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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2023/06/21のツイートまとめ

kameiasami

私は「隠れ棲んで青山御所や杜鵑」と「夏草に昼とざしたり湯殿口」の2句が今回初見でした。
三島霜川と田原干子の句も掲載されています。
「青年世界」明治35年6月
https://t.co/kItEx16tSJ
#徳田秋聲俳句
06-21 22:15

【徳田秋聲俳句】

 鵑声  秋聲

弗函の居間に牡丹の大なる

隠れ棲んで青山御所や杜鵑

夏草に昼とざしたり湯殿口

野茨さく裏家続きや芥川

はらゝゝと薔薇こぼるゝ月夜哉

(「青年世界」明治35年6月)
06-21 21:14

「或るお午すぎよそから帰つてくると、反対側の道からやつてくる数人連れのまん中に徳田秋聲氏がゐた。私はやはりあわてて道を逸らした。」
稲垣足穂『ヰタ・マキニカリス』(『悪魔の魅力』若草書房、昭和23年7月)
https://t.co/6CgLr4UVWr
06-21 21:14

後者については、Yのモデルにされた谷崎精二の『放浪の作家 葛西善蔵評伝』(現代社、昭和30年12月)によると、もちろんそんなことはしておらず、葛西の被害妄想だったわけですが。
https://t.co/ChW0zXipHF
06-21 17:04

胸裹に潜め、鉄亜鈴で鍛へた手に禿筆を握って、死灰の文字をほぢくつてゐるのだ」
という文章があったり、葛西善蔵の『子をつれて』(「早稲田文学」大正7年3月)で、Yがお茶の𨫝を鉄亜鈴で殴りつけてから主人公へ送りつけるのも、こうした流行が背景にあるのですね。
06-21 17:04

〖参考〗
「サンダウの鉄亜鈴」(「国民新聞」明治40年6月19日)
『新聞集成明治編年史 第13巻 戦後国勢膨脹期』(昭和11年)
https://t.co/FaR4rSjgyB
正宗白鳥の『塵埃』(明治40年)に
「こんな下らない仕事を男子が勤めてゐて溜るものかと思ひながら、詮方のなさの一日逃れで、撼天動地の抱負を
06-21 17:03

ちなみに「ホトトギス」第16巻第1号(大正元年10月)には黙断子(安藤貞亮)の『鉄亜鈴』という短篇が掲載されていて、サンダーの鉄亜鈴が小道具として出てきます。
https://t.co/72JWuw8RG0
明治40年前後から、サンダーの鉄亜鈴(サンダウ、サンドウとも)というものが日本で大流行しました。
06-21 17:02

「本誌二百号記念文芸家招待能は予定の通り六月二十七日午後四時半より飯田町四丁目三十一番地喜多舞台に於て開催」
(「ホトトギス」大正2年8月)
https://t.co/ZS40cCOYkV
「来会者芳名」に徳田秋聲の名があります。
上記、「徳田秋聲全集」別巻年譜大正2年6月の項に記載なし。
06-21 12:30

  1. 2023/06/22(木) 05:00:39|
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