「ポツダム宣言」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ポツダム宣言とは

2025-12-08

anond:20251207201018

違うんだよ。日本の「リベラル」は帝国主義者なんだよ。戦争終わって80年も経ってるのに大日本帝国政府の対米降伏ポツダム宣言受諾方針に反対してる連中のカテゴリー名称が「リベラル」。だから中国大陸中華人民共和国抗日の機運を高めると日本政府非難するし、中華人民共和国が「サンフランシスコ平和条約無効だ」と言っても「リベラル」は沈黙して何もしない。もちろん極右から中国無効だと言っているか侵略しよう」という声が上がることもなく、むしろ右派は「そんな主張は荒唐無稽で全く無効だし、日中は種々の共同宣言をして様々な条約を結んでいるし、仮にそんな暴言有効だったとしても、いまさら我々が『外地』の統治義務を課せられたら損だ。わけがからない主張だ」と言って動揺しているのが現実だ。

なぜそうなるか? 考えてみろ。中国大陸に「中華人民共和国独立国だ」と言って動揺するやつがいるか? 単なる事実に動揺するものがいるわけがないだろう。中国政府から見た「反乱分子」は中国国内にもいるだろうが、そうした人物反論するならば動揺するのではなく「しかし倒されなければならない」などと言い返すだろう。ではある「リベラル」の人物が「サンフランシスコ平和条約無効だ」と言われて一切動じず、相手威圧して黙殺することすらせず、沈黙反論もせず黙っていればそれは何を意味する?

日本国」のアイデンティティを持つリベラリストに訴えたかったら右翼の中から探すしか無いと思うぞ。

2025-12-07

逆になっているのか?

そもそも、「俺の目に従来そう見えていて、」「いま見えているもの」が不正確ならそれまでなので、合っているという前提で書く。

個人が何かの被害に遭ったときに、保守寄りの立場からは「危機管理意識が低いから」というように被害者に理由を寄せる方向で批判的に意見することが多いような気がしている。逆に、リベラル意見からは「そもそも加害をする方が悪い」という、いわゆるべき論で意見することが多い。

例えば、危険地域に向かって被害に遭うとか、性被害に関する議論で、こういう具合に意見割れている印象がある。痴漢をされたときに、「煽情的なかっこをしていたからそうなるんだろう」対「いや、状況とか関係なく、そもそも痴漢をするやつが悪いに決まってるだろう」という感じ(ちなみに、俺個人後者寄りである)。

つの立場責任の問い方から、もう少し整理してみる。

前者は「なぜそれが起きたか」というところを欠かせない最初ステップにして、状況の責任を問おうとしているのではないかと思う。

加害者痴漢なら基本的に男。ただし、言うまでもなくほとんどの男は痴漢をしない。この辺の感覚もややこしい)の関心を惹くようなかっこをしてるから、性被害に遭ったり、海外トラブルに巻き込まれたりする。原因の一端は被害者にもあるよね、というロジックになると思う。

後者は、原則から責任を問おうとしている。当然のことだが、悪いことをしたやつが悪いのだから、原因がどうとかでなく、加害者責任がある以上の説明必要なのか? 要らないでしょ? というロジックになる。

個人後者寄りだが、客観的に考えてみるに、

「要素の何々①(加害者加虐癖や悪意)と何々②(被害者の印象)が原因で起きた」⇒「何々②にも原因があって起きた」⇒「何々が原因で起きた ※①は消失」⇒「何々には(にも)避けうる危険を招いた点で(生きていくうえでの)落ち度がある」⇒「何々には(にも)避けうる危険を招いた点で(道義的な)落ち度がある」⇒「何々には(にも)責任がある」

…という言葉アメーバ的なグラデーションと省略が悪さをしているのではないか、という気がする。

文章で書き起こせば、それぞれの段階にはちゃんと違いがあるのだが、俺たちの意識フローは話しながらそんなことをちゃんと整理できないし、ましてや、議論でカッカきているとなおさら難しい。

お互いに頭があったまっていたり、そもそも相手立場をお互いに嫌いなので、いちいち相手が省略していることを想像したり、自分が省略しようとしていることを説明する気にならないし、相手言葉が足りなければ無意識的にも意図的にも曲解やすいので、この辺の飛躍は容易に起きうるので話がこじれる。

そういう揚げ足を取られないようにするのが大事なんだろ、という意見もあろうけど、なんとなく、言葉意識って俺たちのOS限界じゃねえかな、とも思う。

から、意外とこんなこともあり得るか、と思うのは、例えば、被害者に批判的な意見の人に「じゃあ、そもそも道義的に悪いのは誰なんだと思う?」とフラットに聞ければ「それは加害者に決まっている」と答えてくれる気がするし、逆に「じゃあ事態が起きた経緯に被害者の印象は何の関係もないのか?」と聞かれれば、「まったく無関係ではないはずだ」と俺は答えると思う。なんとなく、歩み寄りの余地というか、共有できるところが、冷静になればある気がする。

