QSVEnc 3.02

ご指摘いただいたQSVEnc.auoの修正。

[ご注意]
※動作としては、QSVEnc.auoのみの更新ですが、合わせてQSVEncC側も更新が必要です。

[QSVEnc.auo]
・設定画面のコマンド表示欄のダブルクリック時の挙動を修正。
・リサイズが反映されないのを修正。
・AuoLink使用時の不審な挙動を修正。
途中経過のメッセージ表示されない、中断できない、など。



QSVEnc ダウンロード>>
ダウンロード (ミラー) >>
OneDriveの調子がいまいちの時はミラー(GDrive)からどうぞ。同じものです。

QSVEncBenchmark.zipはベンチマーク用です。(重いので注意)。run_benchmark.batをダブルクリックで実行です。

QSVEncCのオプションについてはこちら。
QSVEncCオプション一覧>

ソースはこちら


QSVEnc 3.01

Intel Media SDK 2018 R1 (API v1.26)に対応、それからAviutlプラグインのQSVEnc.auoをx264guiEx/x265guiEx同様にエンコーダを別プロセスとして起動するようにした。それだけといえばそれだけなんだけど、えらい時間かかった…。

Aviutlは32bitプロセスなため、4GBまでしかメモリを使用できないので、なるべく本体のメモリ使用量を削減したい。そこでQSVエンコーダをプロセスとして外出しすることで、Aviutl本体のメモリ使用量を削減する、というのが今回の目的。

そのほか、VQP/シーンチェンジ検出/extbrcなど、QSVの機能拡張により不要となってきたり、あまり効果がなかったりする機能を削除。結構コード上面倒なことになっているので、すこしすっきりしたかった。

あと、設定ファイルの形式も大きく変えたけど、一応互換性を残しているはず…。かなり大きな改変となったので、それなりにテストはしたけど、まだバグは残ってるかも。

※そのうち、NVEncでもやります…。



[共通]
・Intel Media SDK 2018 R1 (API v1.26)に対応。

・VQPモードを廃止。
ICQなどの登場により役目を終えた。

・extbrcオプションを廃止。

・シーンチェンジ検出を廃止。
あまり目立った効果はなかった。

[QSVEnc.auo]
・エンコーダをプラグインに内蔵せず、QSVEncCにパイプ渡しするように。
Aviutl本体プロセスのメモリ使用量を削減。

・設定画面のレイアウトが崩れてしまうのを修正。(QSVEnc 3.01)
120dpiで設定画面を作ると崩れる問題。96dpiベースで作り直した。

・簡易インストーラを更新。
QSVEncCの場所は簡易インストーラが自動的に設定する。

[QSVEncC]
・API 1.26で追加されたHEVC関連のオプションを追加。
--tskip, --sao, --ctu など。

基本的には、今後登場するCPU用(要はCannonlake用…らしい)。そのため、API 1.26に対応している5018ドライバなどを入れても、KabylakeやCoffeelake世代では使用できないみたい。

ただ、そのCannonlakeはいつ出るの? という問題が…。

・HDR関連metadataを設定するオプションを追加。
--max-cll, --master-display など。

例えば、下記のように指定する。
--max-cll 1000,300 --master-display G(13250,34500)B(7500,3000)R(34000,16000)WP(15635,16450)L(10000000,1)

・rotationのmetadataが入力ファイルに存在すればコピーするように。

・"%"を含む出力ファイル名で出力しようとすると落ちるのを修正。
・"%"を含む出力ファイル名で--logを指定すると落ちるのを修正。
・yv12(10bit)->p010[AVX2]では、AVX2が使用されていなかったのを修正。
・avswのデコーダのスレッド数を16までに制限。



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QSVEncBenchmark.zipはベンチマーク用です。(重いので注意)。run_benchmark.batをダブルクリックで実行です。

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x265 2.7+336 AVX512対応の効果

x265がついにAVX512に対応し速度の出るビルドもできるようになったので、AVX512の効果がどのくらいか、確認してみた。

x265公式には、4K HDRで15%みたいな話があったりするけど、1080pだとだいたい~10%ぐらい?

x265 ビルド msys2 gcc版 (AVX512対応)

これまでは、x265はVisual Studioでビルドしていたのだけど、AVX512対応版をビルドしようとするとなぜかうまくいかないため、gccでビルドすることにした。

2018/4/14 19:43にx265 2.7+336をここで紹介するgccでプロファイルによる最適化を実施した実行ファイルに差し替えました。

x265 2.7+336 (AVX512対応版)

ついにx265がAVX512に対応したということで早速使ってみた。

なんかVC++ 2017でコンパイルした実行ファイルでAVX512を使おうとすると落ちる…。

とりあえず、よくわからんので、gccでビルドしたものをあげました。(x64のみ) AVX512がちゃんと動きます。

コマンド入力欄に --asm avx512 とすると、AVX512が有効になります。

gccビルドは、いまのところ暫定処置なので「pgo版」となっているものも通常版と変わりありません。
2018/4/14 19:43にx265 2.7+336をここで紹介するgccでプロファイルによる最適化を実施した実行ファイルに差し替えました。
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