投稿日:2023-10-21 Sat
8月23日(水)NAVIGOを買った最大の理由は、パリ市内の交通(メトロ、パス、トラム)のみならず、イル・ド・フランスの国鉄(SNCF)郊外線も自由に乗れるからです。シャルル・ド・ゴール空港からバスなら16ユーロ、列車なら13ユーロほどかかります。それが一週間乗り放題で30ユーロですから、飛行場から使えばお得度が半端ではありません。
今日の散歩は、そのNAVIGOを最大限に利用してBarbizonの村まで足を伸ばしました。
出発するパリ駅はGare de Lyonリヨン駅です。そこから、パリ郊外線(Transilienトランジリアンと呼ばれている)R線で40分ほど、日本的に言えば急行か特快に当たるような列車に乗りますと、二つ目の駅Fontainebleauフォンテーヌブローに到着します。この駅は世界遺産フォンテーヌブロー城の最寄り駅でもあります。



Transilien ligne(トランジリアン wikiより) 車内(郊外行きだったのでガラガラ)
さすがに世界遺産のある駅、自動改札のデザインも凝っています。
今回はそこからバスに乗り(このバスでもNAVIGOが使えます)、途中のお城はパスして20分ほどでしょうか、有名なフォンテーヌブローの森を過ぎてバルビゾンの村に到着します。到着時間は午前11時頃、予定通りでした。
バルビゾンは、言うまでもなく、テオドール・ルソーやドーヴィニーとりわけミレーなどいわゆるバルビゾン派の画家たちに愛された村です。バスを降りて、村の中心はどこかとキョロキョロしながら歩いていると、やっと一本の美しい道路が見つかりました(La Grande Rue)。



昼食をとったカフェ・レストラン「Le Royal」 「大通り」の風景
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投稿日:2023-10-09 Mon
我々夫婦は8月20日(日)と21日(月)一泊二日で、ロワール河沿いの町Neversヌヴェールに行ってきました。日本でももちろん世界的にもほとんど知られていないこの町は、パリからほぼ南にまっすぐ日本の特急に当たる電車で2時間ほど下ったところにあります(最初の停車駅)。次の駅は、歴史的には十字軍発祥の地として、現代ではタイヤの会社Michelinミシュランがあることで有名なClermont-Ferrandクレルモン=フェランです。この路線はパリの6大駅から出るのではなく、リヨン駅の東にある小さなBercyベルシー駅を起点として、Auvergneオーヴェルニュ地方いわゆる中央山塊地方・・・低い山々が連なる地域でミネラル・ウォーターVolvicヴォルヴィックが有名・・・に至ります。というわけで、ヌヴェールは地味な町です。行った理由はそこに住む友人を訪ねるためです。

ロワール河から見たヌヴェールの町、中央の建物は大聖堂
映画『HIROSHIMA Mon Amour(ヒロシマ我が愛)邦題「二十四時間の情事」』で登場するヒロインの町としても知られる。
女子高生だったヒロインが、愛するドイツ兵に密会するためにこのロワール河岸を走るシーンがすばらしい。
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投稿日:2023-09-21 Thu
我が飛行機は定刻の7時頃シャルル・ド・ゴール空港に到着しました。シンガポール航空の飛行機はターミナル1に到着するので、そこからロワシーバスに乗ってオペラ座まで行けば9時半から10時頃にはホテルにつくだろうと楽観していましたが、そうはいきませんでした。ターミナル1のバス停に設置されているバス切符の自動販売機ではNAVIGO(注 :月曜から日曜までパリ市内はもちろん郊外までの乗り物・・・電車、メトロ、バス、トラムが乗り放題のカード・・・のチャージができなかったからです。NAVIGOにチャージができなければ(1週間30€)、バス代ひとり16ユーロがまるまる無駄になってしまいます。仕方ないので、ターミナル2までナヴェット(自動運転のシャトル)で行き、RERの空港駅でチャージをすることにしました。が、数年前に購入した古いNAVIGOは機械ではチャージできないので窓口で並んでチャージしてもらいました。大幅な時間のロスをしながら、ロワシーバスにやっと乗り込みますと、満員で腰掛ける席がありません。がっかりしていると、近くに座っていた若いフランス人(かどうかわかりませんが)の男女が席を譲ってくれました。到着まで40分、渋滞していれば1時間以上かかるかもしれないので申し訳なく思い断りましたが、どうしてもというので甘えさせてもらいました。若者の優しさに感動しながらも、我々は傍目によほど老けて見えるのかとも思いました。結局、後から乗車したのに図々しいことに4人共腰掛けさせていただきました。ありがたいことです。
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投稿日:2023-09-21 Thu
8月28(月)日に帰国、3週間たっても疲労と暑さでぼーっとしている。パリも午後3時から5時頃まで、直射日光を受けると暑かったが、この日本の暑さと来たら問題ではない。パリでは、最後の3・4日は秋らしい気配がしていたのでなおさらだ(最高24・25度くらい、下は15・16度くらい)。今は、写真やレストランの領収書などを見て、自分たちの足跡をたどっている。
今回の旅で最初のショックは、僕がネットで利用しているYahooがまったく利用できなかったことだ。ホームページを立ち上げようとしても、次のような文言が出てくるだけだった。
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投稿日:2015-08-31 Mon
予定通り、アングレームの駅に着く。駅は丘の下に位置していて、旧市街に行くには丘への上り坂を辿らなければならない。インターネットでダウンロードした頼りない地図を片手に10分ほど歩くと、漫画『タンタン』の作者で有名なHergeの像に遭遇する。胸像だが実物の4倍はある巨大な像だ。それもそのはず、アングレームは漫画の町としても知られている。街のところどころの壁には漫画の主人公たちだろうか、漫画が描かれている。
漫画『タンタン』の作者エルジェHergé像


町のあちこちに描かれた漫画絵
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