ただ、俺だったら答えるときに、「でも、それと道義的責任関係ないだろ?」というエクスキューズも必ず入れるだろうし、それだって議論がまだ喧嘩に発展しておらず余裕があればの話なので、俺の立場だったら基本的に、相手のことは現実主義偏重して被害者を慮れない冷血、と断じている方が早い。逆に被害者に厳しい意見からこちらを評すれば、脳内花畑原則にこだわるせいでかえって余計なコストを増やしている愚か者、という感じか。

難しい。

ここまでは前置きで、ここからが本題になる。

台湾をめぐる首相の答弁をきっかけにして中国との緊張感が増している状況、と言われていて、それに伴って起きている議論で「お?」と思う部分がある。

繰り返すが、「俺の目に従来そう見えていて、」「いま見えているもの」が不正確ならそれまでなので、合っているという前提で書く。

どういうことかというと、保守寄りで、上で書いたような事例であれば物事責任個人に寄せがちだった立場からは、今回「そもそも他国に対して侵略的な中国の方が悪い」というユニバーサルなべき論が目立っているように見えるのに対して、リベラル立場からは「(道義はともかく)寝た子を起こすような挑発的なマネをする首相の方に(も)責任がある」という意見が目立つように見えると思うのである

これまで、議論の初手で切るカードとして、他のテーマなら「個人に(も)責任がある」と切り出しがちな人たちから、このテーマでは道義的原則論が、逆に道義的原則を持ち出しがちな陣営からは、「相手挑発するようなことをするからこうなるんでしょ」という具合に個に責任を寄せるような意見が出ていて、ここでは逆転してるのか? と思ったのである。なんなら後者においては、現実的な処世、というトーンも感じられて、普段とは違うな、という印象がある。

別に、何かをダブルスタンダードとして批判するつもりはない(ダブスタ批判相手をハメようとするの、みんな仲悪くなるので本当に意味ない思っている)。

単にそうなのか? と単に思っただけである

そもそも俺が見ているものが間違っている可能性もあるし、個人被害(と加害)と国際問題の扱いは違うかもしれない。また、カイロ宣言ポツダム宣言を受諾し、そこで台湾中国帰属が前提とされているなら、いわゆるリベラルは今回も一貫して原理である、となるのかもしれないし(だから良いとも悪いとも言わない)。

繰り返すが、ただ、そう見えて「今回はそうなのか?」と思ったので書いておく。

2025-11-27

anond:20251127224630

ちゃんと隙間作ってあやふやにしてるんやで。だからわざわざ


ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。


を追加したんやで。

2025-11-25

日本中国国民党)に負けたわけではないでしょ

もちろん国際法上は、日本アメリカ中国などの「連合国」に降伏したよ。

9月2日にミズーリ号の艦上で降伏文書に調印した時点で、それは認める。

しか太平洋戦争日本が主に戦ったのはアメリカ軍であって、結果としてアメリカ軍には軍事的に敗北した。

中国戦線ではどうだっただろうか。

国民党の党軍である国民革命軍に対しては泥沼化していたにせよ、一貫して日本軍は優勢だった。

中国共産党?日中戦争戦局に何の影響も与えなかった泡沫集団については、何も書かない。

戦争が終わって、日本朝鮮満州を含む大陸全土から撤退したが、それはポツダム宣言を受け入れたからであって、別に中国から追い出されたからではない。

GHQ(Go home quickly)の占領事実上アメリカによる一国支配であり、中国は何もしなかった。

もうハエたかってくるだけの中国大陸とは関わらない、というだけの話。

2025-11-21

anond:20251121084419

今年は中国抗日戦争勝利80周年だから

ポツダム宣言を軽視するような高市発言はさすがに捨て置けないやろ

2025-11-20

anond:20251120144829

ソ連が攻めてきた途端にポツダム宣言を受諾したのは日本意思じゃね?とは思う

あのタイミング降伏たかドイツみたいな分割統治にならなかった

anond:20251120135321

ポツダム宣言以降とか言ってる奴、蔣介石の位置けがどうなってるのか気になる

中国というよりは戦後レジーム喧嘩売ったんよね

今回の舌禍は中国一国というよりは、ポツダム宣言以降の国際的枠組みに喧嘩売ってるんよ

から連合国アンタッチャブルで、米国すら台湾には一言も触れないだろ

これ、高市が折れないともう誰も助けてくれないよ

https://anond.hatelabo.jp/20251118131907

anond:20251118224853

2025-11-19

なんというか、ポツダム宣言とか出しても事が収まりきらない辺り“本気”なんだなって感じはあるよね。

国民が心から望んでいるのは平和であって、和平ではないというか。

2025-11-18

高市発言国際法上の意味

◆【1】台湾国際法上「国家」ではない

台湾事実上独立国家ではあるが、国際法上は以下の状況:

