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石田明生

Author:石田明生
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『ウージェーヌ・ルーゴン閣下』
 今朝、ゾラの『ウージェーヌ・ルーゴン閣下』を読み終えた(小田光雄訳 論創社)。
 この小説は『ルーゴン=マッカール叢書』の第六巻にあたるもので、第一作『ルーゴン家の誕生』で、最初のルーゴン家の長男として登場したウージェーヌ・ルーゴンが主要登場人物となっている(主人公と言ってもよいが・・・)。第一巻では、まさにナポレオン・ボナパルト(後の三世)がクーデターを仕掛けたとき、一か八かクーデター(ナポレオン派=帝政派)に賭けたルーゴン家が勝利する。その力になったのが、パリに出て出世を夢見る長男ウージェーヌの情報だった。彼は、ナポレオンのクーデターに一役買い、その功が認められて、数年後、この第六巻では皇帝の側近となり、内務大臣にまで登り詰める。ルーゴン=マッカール両家中の出世頭と言えるだろう。

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文学雑感 | 17:37:48 | Trackback(0) | Comments(0)
摩訶不思議なコマーシャル
 前々から言おうと思っていましたが、やはり、JT(日本たばこ産業株式会社)のコマーシャルはおかしい(=変だと)と思います。自社製品であるタバコの「タ」の字をまったく見せず、発音せず、ソフトな映像とソフトなナレーションだけで、会社の宣伝をするなんて・・・
 どんなコマーシャルでも、その会社の製品を自信を持って宣伝するものです。それができないのに宣伝をするというのは、どんな思い(厳しく言えばどんな哲学)でしょうか。タバコの喫煙シーンやタバコのうまさについてのコメントを多分流してはまずいとあらゆる方面から規制されているのでしょう。確かに、これから禁煙という人にとって、うまそうなタバコ一服の映像は麻薬のように鮮烈な刺激になるかもしれません。
 ラーメン屋がラーメンのうまさを、電気屋が電気製品の便利さを、薬屋が薬の効き目を、要するに自社製品のよさを宣伝しないコマーシャルなんて、やはりおかしいと思う。JTは、宣伝したい製品の名称を言わないコマーシャルをどれほどの宣伝費をかけてやっているのでしょう。
 そんなことを考えると、その多分莫大な宣伝費を東北の復興費用などにまわしたほうがどれほどよいか、などと素人考えで考えてしまいます。いかがでしょう。そうしたほうが、よほど会社のイメージは上がるのではないですか。

雑感 | 23:36:55 | Trackback(0) | Comments(0)
休眠預金のこと
 テレビのニュースをつけると、休眠預金について、話題になっていた。
 要するに、放っておくと最終的には銀行のものになるかもしれない、忘れられた預金のことだ。これはかなりリアリティーがあるようだ。というのも、子供の頃や、何年も前のほとんど使わない預金通帳など、僕たちは思い出しもしないからだ。まして、金額が僅かだとおろす手続きをしに行くほうが出費がかさむという気持ちから、そのままになっているのが多いのではなかろうか。それがたとえ、何十円何百円でも、何千万人という数になると、確かに、半端の数字ではない。
 それを聞いて思い出すのは、前にも言ったことがあるかもしれないが、テレフォンカードのことだ。使われないカードの総金額はいくらになるのだろうか。このまま、机の引き出しに入ったままだと、NTTはいくらもうけるのだろうか。もしも大震災に心を痛めているのならば、その埋もれたままになるかもしれないカードをなんとか現金化して、被災地の復興に役立てないだろうか。各家庭が五百円のカードを五枚持っていたとしたら、一体いくらになるのだろう。
 カードには思い出の写真が付いていることが多いので、カードを放棄するのでは皆さん嫌がるかもしれない。だから、そのまま保管できるようにすればいいのではないか(何とかなるような気がする)。
 というわけで、今テレフォンカード支援を呼びかけたいと思っている。

雑感 | 23:27:02 | Trackback(0) | Comments(0)
チョコレート
 昨日はバレンタインデーでした。もちろん、僕にチョコレートを持ってくるような酔狂な女性はこの世に存在しておりません。大学生の時まで、このいわゆる「バレンタイン」はありませんでしたので、あまり、ピンと来ていないので、それほど気にもなりません。
 もう半年も前になってしまいますが、去年のフランス旅行はパリのチョコレート博物館で終わりました。僕にとってそれほど好みの食べ物というわけではなかったので、あまり関心もなく、その博物館の前を何度も通っていたにもかかわらず、入ったことはありませんでした。
 もっとも博物館の間口も狭く、目立たず、有料の割にちゃちそうなので、あまり入る気がしなかったかも知れません。ところが、ところが、入ってみるものですね。想像以上におもしろかったです。

入り口
劇場や映画館の建ち並ぶグラン・ブールヴァール(Bonne Nouvelle)にある Musée du chocolat
何気ない入り口ですが・・・


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2011年フランス旅行 | 17:03:08 | Trackback(0) | Comments(0)
宣伝効果
 今、みのもんたの「朝ズバ」を見ていると、『眼鏡スーパー』のコマーシャルが流れた。もちろん見るのが初めてではない。ほぼ毎朝見ている。そしてその度に思う。
 映像は眼鏡の(つるの)柔軟性と強度を訴えようとして、関根勉が眼鏡のつるをくにゃくにゃ曲げたり、熱湯の中に入れるものだが、問題なのはその行為ではない。右下に小さく出る注意書きだ。

「まねしないでください」

 提供側の気持ちはわかるが、これでは宣伝効果がないのではないか。それよりも、

「他社製品でまねしないでください」

 こうすれば、他社との差を見せつけられるので、効果満点ではないだろうか。
 もっとも、まねをされて当該製の眼鏡が壊れる事故が頻発したら、逆効果だが・・・

雑感 | 07:34:56 | Trackback(0) | Comments(0)
踊って歌うマルチニックの娘
 なんとなく、後期試験やら採点表提出やら、忙しくしていたらひと月更新しない状態が続いた。すると、驚いたことに僕のプログになんだか知らない広告が現れたではないか。どうしたら消せるかなと思って注意書きのようなものを読んでみると、このブログはひと月更新しないとこのような広告が出るらしい。
 というわけで、今ビックリして書いている。というのも、更新するとその広告が消えるらしい(「消えたかな?」)。

 今年の「La Soirée des Enfoirés 愚か者のコンサート」は、リヨンで明日2月6日に開催されるらしい(その一週間前からやって入るが、最終日が明日ということ)。テーマは「愚か者たちの舞踏会(ダンス)」。だいたいいつものメンバーだが、今年は新しく、Shy'm という、27歳くらいの女性歌手が加わる。彼女はまさに今年のテーマにふさわしいのかもしれない。というのも、歌に踊りにとてつもない才能のある、カリブ海はマルチニック系の歌手だからだ。

shy'm
2011年7月14日のコンサート「平等を目指して」のとき。
エッフェル塔下のシャン・ド・マルス公園にて
(wikiより)


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ポップ・フランセ | 15:05:31 | Trackback(0) | Comments(0)