2009年5月1日(金)
最近、幾つか映画を観たので、順次取り上げる。
今週の水曜日29日(祝)、ソラリア・シネマの4月末期限の割引券が手に入ったので、何をやっているかを確認せずに取り敢えず行ってみた。
そこでは、結局 「ニセ札」 を見た。 出演者には、監督が出演したNHK朝ドラ「ちりとてちん」ファミリーが少なからず居た。 監督は、木村祐一 (「ちりとてちん」では近所の食堂のおっちゃん) 出演:倍償美津子、青木崇高(徒然亭草々)、キムラ緑子(仏壇屋のあばはん) 加藤虎之介(徒然亭草?)、板倉俊之、三浦誠己、宇梶剛士
戦後間もない貧困の時代に、発行されたばかりで、まだ知っている人が少ない「千円札」のニセ札を偽造して一儲けしようとたくらむ村の有力者や紙漉き職人・写真屋・教育者などを描くコメディタッチの実話ばなし。 中々説得力があった。
「ニセ札」 公式サイト
ニセ札 - goo 映画
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【goo映画】 の解説より
終戦直後、緑の山と清流に抱かれた小さな村。古くから和紙の産業で知られていたが、戦後の物資の少ない中、人々は貧しい生活をしていた。小学校では、軍国主義の本を処分したので、子供たちが読む本もない。ある日、小学校の教員、かげ子のもとに、教え子の大津からニセ札作りの計画が持ちかけられる。最初はつっぱねたが、知的障害者の子供を持ち、村人の苦労も知っているかげ子は、村の名士、戸浦の説得で腹を括る覚悟を決める。
芸人、放送作家、俳優と多才なことで知られる木村祐一が長編監督デビュー。戦後の貧しい村を舞台に、ニセ札作りの計画に乗った人々をユーモラスに描く。ここで描かれているニセ札作りとは、単なる金儲けではなく、村の貧しい人々を救うために計画されている。大義名分のもとに、大それた犯罪行為に出資者が現れるのはニヤリとさせられる。道徳観念とは何か、また、お金とは何かをかつてない手法で問いかけた秀作。出演は、倍償美津子、板倉俊之、宇梶剛士、段田安則ら。段田安則の独特の存在感に圧倒される。詐欺師なのか名士なのか見分けがつかない難しい役どころを好演している。木村自身もニセ札計画メンバーの1人として出演している。
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