国連加盟国ではない

日本1972年共同声明

中華人民共和国中国の唯一合法政府であることを理解し、尊重する」

とした

日本台湾主権について「法的立場を述べない(non-committal)」立場にある

サンフランシスコ平和条約主権帰属を定めず、「台湾地位未確定」

まり

国際法

台湾承認国家ではないため、

第三国が「国家を助ける」目的武力行使することは認められない。

◆【2】集団的自衛権台湾には使えない(国家ではないため)

国際法国連憲章51条)の集団的自衛権は、

国家武力攻撃を受けた場合のみ”発動できる。

台湾

国家承認されていない

国連加盟国でもない

ため、

台湾への攻撃 → 第51条の“武力攻撃”には該当しない。

よって、

台湾有事→日本派兵」は国際法上の自衛権根拠を満たさない。

◆【3】個別的自衛権自国防衛)も成立しない

台湾有事は台湾内部の軍事衝突であり、

日本本土攻撃されるわけではない。

国際法上、他国領域での武力行使

自衛必要性・急迫性・均衡性」が必要

台湾有事は:

日本攻撃されていない

日本主権侵害もない

日本領域への即時脅威も証明されない

→ よって、国際法で認められる自衛権の発動条件を満たさない。

◆【4】では高市発言はどこが国際法問題なのか?

◆(A)台湾を“国家のように扱う”効果

台湾有事を直接日本自衛権発動根拠とすることは

台湾国家として扱う

または

台湾安全保障日本安全保障を同列視する

効果を持つ。

これは、日本の従来の立場

台湾地位については法的判断を行わない」

1972年共同声明

実質的に変更する。

国際法上、国家承認一方的法律行為(unilateral act)であり、

その国の後の行動を拘束する。

→ つまり高市発言

台湾承認”に一歩踏み込む法的効果を持つ。

◆(B)戦後処理の基本原則台湾地位未確定)の再解釈

戦後処理では

ポツダム宣言

サンフランシスコ平和条約

により台湾の最終帰属規定されず、未確定のままだった。

日本台湾防衛対象として扱うということは、

この“未確定性”を事実上否定する。

これは戦後秩序の根幹への挑戦である

◆(C)国連憲章2条4項(武力行使禁止)との矛盾

他国領域台湾)での武力行使

自衛権例外

安保理許可

のどちらにも該当しないため、

2条4項が禁じる“武力行使”に該当する可能性が高い。

国際法上は「侵略」と評価されるリスクすらある。

◆(D)日本国家実行(State Practice)の変更

戦後日本

専守防衛

台湾問題への軍事的関与の否定

台湾地位への法的判断をしない

という実践(practice)を積み上げてきた。

国家実行は国際慣習法形成要素。

高市発言

この国家実行を日本自身破壊する行為

であり、国際法的に極めて大きな意味を持つ。

◆【5】総合評価

◆明文条約違反ではないが、

国際法の根幹(戦後秩序)に影響する重大発言

理由3つ:

台湾国家と同視し、武力行使対象として扱う法的効果を生む

ポツダム宣言サンフランシスコ平和条約で作られた“台湾地位未確定”を日本が自ら破る結果になる

国連憲章の武力行使原則との整合性を欠く

◆【最終まとめ】

高市氏が「台湾有事を日本が自らの武力行使根拠とする」と述べたことは、

国際法上は台湾を“事実上国家”として扱い、

戦後日本が維持してきた「台湾地位未確定性」や「専守防衛」の国家実行を根底から変える重大な意味を持つ。

条約違反ではないものの、戦後国際秩序の根幹(台湾の未確定地位一つの中国武力行使禁止原則)を実質的に再解釈・変更する発言として国際法上きわめて深刻である

anond:20251117185138

2025-11-17

anond:20251117115708

これ読め https://www.jiia.or.jp/column/column-141.html

日中共同声明

日本政府は、この中華人民共和国政府立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。」

ポツダム宣言

「八、「カイロ宣言条項ハ履行セラルヘク又日本国主権本州北海道九州四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島局限セラルヘシ」

カイロ宣言

「右同盟國ノ目的日本國ヨリ千九百十四年ノ第一世界戰爭ノ開始以後ニ於テ日本國ガ奪取シ又ハ占領シタル太平洋ニ於ケル一切ノ島嶼剥奪スルコト竝ニ滿洲、臺灣及澎湖島ノ如キ日本國ガ清國人ヨリ盗取シタル一切ノ地域中華民國ニ返還スルコトニ在リ」

日本は「臺灣及澎湖島ノ如キ日本國ガ清國人ヨリ盗取シタル一切ノ地域中華民國ニ返還」をポツダム宣言で受け入れ、日中共同声明で「中華人民共和国政府中国の唯一の合法政府であることを承認」し、「臺灣及澎湖島ノ如キ」を「中華民國ニ返還」済の立場を堅持した。

