原話は仮名草子「似我蜂物語」下5「衆道の事」。
03-01 22:13
「さまざまなりしむつごとに、君はしらじなわきかへり、岩もる水のおもひかや」
は、「源氏物語」の「胡蝶」に
「思ふとも君は知らじなわきかへり岩漏る水に色し見えねば」
にあるとおり。胸がいっぱいで、その思いを語ろうにも語りつくせないうちに、夜明けの鳥のさえずりが聴こえてきます。
03-01 22:10
鳥の声、はや明けなんと鳴きければ、いざや、袂をしき島の、みちはねがひのいとはへて、暁近くになりにけり。千とせと思ふ松が根の、枕もいたくわかれしに、ふりすてがたき鈴虫の、声にくらべて鳴くばかり〉
林義端「玉櫛笥」(元禄8年板行)巻4-2「兵法伝授」より。
03-01 22:06
おもかげは、月の御かげの雲間より、出でさせ給ふもこれならん。わが身ひとつにしむ心地しける。
岸辺、庭へとんでおり、急ぎおくの間へいざなひ入れ、さまざまなりしむつごとに、君はしらじなわきかへり、岩もる水のおもひかや、いはんとすればむねをせく、ふるきかきほのくづれとや、いふ間もあらず
03-01 22:06
【ある剣客と美少年とが寝間で交わす睦言とは】
〈「今宵、かの少人、私宅へ御出であるやうにはからひ給へ」と約束し、座敷をはらひ、灯かかげ、梅花の薫物龍涎香、人待宵の松の根か、心のかぎりしつらひて、今や今やと待ちければ、夜半の時分に少人は、亭主の中間めしつれ、ただ二人、はぢらひ給ふ
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03-01 22:05
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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