NVEnc 7.76

- --dolby-vision-rpuをファイルから読む場合に壊してしまっていたのを修正。
ご指摘いただいた問題を修正。

- --vpp-libplacebo-debandのgrain_y, grain_cの読み取りが行われない問題を修正。
- --vpp-libplacebo-debandのgrain_cのヘルプを修正。
ご指摘いただいた問題を修正。

- --dolby-vision-rpuと--dhdr10-infoの併用に対応。

- --vpp-ngx-truehdrのデフォルト値を変更。
こちらで紹介してもらったリンク先の記事に記載の推奨値に変更。


※Aviutl向けには、Aviutl_NVEnc_7.xx.zip をダウンロードしてください。
ダウンロード>>

NVEncの導入
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ビットレート指定が無視されるよう

初めまして、shomajin55（ショーマジンゴーゴー）といいます。

NVEnc数年前と比較したら、ずいぶんと画質が良くなりましたね。
しばらくH.264を使っていたのですが、フレーム補間にハマった影響でH.264の規格から外れるようになったため、H.265を使用するようになったものの、Discordとの親和性が良くないため、AV1を使ってみるようになりました。
その中でたまたまバグと思われるものを発見したため、ご報告いたします。

不具合：出力形式がAV1になっていてQP上限のチェックが残っていると、ビットレートの指定をフル無視するようになる。
ビットレートの指定値を無視した結果、ロスレスのような高画質動画ができあがり、ファイルサイズはおおよそエンコード前と同じくらいになるようです。
また、AV1固有の問題であり、出力形式がH.264やH.265になっている場合はビットレートの指定値に従った出力になるようです。

以下はコマンドのオプション内容です。
-d 0 -c av1 -u quality --vbr 3500 --multipass 2pass-full --qp-min 0 --qp-max 51 --gop-len auto -b 16 --output-depth 10 --weightp --colorrange full
  • 2024-12-01(13:19) :
  • shomajin55 URL :
  • 編集

Re: ビットレート指定が無視されるよう

AV1のビットレートに関してですが、ご報告の件はAV1のQP値の範囲が異なることに起因するものです。

AV1のQP上限は他と異なり255であるため、--qp-max 51では値が小さすぎ、QPの取りうる範囲がQPが相対的に小さい範囲に偏ることから、ファイルサイズは肥大化せざるを得ない指定となっています。

--qp-maxを緩和するか、特段理由がなければ--qp-maxの指定を取りやめることをお勧めします。

どうぞよろしくお願いいたします。
  • 2024-12-01(15:33) :
  • rigaya URL :
  • 編集
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