構成
前回からの変更点。
BIOS 0505 → 0801 (その後0904も出てるが・・・?)
DRAM Frequency Auto → DDR4-2666
DRAM Timing Control Auto → 15-15-15-36-1T
Max. CPU Cache Ratio x36 → x40
CPU Integrated VR Efficiency Management Auto → High Performance
CPU Cache Voltage Offset +0.120 → +0.180
CPU System Agent Voltage Offset +0.060 → +0.080
CPU Input Voltage Override 1.910 → 1.920
DRAM SVID Support Auto → Disabled
・運が良かったのかメモリ電圧据え置きのまま、DDR4-2666で動かすことができた。メモリタイミングもわずかに詰められた。ただ、これ以上(DDR4-2800とか、CL=14とか)は難しいようだ。まあ電圧上げればいけるだろうけど。
そのほか
・Core Temp 1.0 RC6などはWin8.1などでまともに動かないが、
RC7にすると改善。
・5960Xの場合、シングルスレッドなプログラムを全開で動かしても動作周波数が上がらないことが多い。シングルスレッドが全力で動いてもCPU使用率は6.25%なので、たいした負荷でないとOSに判断されている気がする。
この場合、OSの電源オプションを「高パフォーマンス」ベースに作りなおすと、負荷への反応は良くなる。ただ、今度はほんとにちょっとした負荷でもクロック上げてくるので・・・難しいところ。
今回の設定 (詳細メモ)※コメントは前回からのコピペです。
※すべてBIOS(UEFI)からの設定
いろいろ触って感じたこともメモっておくけど、いろいろ適当にに調べた知識と基本BSOD出しまくって得た経験則を合わせたものでしかないなので、正しいかどうかは知りません。
Ai Overclock Tuner [
Manual]
CPU Strap [
100MHz]
PLL Selection [Auto]
Filter PLL [Auto]
BCLK Frequency [Auto]
ASUS MultiCore Qnhancement [Auto]
CPU Core Ratio [
Sync All Cores]
Core Ratio Limit [
x44]
Min. CPU Cache Ratio [
x12]
Max. CPU Cache Ratio [
x40]
Internal PLL Overvoltage [
Enabled]
このあたりは速度の設定。
CPU Coreを100x44=4400MHz, Cacheを100x40=4000MHzに設定。
BCLK Frequency : DRAM Frequency Ratio [Auto]
DRAM Frequency [
DDR4-2666]
EPU Power Saving Mode [Disabled]
オーバークロックの場合、こういった省電力機構は切ったほうが安定しやすい。
DRAM Timing Control [
15-15-15-36-1T]
External Digi+ Power ControlCPU Coreの電圧を安定させるためにも、このあたりの設定は地味に重要だと思う。
CPU Input Boot Voltage [Auto]
システム起動時のCPU Input Voltage(VCCIN)を別に設定できるらしい。ここではAutoのままで。
CPU Load-Line Calibration [
Level 8]
主に負荷時のVCCINに影響する。CPUに負荷をかけると、VCCINに電圧降下が発生することがあるが、Levelの数字を大きくすることで、VCCINの電圧降下を抑えることができる。VCCINがある程度ないと、今度はCPU Core電圧が不安定になるため、Load-Line Calibration(LLC)をある程度大きめにしておいたほうがいいと思う。
CPU Current Capability [
140%]
とりあえず、めいいっぱいに。必要ないかも?
CPU VRM Switching [Auto]
VRM Spread Spectrum [Disabled]
Active Frequency Mode [Disabled]
CPU Power Phase Control [
Power Phase Response]
Power Phase Response [
Ultra Fast]
VRMのフェーズ数は、多ければ多いほど負荷時の電圧が安定する一方、アイドル時は少ないほうが省電力になる。負荷時安定性重視ならいっそExtreme(常に最大のフェーズ数を使う)でよいかもしれない。ここでは電流に応じて制御する"Power Phase Response"にして、応答性を最も速い"Ultra Fast"とした。
CPU Power Duty Control [
Extreme]
ここをT.Probeとした場合とではCPU Coreの電圧にも差が出るみたい。オーバークロック時にはExtremeのほうが安定する。
CPU Thermal Control [
130]
VRMの温度許容値、らしいが単位がよくわからん。
Internal CPU Power ManagementEnhanced Intel SpeedStep Technology [Enabled]
Turbo Mode [Eanbled]
Long Duration Package Power Limit [
300]
許容消費電力。単位 W。"ある一定の時間"これを超えると自動的にクロックが下がり、消費電力が範囲内に収まるようにする。この"CPU Package Power"はAI Suite IIIなどで見ることができる。うまく使えば、熱くなり過ぎないように制御することもできるはず。
ここでの設定値は適当。実際に300Wもいったら冷却が追いつかない。
Package Power Time Window [Auto]
うえの"ある一定の時間"を設定する。単位秒。
Short Duration Package Power Limit [
300]
瞬間的に許容できる最大の消費電力。
CPU Integrated VR Current Limit [Auto]
許容できる最大の電流。
CPU Integrated VR Fault Management [
Disabled]
オーバークロック時はDisabledに、とマニュアルに書いてあるので素直にDisableに。
CPU Integrated VR Efficiency Management [
High Performance]
統合電圧レギュレータの動作モード。High Performanceに変更。
CPU Core Voltage [
Offset]
CPU Core Voltage Offset [
+0.275]
最も重要なところ。CPU-ZやHWiNFOで実際にどのくらいの電圧がかかるのかを見つつ、prime95で負荷をかけて安定して動く電圧を設定。+0.270は不安定。
CPU Cache Voltage [
Offset]
CPU Cache Voltage Offset [
+0.180]
L3やRing Cacheにかけている電圧。x40だとこのぐらいでいいけど、x42だと+0.280とかにしても不安定だった。
CPU System Agent Voltage Offset Mode Sign [
+]
CPU System Agent Voltage Offset [
0.080]
VCCSAなどとも言われる電圧。メモリをOCした際には少し上げると(メモリ動作が)安定することもあるらしい。
CPU SVID Support [
Disabled]
オーバークロック時はDisabledに、とマニュアルに書いてあるので素直にDisableに。
CPU Input Voltage Override [
1.920]
CPU Input Voltage(VCCIN)はCPU内部に供給される電力の大元。内部で使用される電圧より、ある程度高い電圧のほうがよいらしい。デフォルトでは1.8V前後だが、オーバークロックでCPU Coreの電圧を上げているぶん、こちらも少し上げたほうが安定すると言われている。
DRAM SVID Support [
Disabled]
オーバークロック時はDisabledに、とマニュアルに書いてあるので素直にDisableに。
DRAM Voltage CHA/CHB [Auto] → 1.20Vになる。
DRAM Voltage CHC/CHD [Auto] → 1.20Vになる。
i7 5960X 記事まとめ
i7 5960XでTVMW5エンコードi7 5960XでRAM Diski7 5960X オーバークロック(OC) その25960Xでx264 --threadsのテスト5960Xでx264エンコードi7 5960X オーバークロック(OC)なんか買ってしまった