ってか原口一博質問してたわ。

日本政府の今までの立場がよくまとまってるからこれも読め。

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a211055.htm

2025-11-11

anond:20251111161942

日本国政府中華人民共和国政府共同声明

日本国中華人民共和国との間のこれまでの不正常な状態は、この共同声明が発出される日に終了する。

日本国政府は、中華人民共和国政府中国の唯一の合法政府であることを承認する。

中華人民共和国政府は、台湾中華人民共和国領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

日本国政府及び中華人民共和国政府は、千九百七十二年九月二十九日から外交関係樹立することを決定した。両政府は、国際法及び国際慣行に従い、それぞれの首都における他方の大使館の設置及びその任務遂行のために必要なすべての措置をとり、また、できるだけすみやかに大使を交換することを決定した。

中華人民共和国政府は、中日両国国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償請求放棄することを宣言する。

日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全相互尊重相互不可侵、内政に対する相互不干渉平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係確立することに合意する。

 両政府は、右の諸原則及び国際連合憲章原則に基づき、日本国及び中国が、相互関係において、すべての紛争平和手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。

日中両国間の国交正常化は、第三国に対するものではない。両国のいずれも、アジア太平洋地域において覇権を求めるべきではなく、このような覇権確立しようとする他のいかなる国あるいは国の集団による試みにも反対する。

日本国政府及び中華人民共和国政府は、両国間の平和友好関係を強固にし、発展させるため、平和友好条約の締結を目的として、交渉を行うことに合意した。

日本国政府及び中華人民共和国政府は、両国間の関係を一層発展させ、人的往来を拡大するため、必要に応じ、また、既存民間取決めをも考慮しつつ、貿易、海運、航空、漁業等の事項に関する協定の締結を目的として、交渉を行うことに合意した。



物知りマン解説よろしく

2025-08-21

大東亜戦争日本アジア支配をどう見るか

大東亜戦争日本アジア支配をどう見るか

大東亜戦争日帝アジアに対して、特に中国韓国シンガポールインドネシアフィリピンでやったことについては複雑で、かつ二面的に見なければならないと思います

インドネシア場合

かに日本オランダを追い出してインドネシア統治下に置き、ポツダム宣言後にはスカルノによる独立を導いたという「解放」の一面がありました。スカルノ象徴するように日本に対して感謝の念を示し、インドネシア親日的姿勢を取り、ビジネスパートナーとして長年良好な関係を築くことができました。これは確かに事実としての正の側面です。

しかし同時に、日本統治下ではインドネシア人をロームシャとして過酷強制労働従事させ、その多くが命を落としました。現地では日本統治時代を「飢餓暴力時代」とまで伝え残しており、この負の一面も決して忘れてはなりません。

フィリピン場合

フィリピンでも同様です。バターン死の行進マニラ市街戦での民間人虐殺戦争犯罪象徴であり、その記憶はつい最近までお札に印刷されていました。これは反日的というよりも「独立に至った歴史を忘れない」ためのものでした。フィリピンはもともと独立を目指していたため、日帝の「解放」が大きな影響を与えたとは言い難い面もあります

シンガポール場合

日本イギリス撃退し、シンガポールを「昭南島」と名付け統治しました。しか統治の始まりには民間人華僑虐殺粛清)が行われ、さら強制労働飢餓住民を苦しめました。現在でもシンガポールの老華僑の間では「苦難の時代」の記憶は完全に消えておらず、市内には当時の加害を記録し伝える石碑や博物館が今でも残されています

日本被害者意識国際的視点

一方で日本人はしばしば、本土空襲沖縄戦原爆2発、あるいは兵士の6割が餓死病死で帰ってこなかった事実を強調し、平和国家自称してきました。しかしそれだけを前面に出すと「加害への反省が足りないのではないか」と中韓などから指摘されます

戦争の加害側であった歴史を忘れ、否認する姿勢さえ見せる者もいます。これはドイツでは考えられないことです。日本サンフランシスコ講和条約を結び、反省を示して国際社会に再び受け入れられ、さらに多くのアジアの国々に許されて仲良くしてもらえたことは、決して忘れてはいけないと思います

特に中国1980年代まで「悪いのは日帝であって日本人ではない」と教え、中国残留孤児を育て上げて日本に送り返すまで面倒を見ました。1972年日中共同声明では賠償請求すら放棄し、日本を受け入れてくれていたのです。

歴史認識外交への影響

近年、中国歴史問題で強くアピールする背景には、日本国内で一部政治家都知事が加害の歴史否認し始めたり、教科書記述が「侵略ではなかった」と書き換えられるようになったことがあります中国にとってこれは大きな衝撃であり、その反動として南京事件731部隊問題国際社会で強調するようになりました。

結局のところ、何が大事かといえば経済であり外交です。侵略歴史否認すれば、特に中国韓国をはじめとするアジア諸国から信頼を失い、貿易や協力関係にも支障が出ます日本はもはやあぐらをかいていられる国ではなく、斜陽国として国益を守るために何を優先すべきかを考えなくてはなりません。その意味で、石破茂氏のスピーチ国益を重視した姿勢として評価に値すると私は考えます

