i7 5960X オーバークロック(OC)

昨日買ったやつをざっとオーバークロック。

i7_5960X_12.png



構成




OSWin8.1 x64
CPUIntel Core i7 5960X
コア数8C/16T
動作周波数 (定格)3.0GHz
定格 Max Boost3.5GHz
定格 8 Core Boost3.3GHz
動作周波数 (OC)Core 4.4GHz / Cache 4.2GHz
動作電圧 (OC)Core 1.32~1.35V / Cache 1.25V
キャッシュ容量L3=20MB
メモリAvexir 32GB (8GBx4)
メモリ速度DDR4-2400 Quad Channel
理論帯域76.8 GB/s
メモリタイミング16-16-16-39-2
メモリ電圧1.2V
マザーボードASUS X99 Deluxe
GPUNVIDIA Geforce GTX660
SSDPlextor M5P 256GB
ケースCorsair Carbide 330R
冷却CoolerMaster Nepton 280L
室温27℃


ひとまず、メモリはデフォルトのままにしてCPU周りの設定(Core, Cache, Input Votage, CPU Power (Phase, Limit, Load-line Calibrationなど))をいじりつつ、Coreを4.4GHz, Cacheを4.2GHzまで上げた。



動作中の様子



prime95 (v28.5) 実行中。
i7_5960X_09.png

この時のHWiNFO64の表示1 / 表示2

4.4GHz (Cacheは4.2GHz)で、コア電圧 1.32V (最大 1.35V)。あたりなのか、はずれなのか…。

一応なんとか冷えてるみたいだけど、結構ぎりぎりだと思う。そもそもNepton 280Lの140cmファンx2が2000回転で回るとすごくうるさい…。轟音。

そういえばなんかHaswell-Eはグリスだという噂があったけど、8コアにもかかわらず4.4GHz @ 1.32Vまで回せるんで、さすがにグリスじゃないんじゃないかなあ、という気がする。一時期は、グリスらしい、という話が出回り、その後、混ざってるんじゃない? みたいな話があったけど、結局どうなんだろ。殻割りに挑戦した方はハンダだったみたいで、残念ながらそのCPUを壊してしまったようなのだけど(すごく高いのに!)…。「グリスは絶対ない」のだろうか?

大雑把な安定電圧はこんな感じ。あくまで「一応安定して動いた」というだけの大雑把なもので、各クロックできっちり詰めたわけではない。あと正直に言って、設定できるパラメータが多すぎてよくわからないところも多いので、もう少しいろいろ調べて調整したほうがよさそう。

動作周波数コア電圧 (CPU-Z)コア最大電圧コア最高温度
3.8GHz1.160V1.182V -
3.9GHz- - -
4.0GHz1.213V1.236V -
4.1GHz1.226V1.250V70℃
4.2GHz1.249V1.265V73℃
4.3GHz1.296V1.314V78℃
4.4GHz1.318V1.349V85℃


コア最大電圧は、HWiNFOで読めるコア電圧のうち、最大のもの。コア最高温度は、HWiNFOで読めるコア温度のうち、最高のもの。

コア電圧設定はAdaptiveモードで設定した。Manualで固定電圧で与えたほうがいいのかな、とも思ったのだが、Manualで与えるといわゆるHaswellのAVX 電圧Boostらしきものが発動したので、今日はAdaptiveで。

一方、Cache電圧はAdaptiveだと設定しにくかった(思い通りに上がらない)のでManualモードを使った。

このあたりももう少し試してみたい。



簡単なベンチマーク



i7_5960X_13.png

5960X @ 4.4GHz で1762cb。16コア使って一斉に描画していくのは見ていて感動もの。


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No title

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/20140901_664573.htmlの追記にて、インテルより公式にソルダリングであるとの解答をもらったようです。

Re: No title

やっぱりそうですよね…

いや、最初にグリスだと見た時はほんとに買おうかどうしようか迷ったものです…。

No title

同じX99-DELUXEにCPUが5930Kなのですが
LLC(Load line Calibration)の効きはどんな感じでしょう?
当方AutoにしようとLv9にしようとストレステストで負荷かけるとCPU-Z読みでdorpが発生してしまうのですが・・

Re: No title

まず、CPU-Z読みのVCoreですが、おっしゃるように5960Xとの組み合わせでも若干の電圧降下が発生しています。1.312V → 1.296V程度への降下です。負荷をかけ続けるとずるずる下がる、みたいなことはなく、1.296Vで安定しています。

Load line Calibration(LLC)ですが、HaswellでのFIVR投入によってLLCの対象が変化しているように思います。

参考としてHaswellの電力関係の図をご覧頂きたいのですが(http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/636/847/html/12.jpg.html、PCWatch - Haswell省電力機能のカギ「FIVR」とその今後)、Sandy/IvyではVCC(VCore)に影響したLLCですが、HaswellではVCCIN(CPU Input Voltage)に影響しているようです。なのでHaswellではLLCをLv9にしてもVCoreへの直接の影響はないように思います。(これはHaswell-Eだけでなく、通常のHaswellでもそうだと思います。)

もちろん、VCCINがあまりに低下すると、全体的に不安定になりますので、LLC自体には意味があると思いますが。

参考
CPU Input Voltage (AI Suite III読み)
通常時(アイドル) 1.900V
負荷時 LLC Lv1 1.726V
負荷時 LLC Lv9 1.936V

X99 Deluxe BIOS 0505

No title

なるほどLLCは直接Vcoreに影響しないんですね
Sandy-E時代の知識とBIOSの説明文(Vcoreに影響する云々)ですっかりLLC効いてない!バグBIOS!とか思っちゃってました。

また別の話なのですが、Cacheの周波数って上げても下げてもCineBench・3dmarkのCPUスコア、プリセットslowerなエンコード時間などで性能向上してなさげに感じるのですが上げる意味ってあるんでしょうか…

うちの5960X

うちの5960Xは4GHzまわりません。羨ましいです。

Re: No title

たしかにあまりスコア変わらないように思います。L3とRingBusの速度に影響してるはずなのですけどねえ…。

No title

x264の場合、物理メモリーの速度に足を引っ張られて、
LLCやリングバスには、まだ余裕があるって事じゃ無いですかね。
キャッシュに乗っちゃうベンチだと、もうちょっと差出るかも?

Re: No title

なるほど、仰るとおりかもしれませんね。

メモリの帯域もQuad-Channelによって伸びてるとはいっても、コア数も増えてるのでまだまだ足りないのかもしれませんね。
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