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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2023/07/04のツイートまとめ

kameiasami

僕の髯面を頻りに接吻してゐる。眼が醒めて見ると、妻が裸ローソクを持つて、台所から出て来て、――あんた、大きなナメクジですよ、四寸はありますね。――といふ、夜更けて外は豪雨である」
筆者(隔簾坊)は誰か知りませんが、このオチはいいですね。
その続きが次号のこの文章です。
https://t.co/dX193Cq61Y
07-04 15:51

【近松秋江と蝮酒】
隔簾坊「かぐはな/蝮酒」(「大日」昭和10年7月)
https://t.co/vWdS0b1UDa
白黒写真では判りませんが、近松秋江は愛飲するマムシ酒の効能によって、唇が紅く艶々としていたという。「筆者」は秋江に勧められてマムシ酒を飲み、
「その夜の夢に、秋江先生の紅い脣が現はれて、
07-04 15:51

何も彼も分つてゐる親父だけに一寸気の毒である。〉
ここに書かれていること(一穂が丹羽文雄や川端康成から金を送ってもらっていた、「新潮」から稿料を前借りした等々)がどこまで本当か判りませんが、秋聲が一穂の女性関係のことで強いことを云えなかったのは本当でしょうね。
07-04 10:39

「かぐはな/親父手古摺る」(「大日」昭和10年8月)
https://t.co/XC2FhL1P5X
徳田一穂が彼女(おそらく玉の井の娼家から救い出した人)と房州のホテルを転々として宿賃がたまり、父親を困らせているが、
〈「僕には順子とのことがあるから、子達に対しても強いことは云へない」と秋聲は云ふ。
07-04 10:37

徳田一穂「マニフエスト――救出事件に関連して――」(「行動」昭和10年5月)
https://t.co/lJEpFVMYwK
一穂が玉の井の娼家から抱えの村田せつ子を救い出して匿った事件の記事(「東京日日新聞」昭和10年3月4日)について。
07-04 10:36

訪れた際の話です。宿泊は新井旅館。
同年秋(11月27日)に「二七会」で川原湯へ行き上州耶馬渓を見物したことは別巻年譜に記載されていますが、春の方は載っていません。例年通りなら3月後半ですね。
07-04 06:12

【座禅する徳田秋聲】
「坐禅の足がそろそろ痛くなつて来た。向への席には秋聲老が迷惑さうな顔して坐禅を組んで居る。」
水野広徳「修善寺旅行」(「随筆趣味」昭和10年7月)
https://t.co/paYCl8HQDz
「今年の春」に水野広徳が主催する二十七日会が春と秋とに行う一泊旅行で伊豆修善寺を
07-04 06:03

秋聲氏の「あらくれ」なぞは温室的な生活からは生れないやうに思ふ。若い一穂氏にもやがて温室を破る時代が必要なのではないかと思ふ〉
しかし結局温室を破ることはできなかったというのが私の意見。
07-04 06:00

福田晴子「文芸時評(一)」(「婦人文芸」昭和10年6月)
https://t.co/IAwTD9Z1LK
徳田一穂への的確な批評。
〈「僕はまだ、自分の家以外の事は何も知らぬと云つていゝ位の人間なので」と自分で語つてゐるやうな温室的な生活は、作家にとつては望ましくはないと思はれる。
07-04 05:57

徳田秋聲は僕からみればむしろ無ポーズである。言葉を換へて云へば大家的ポーズも老作家的ポーズもない。一般的には損であるかも知れないが、人としての自然さ、作家らしい無晶形が僕等をして親しめるものがある。」
新居格「文壇ポーズ論」(「行動」昭和10年6月)
https://t.co/JNn1UfToEz
07-04 02:15

【ポーズの有無】
「島崎藤村にはポーズがある。少くともあるらしく見える。それが大家らしさを一般的には感じさせる。何事も利幣は伴ふものだ。藤村のポーズは彼を勿体ないもののやうに思はせる所もあるが、あんなポーズはきらひだと云ふものもない訳ではない。
07-04 02:15

  1. 2023/07/05(水) 05:00:47|
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