大東亜共栄圏構想の評価

大東亜共栄圏構想は「西欧列強からアジア解放する」と掲げていました。しかし実際には資源獲得と軍事拠点化を目的とし、欧米支配に代わって日本が「統治」しただけであり、現地住民に甚大な犠牲をもたらしたのも事実です。

国際法歴史学的には「侵略」と評価されるのが正確であり、WW2における日帝行為をそれ以外で評価するのは国際的には正統派とは言えません。

ただし独立運動の観点からは「欧米植民地支配から解放の契機」と評価されている面もあり、この両面を見なければなりません。

アジア戦争犠牲者は2000万人以上と見積もられており、これは忘れてはならない歴史事実です。日本からすれば「侵略」と「解放」の二面的に見ることができる、という認識が最も現実的だと思います

戦後の歩みと憲法改正への危惧

二度と戦争に関わらないこと。殺し合いや餓死特攻核兵器使用には断固として否定立場を取ること。これが何より大切だと思います。ですから、今回の参院選改憲勢力が三分の二を超えたことを、個人的にはとても危惧しています

ちなみに…もっと深堀りするならば。

各国の独立運動家が日本を利用したのには明確な理由がありました。

インドネシアスカルノやハッタは、オランダから独立するために日本軍政を「利用」し、敗戦後に即座に独立宣言できる体制を整えました。

インドチャンドラ・ボースも、日本軍を頼りに「インド国民軍」を組織し、反英独立運動を推進しました。

日本に帰らなかった敗残兵達がインドネシアインド独立に協力したというか利用されたというのもまた歴史的な事実です。

また、戦後すぐにアジア各国の対日感情が今ほど悪化しなかった理由もあります

第一に、戦後日本米国主導で急速に経済復興を遂げ、ODA投資を通じてアジアに「恩恵」を与えたこと。

第二に、欧米列強の植民地主義アフリカなど)がなおも続いていたため、「日本侵略けが特別に悪」という視点になりにくかったこと。

第三に、多くの独立運動家は「日本を利用して欧米から独立した」という現実直視しており、一概に反日感情に流れなかったこと。

これらの事情が重なり、アジアの多くの国々は戦後日本を受け入れ、経済パートナーとして信頼関係を築いてきました。

侵略事実直視することは、日本にとって不名誉ではなく、むしろ国際社会からの信頼を守るために不可欠なことです。解放の契機という側面も併せて語り継ぎつつ、二度と同じ過ちを繰り返さないと誓うこと。それが日本国益であり、未来への最大の投資だと信じます

2025-08-15

大東亜戦争と言う呼称

日本側が使用した呼称大東亜戦争であるし、太平洋戦争だと日本が何のために戦争にまで及んだのか、その意図が消し去られてしまう。

そもそも日本戦争に及んだ話をしだすと、ペリー来航まで話が戻る。

ペリーによって江戸幕府不平等条約を結ばされ、その後日本開国し、詔勅もなしに条約を結んだ江戸幕府に対して倒幕運動が始まり大政奉還に至った。

その後は列強諸国に野蛮な国家だと思われ侵略の恐れがあるため、日本近代化が一気に進んだ(憲法の制定とか)。

最終的に日本が米英と戦争するに至ったのは、世界恐慌があったことも大きい。

世界恐慌の結果日本経済悪化したけれど、列強諸国自国植民地との間で取引を活発化させるブロック経済によって立て直したけれど、日本はそうはいかなかった。

アジアは隷属として列強諸国に扱われ、日本世界恐慌経済悪化。その結果至ったのが、日本満州国進出

日本列強諸国と同じように植民地を持つことで自国経済を強化しようとしたが、これに米英が猛反発をした。

満州国日本中華民国建国した傀儡国家中華民国利権が絡むことで米英に反発をされ、日本国際連盟から脱退するにまで至った。

米英の反発、国際連盟からの脱退後も日本満州国領土を広げるための戦争を行っていたが、最終的に不平等条約の終了を契機に、アメリカ日本への石油の輸出を止めてしまった。

その後、日本は米との和平交渉を行ったが、米の要求が、「満州国から即時撤退」であり、日本が飲める要求ではなかった。

そして起こったのが、1941年12月8日真珠湾攻撃。ぎりぎりまで和平交渉を行ったが叶わず、米英との開戦。

アジアの開放および日本アジア盟主として機能する大東亜共栄圏設立目的とした大東亜戦争

厳密に言うと大東亜戦争日本が掲げたアジア解放を目的とした戦争すべてをさす用語で合って、日本戦争正当化と合わせて使われる。

一方で第二次世界大戦太平洋戦争ニュアンスが違って、第二次世界大戦ヨーロッパの各国とアメリカ日本アジアすべてを合わせた戦争をさして、太平洋戦争アメリカ使用したPacific War起源になる。

