ
 カンペールからロクロナン村までバスで30分ほどでしょうか。相変わらず、乗客が僕ら夫婦とプラスαという、貸し切りバスの気分で、豪華なバスはブルターニュの田舎をひた走りました。日本なら考えられないことですが、このような田舎のバスの運転手は運転席のラジオに耳を傾けながら嬉しそうに運転しています。バスを下車する時に確認しやすいように、僕たちはいつも運転席の近くに席を取りますので、否が応でも、フランスのポップスを聴いてしまいます。僕には嬉しいことですが、音楽がいやなら後方の席に座らなくてはならないでしょう。
 広大な畑の風景と軽快なポップ・ミュージックをこれでもかこれでもかと堪能した頃、広い駐車場の入り口にあたる道路脇にバスは止まりました。人口わずか800人ほどのロクロナン村です。

入り口の十字架        村までの道
駐車場の十字架                  村に至る道

村の建物
みやげ物屋


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2011年フランス旅行 | 10:19:34 | Trackback(0) | Comments(0)
西の果ての県都、カンペール 2
 町の中心はなんと言っても、凛とした美しい姿をどこにいても見せてくれる「サン・コランタン大聖堂」です。

サン・コランタン大聖堂
横から見たサン・コランタン大聖堂

 サン・コランタン Saint Corentin は、400年頃、この地の初代司教だったそうです。大聖堂は12世紀に建設が始まり、完成まで300年近くかかったとか、おもしろいのは、ゴチック建築にもかかわらず、また時代の流行にもかかわらず、聖堂にノートル・ダムの名が冠せられていないことです。カンペールの人たちがそれほど地元の聖者にこだわったと言うことでしょうか。聖堂の中に一歩足を踏み入れると、まずは等身大の彫像群からなる「十字架降下」に驚かされます。なんと言う驚くべきリアリスムなのでしょう。

十字架降下

イエスを囲む人たちは、左からアリマタヤのヨゼフ、聖ヨハネ、聖母マリア、マグダラのマリア、マリア・サロメ、ヨハネの母マリア、降下を手伝ったニコデモです。

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2011年フランス旅行 | 11:11:16 | Trackback(0) | Comments(0)
西の果ての県都、カンペール
 カンペールは「フィニステール Finistère」の県都です。「フィニステール」とは文字通り、「地の果て」という意味で、まさにブルターニュ半島最西端の地です。ですから、中世の時代はフランスに属しておらず、ブルターニュ公国として独自の文化、習俗を維持していました。ブルターニュがフランス王国に正式に組み込まれるのは女王アンヌ・ド・ブルターニュがフランス王と結婚してからです。
 アンヌ・ド・ブルターニュは、フランス王と二度結婚します。最初ルイXI世の息子シャルルVIII世と結婚しましたが、王は彼女との間に世継ぎを残さず、28歳の若さで他界しました。

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2011年フランス旅行 | 11:17:36 | Trackback(0) | Comments(2)
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