English change log and binaries>>前回 AV1のhwエンコードについて書いたけど、現状のOneVPLでもAV1 hwエンコードの実装自体は可能みたいだった。
そこで今回はIntel Arc向けのAV1 hwエンコードへの対応準備と、最近行ったx264guiExと同様のAviutlへの導入方法の変更とエラーメッセージ改善などを取り込んで更新。
AV1対応は一応準備を行って "-c av1" でエンコードできるようにしたつもりだけど、 Intel Arcが未発売のため当然全く動かしていない状態なので、ちゃんと動くかというと微妙だとは思う(たぶんどこかに見落としとかあってダメかも…)。実際にはデスクトップ版が出たら入手してちゃんと試してみる必要がありそう。
※Aviutl向けには、Aviutl_QSVEnc_7.xx.zip をダウンロードしてください。QSVEnc ダウンロード>>QSVEncの導入QSVEncCのオプションについてはこちら。
QSVEncCオプション一覧>
変更の詳細は続きに。
[QSVEncC]- Visual Studio 2022に移行。- AV1エンコード対応準備。(-c av1)- 使用デバイスを選択するオプションを追加。(--device)[QSVEnc.auo]- .NET Framework 4.8に移行。- パッケージのフォルダ構成を変更。
- 簡易インストーラによるインストールを廃止。
- パスが指定されていない場合、exe_files内の実行ファイルを検索して使用するように。
- ログに使用した実行ファイルのパスを出力するように。
- 相対パスでのパスの保存をデフォルトに。
- エンコードするフレーム数が0の場合のエラーメッセージを追加。
- ログの保存に失敗すると、例外が発生していたのを修正。
- ログの保存に失敗した場合にその原因を表示するように。
- 拡張編集使用時の映像と音声の長さが異なる場合の動作の改善。 拡張編集で音声を読み込ませたあと、異なるサンプリングレートの音声をAviutl本体に読み込ませると、音声のサンプル数はそのままに、サンプリングレートだけが変わってしまい、音声の時間が変わってしまうことがある。
拡張編集使用時に、映像と音声の長さにずれがある場合、これを疑ってサンプリングレートのずれの可能性がある場合は音声のサンプル数を修正する。
- muxエラーの一部原因を詳しく表示するように。 mp4出力で対応していない音声エンコーダを選択した場合のエラーメッセージを追加。
- エラーメッセージ
「x264が予期せず途中終了しました。x264に不正なパラメータ(オプション)が渡された可能性があります。」
の一部原因を詳しく表示するように。 1. ディスク容量不足でエンコードに失敗した場合のエラーメッセージを追加。
2. 環境依存文字を含むファイル名- フォルダ名で出力しようとした場合のエラーメッセージを追加。
3. Windowsに保護されたフォルダ等、アクセス権のないフォルダに出力しようとした場合のエラーメッセージを追加。