大東亜共栄圏は一時うまく機能していたが、徐々に米英に侵略され領土がなくなり、絶対国防圏の陥落によって本土空襲可能になり、日本終戦へと向かう。

1945年4月7日鈴木貫太郎内閣発足時点で、日本終戦へ向かうことが確定していた。

日本終戦までは、一撃講和論が主流で、米英に一矢報いて和平交渉を有利に進めようという考えがあった。これには国体の護持、天皇制の存続など日本側の要件があったわけだが。

1945年8月ごろになると、米英中三国によってポツダム宣言作成され、日本に対して宣言文がラジオ放送され、降伏のビラが撒かれた(ソ連8月8に参加したので、共同宣言の受諾は四国に対してとなる)。

これには日本国体護持や日本"軍"の無条件降伏などが書かれており、日本としてはポツダム宣言受諾して降伏することを考えていた。

一方で一部青年将校らはビラに書かれたSubject toの解釈を隷属であるとし、クーデターにまで発展している。

さらアメリカ日本降伏意志があったにも関わらず、広島長崎原爆を投下した。

広島長崎大都市が一瞬で壊滅したことで、日本降伏も早まり8月14日時点で連合国降伏を伝え、8月15日の正午、玉音放送をもって終戦した。


さらに話を続けるのなら、日本の政治的な話になるが、なぜ昭和天皇戦争責任がないのか、極東国際軍事裁判(東京裁判)とは何だったのか、なぜ靖国参拝批判されるのか...について書きたいが、日記にしては長すぎる。

また機会があれば、この話を明治維新にまでさかのぼって書いていきたい。

2025-06-28

dorawii

そうだそうだ。ポツダム宣言を正しく読めなくてもいいんだよ。もっと根本的に人として当たり前の自立をするのにそんな学はいらない。学を重視して家庭ごみを平気で持ち込む馬鹿とか消えてくれよな。

-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
Hash: SHA512

https://anond.hatelabo.jp/20250628152259# 
-----BEGIN PGP SIGNATURE-----

iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaF+KQwAKCRBwMdsubs4+
SEPsAQDqoSWIdKeHdUhYmtuGrULeOawrTYfHQgxKLbDC4LHo9wEAiMwigGACQJil
XlR4JELq7D6RJeB7tvgYSN9YxLecGQM=
=3bhX
-----END PGP SIGNATURE-----

anond:20250628141728

はい論破

ポツダム宣言は“べし”が多くて判断に困る」?それ、あなたの読解力の問題です。

そもそも“べし”って言葉多義的だってちょっと文法かじってたら誰でも知ってますよね?でも、文脈見れば分かるんですよ。だから文脈から意味判断できないって、それもう“べし”のせいじゃなくて、あなた国語力の問題

それに「今は使われない用法」とか言ってますけど、1945年当時は普通に使われてたんで。

「当時の標準」が「今と違う」からって、「おかしい」って言うの、ちょっと歴史的視点が足りなすぎません?言語時代によって変わるんですよ。だから今の基準文句言っても、筋違いはい論破

で、AIの話してますけど、「AI君に聞いたら〜」って、それあなた理解できてないことの言い訳AIに押しつけてるだけですよね?

あなた脳内AIマウント取ってる暇があったら、少しは文法書でも読みましょう。

そして最後の「当時の人でも分かってなかったんじゃね?」ってやつ。これ歴史リテラシーなさすぎてビビます

当時の外交官知識人も、それで意思決定して動いてるんですよ?

理解してたか終戦したんですよ?

その結果が今のあなた生活ですよ?

理解してなかったら終戦できてないし、今ごろあなた日本語使ってない可能性あるんですよ?

はい、というわけで。文脈読めない、歴史からない、AIで代弁させる。そんな状態で「べしが〜」って文句言うの、やめましょう。

一言で言います。「勉強不足」。以上。

anond:20250628142405

しかに「誰でも理解できる明快さ」が理想だという主張は理解できますしかし、「ポツダム宣言」や「玉音放送」はそもそも市民向けの読み物”ではなく、外交軍事国家体制に関わる最高レベル意思表示であり、その本来対象読者は「各国の政府関係者外交官・軍上層部」です。つまり、それを解釈判断する責任を負うのは当時の日本政府であり、「庶民にわかりづらいか無効」といった話にはなりません。

それに、ポツダム宣言宣言文であって法律のものではありません。あれは「降伏の条件を明記した通告書」です。たとえるなら「契約条件提示書」であり、それを「読めなかったのでサインしません」は国際的通用しません。理解に専門知識必要な文面であっても、国家間のやりとりであれば当然それに応じた翻訳検討解釈が求められるのです。

また「法の不知は許されず」との比較についても誤解があります。この原則は、適切に公布された法令を「知らなかった」ことによって責任を逃れられないという意味であって、法文がすべて中学生でも読めるように書かれていなければ無効、というものではありません。実際、現代法律ですら読みやす文章ばかりではないのは承知の通りでしょう。しかしその前提として、国は法律解釈に関する専門家ガイドライン法務教育の整備などでフォローしています

