ところがあつて、普通には親しみにくいものなのではないかと思ふが、それは寧ろヂイドの知性の優れてゐるのを思はせるもので、私などの甘い自然主義は足下へも追着かないのである。尤も今少し〉
原稿はここで途切れています。さんざんジイドを持ち上げておいて、この後でちょっと落したのかしら。
05-18 21:43
違つて、いつも厳粛な気分の緊迫を覚えたのである。〉
徳田秋聲「ヂイドについて」(未発表原稿。原題「ジイド」。「文壇」昭和23年5月)より。徳田一穂によれば、建設社による2度目のジイド全集のために書かされたものだとのこと(とすれば昭和12年初め頃の執筆)。
〈ヂイドの芸術には何かえげつない
05-18 21:41
〈ヂイドはプルウストやヂョイスとちがつて、ちよつと一冊読んだ時から、非常に感心した作家だが、その一冊が「女の学校」であつたのである。続いて二三の作品を読んだきりで、その作品は「女の学校」ほどに興味を惹かなかつた。それにしてもバルザックとかモオパッサンなどの小説らしい小説を読むのと
05-18 21:38
近松秋江。東京・中野の自宅で長女百合子と(昭和13年)。
集英社「近松秋江集」(日本文学全集第14巻、昭和44年)より。
徳田百合子さんの写真、かわいいですね。なお、秋江はこの年の1月に左眼を失明しています。
https://t.co/8SiflZELEa
05-18 12:40
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 | - | - | - | - |