・Win8でのQSVとdGPU共存機能を使用可能に。
・y4m入力のバグの修正
など。
QSVEnc / QSVEncC 共通
・
d3d11モードに対応した。・
Win8 + dGPUでiGPUから出力していなくても、QSVを利用できるようにした。 BIOS(UEFI)で[iGPU Multi-Monitor]をEnabledにすることで使用可能。これにより条件付きながら、簡単にdGPU環境下でQSVが利用できる。
以前、共存できないと書いた時に、DirectX 11の初期化手順で対応が必要なのではないかとのコメントを頂きました。まさにそのとおりで、情報有り難うございます。
dGPUとの共存機能を使うには、QSVEnc側とユーザ側、両方で対応が必要になる。
まずQSVEnc側としては、DirectX 11.1を使用したメモリモードを使用し、初期化にあたって適切な処理が必要、ということだった。
次にユーザ側の条件について。
・Win8であること。
・BIOS(UEFI)で[iGPU Multi-Monitor]をEnabledにしていること。(デバイスマネージャからiGPUが見えていること)
が必要。このあたり、よろしくお願いします。
確認環境Win 8 Pro x64
Core i7 3770K (4C/8T)
P8Z77-M
DDR3-2133, 2ch, 8GB
Intel HDG 4000 (iGPU, 出力なし)
Radeon HD 7770 (as dGPU, --- HDMI --> モニタ)
IvyBridgeで確認。Haswellは確認していないけど、もちろん大丈夫なはず。Sandyは…わかりません。
QSVEncC
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1.05以降、y4m経由で正しく動作しなくなっていた問題を修正。ご指摘ありがとうございました。
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Ctrl + Cで中断した際にも途中までの情報を表示するようにした。実はd3d11モードの時に強制終了すると、それ以降うまくd3d11が使えないようになってしまう。そこで、Ctrl+Cシグナルハンドラをつけて、Ctrl+Cが来たら安全に終了するようにした。
QSVEnc ダウンロード>>Intel Media SDKのソフトウェア用dllはfull版にのみ含めるようにしてみました。
(追記)
avsやvpy入力について念のため書いておく。
avs入力を使用する場合、x86/x64それぞれ使用するAvisynthにあったものを実行してください。
Avisynth32bitを使用する場合にはQSVEncC.exeを、Avisynth 64bitを使用する場合にはQSVEncC64.exeを、という感じでお願いします。