まり、「読みにくい=無効」という論は成り立ちません。国家の根幹に関わる文書を「素人でもパッと理解できないのはおかしい」とするのは、現実国際政治法制度の構造や実務を無視した極めて理想主義的な物言いです。

加えて、ポツダム宣言の「べし」ひとつとっても、当時の翻訳担当者政治指導者たちはその意味を精査したうえで対応しています。「すれ違い通信多そう」などという軽口で済まされるほど、実際の政策判断は甘くないということです。

anond:20250628141728

まず、「ポツダム宣言の『べし』が多すぎて判断に困る」という主張ですが、これは現代語とのギャップからくる印象であって、当時の文脈や法的・外交的文書としての性質無視していますポツダム宣言1945年、つまりまだ文語体公文書の中で一般的だった時代のものであり、「べし」は当時の文書として極めて標準的な語法です。「べし」が多い=読みづらいというのは、単に読解者側の近代文語への知識不足を示しているにすぎません。

次に「古文助詞が使われていて今は使われない用法がある」という点についても、逆に言えば、当時のスタイルや語彙に即した正確な翻訳解釈を行えばいいだけの話です。現代人が誤解しやすいからといって、それをもって「すれ違い通信多そう」と評価するのは、文書性質目的さらには相手国(日本)に与える法的拘束力考慮していない短絡的な批判です。

また「AI君なら人間より正確に答えるだろう」との発言も、皮肉に見せかけた人間不信にすぎません。AIの正確な回答も、訓練データとして過去の人間による文法解釈や用例分析ベースになっています。つまり、当時の知識人翻訳者たちは、きちんとその使い分けを理解し、運用していたからこそ今もその精度の高い分析ができるのです。

最後に言っておきますが、「すれ違い通信多そう」などという軽薄なたとえを外交文書に持ち出すこと自体ポツダム宣言という歴史的に極めて重要文書へのリスペクトを欠いています文語体に対する理解と敬意のなさが、あなたの読解困難を引き起こしているのではないでしょうか。

dorawii

ポツダム宣言は「べし/べき」が多すぎてこれがどの用法なのかいちいち判断に困る。

助詞の使い方が古文のそれなんだよな。今は使われない用法でも使われちゃってる。

AI君に「ポツダム宣言に使われている、べしまたはその活用形で、した方が良い、以外の用法で使われている部分を抜き出して、それらがどの用法で使われたものかの正しい解釈を教えて」と訊いたらそこらの人間より精度の高い回答をしてくれるだろうな。

いや当時の人でもあんな紛らわしいべしの使い分けを正しく解釈できてたのかねえ。すれ違い通信多そう。

-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
Hash: SHA512

https://anond.hatelabo.jp/20250628141728# 
-----BEGIN PGP SIGNATURE-----

iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaF966AAKCRBwMdsubs4+
SDmWAP9JfjYPlop+n+rgKFHHp1ZmHKHDmgujwg75/3dVQ/RcnQEAphKp5Ybtl/Il
cd5qF92u38t+h3QxjEy8Ner1yX6s7wQ=
=HFls
-----END PGP SIGNATURE-----

2025-06-26

anond:20250626220616

まず最初確認しておきたいのは、「原爆が落とされたか戦争が終わった」という主張ですね。はい、それ自体は一部事実として言われていることです。しかし、それ“だけ”で全てを語ろうとするその単純化は、極めて危険です。

冷静に見てください。ソ連の参戦、ポツダム宣言、そして国内物資枯渇、あらゆる要素が複合的に絡んで終戦に至ったわけです。原爆“だけ”が決定打だというなら、あなたはその瞬間しか見ていない。まるでコップの水が溢れた瞬間だけを見て「この一滴がすべてだった」と叫んでいるようなものです。

次に、「原爆を落とされるくらいしないと日本は止まらなかった」とのことですが、それは非常に乱暴歴史観です。では問います。ではなぜドイツには原爆を落とさなかったのでしょう?日本が“アジア加害者”だから正当化されると?その論理が通るなら、世界中で数多の大義名分を掲げた虐殺がすべて“必要だった”ということになりますあなたはそれに同意されるのですか?

日本人は加害者である」という認識大前提として必要です。私もそれを否定する気はありません。しかし、「加害者である」ことが「無差別大量殺戮を受け入れよ」という理由にはなりません。加害と被害は天秤にかけるものではないのです。そこを混同して“被害ヅラするな”と煽る姿勢、極めて非知的です。

最後に、オバマ大統領訪問を“被害者意識の加速”とする点。そこにも感情論が先行しています事実、あの訪問は加害も被害も超えた「核なき世界」へのメッセージであり、国際的には非常に評価されました。あなたがそれを“パフォーマンス”と見るのは自由ですが、それをもって日本人全体を十把ひとからげに論じるのは、思考停止です。

ですので、あなた投稿は「歴史を断片で見て感情結論を出す」典型的な誤ったロジックであると言わざるを得ません。私はそう考えます

anond:20250626220616

あぁはいはい、「原爆戦争終わった」しか言えない知識の止まった昭和脳ご登場ですね。

まさかそれが「紛うことな事実」ってドヤ顔で言えると思ってんの?教科書の一行だけ読んで戦史語るなよ。

そもそも原爆がなかったら戦争は終わらなかった”って、まるで確定事項みたいに言ってるけど、お前いつから未来予知できるようになったん?

