Visual Studio 2013 の RC版が出ているので、インストールして、遊んだ結果をいろいろ。
今回は、Visual Studio 2012の時みたく、C++のExpress Editionはないよ~(結局最終的にはExpress Editionも出たけど、最初はそんなこと言ってた)みたいなことはなく、ちゃんと用意されていて一安心。
なのでVisual Studio 2013 Express for Desktopをちょっと試した感想。
C99 / C++11 / C++14(?)対応が進められているというVS2013だけど…
・困った点1あんまりC99対応じゃない。
特にfor文内宣言とか、ブロックの途中で宣言とか、C99だとできるはずなんだけど、できない。
つまり、「C言語としてコンパイル」するとこんなかんじののコンパイルが通らない。
なので、悲願の「なにもせず簡単にVCでffmpegやらL-SMASHやらをコンパイル」が出来そうにない…。
ただ、コメント頂いたように、RTMで実装されるようなので期待していいみたい!・困った点2openMPが未だに2.0。
openMP 3.0の "collapse"
とか、openMP 3.1の "reduction - min/max"
このあたりは、openMP 2.0でもできないことはないけど、新機能を使えば、上に挙げた例みたくすっきり書けるようになるんで欲しいんだけども…。
ほかも見てみよう
相変わらずデフォルトでは行番号が表示されない…。まあ、チェックボックス入れればいいだけなんだけど、なんでデフォルトがオフなのか、わけがわからないよ?
Visual Studioの強力な補完機能(Intellisense)は当然健在。コメントを添えておくとそれがきちんと表示されるのもこれまで同様。
Ctrl + Spaceによる補完と、ソースを解析しての色分けは非常にありがたい。というか入力補完には頼りきってる。コード書くなんてCtrl + Space 連打するようなもんですよ(笑)
新機能としては、スクロールバー周り。その設定画面。
なんのこっちゃって言うと、下みたいな感じで、
いままで左端の行番号横に出てた変更情報や、エラー情報が、スクロールバーにも表示されるようになった。これは少し便利かも?
あと、ビルドとか速くなってるらしい。
それから、拡張命令の自動生成はAVX2はあるみたいだけど、FMA3はない模様。
まあ、自分で書くぶんにはVCでしか書かないし、プログラムのコード自体にあまりこだわりはないんで別にいいような気もするけど、それでもやっぱりC99対応はしっかりして欲しかったなという…。
RTMでは……
あー、いや、期待しないでおこう。
→コメント頂いたように、RTMで実装されるようで期待していいみたい!