ポツダム宣言無視ソ連の参戦?あぁ、それ全部無視して「原爆が決定打」って思い込むとこ、都合よすぎて笑えるわ。

あと、「日本加害者から原爆ぐらい落とされてもしゃーない」とか言ってるけど、お前それ虐殺正当化しとる自覚ある?

子ども年寄り無差別に焼かれて「しゃーない」って言える神経、普通に倫理観終わってんで。

最後の「オバマが来た時から~」のくだりも、考察っていうよりただの感想文。Twitter落書きレベル

なに?「日本人の被害者意識が~」って、じゃあアメリカ自国戦争犯罪に向き合ってるかっつー話よ。

どの国だって戦争では加害にも被害にもなる。片面だけ取り上げて「ムーブ」扱いするの、浅すぎて恥ずかしくない?

まりまとめると、「原爆戦争を終わらせた」とか「被害ヅラすんな」とか言ってるお前、歴史を断片でしか語れないタイプの残念な人間です。

2025-05-30

anond:20250530104321

太平洋戦争日本都市はことごとく空襲されて、原爆も落とされて、ポツダム宣言で無条件降伏、までされても滅びてなかったぜ

今後、中国ロシア征服されたとしても日本が滅びるシナリオは見えないな

1億人を格納できる収容所なんて無いんだ

2025-03-21

台湾は国ではありません。

日中共同声明第三項より、

中華人民共和国政府は、台湾中華人民共和国領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。

日本国政府は、この中華人民共和国政府立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

この声明にあるように、これが1972年より変わらない日本政府立場です。

近年であれば、令和5年5月9日国会にて

一 中華人民共和国政府が自らの立場について表明し、これに対し日本政府が「十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する」と述べた日中共同声明は、台湾中国領土の不可分の一部であるという、いわゆる「一つの中国」を日本政府が認めたものであるとの認識は正しいか。正しくないのであれば、日本政府が「一つの中国」を認めない理由は何か。

という質問について

一について 台湾に関する我が国政府立場は、昭和四十七年の日本国政府中華人民共和国政府共同声明第三項にあるとおり、「台湾中華人民共和国領土の不可分の一部である」との中華人民共和国政府立場を十分理解し、尊重するというものである

と、当時の岸田文雄総理大臣が答弁しています

https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b211055.htm

日本アメリカの犬ですので、有事の際にも基本的には中華人民共和国政府立場尊重しつつ、最終的にはアメリカ判断追従すると思われます

anond:20250320202126

増田台湾の現状、つまり独自政治体制民主主義さらには多様な文化背景を強調して、台湾独立国家として存在していると主張していますしかし、この主張に対しては、いくつかの疑念が生じる点があります

まず、台湾現在独自政府憲法を有していることは事実です。しかし、その政治体制が発展した背景には、国共内戦冷戦構造といった特殊歴史的経緯があるため、「自発的独立」というよりも、外部勢力の介入や国際政治の影響が大きく作用している側面が無視できません。例えば、台湾国際社会で「一つの中国」として扱われる理由の一つに、戦後ポツダム宣言や開羅宣言に基づく返還の国際合意がある点が挙げられます。これらは、台湾歴史的中国の一部であったという事実裏付けものです。

また、増田台湾における多様な民族文化肯定的に捉え、独自アイデンティティ形成されていると述べていますしかし、歴史的には台湾清朝時代から中国行政区画として運用されており、後に国際的合意の下で中国返還されるべきだという議論も根強いのが現実です。つまり台湾内部の文化多様性は、中国大陸から移民交流の結果であり、これをもってして台湾根本的に独立した存在であると断定するのは、歴史連続性を無視しているのではないかという疑念があります

さらに、台湾独自政治運営している現状が、すなわち民主主義の成果であるという点も、外部から圧力冷戦時代の影響を背景にしているため、その「独立性」が本質的自発的ものなのか、あるいは一時的国際政治産物なのかという疑問が残ります日本の歴史国際政治の現状を考えれば、台湾問題は単なる内部の運営体制だけでなく、過去から続く歴史的連続性や国際法上の合意さらには大国間の力関係が複雑に絡み合っている問題であることを忘れてはなりません。

このように、増田の主張には、台湾の現状を強調する一方で、歴史的背景や国際政治文脈を十分に考慮していないという批判可能です。日本の多くの方々は、台湾民主主義独自政治体制に魅力を感じる一方で、歴史的事実国際法上の合意といった観点からは、台湾本来中国の一部であるという見方理解されるべきではないか、という疑念を抱くかもしれません。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん