2. 真の A/B テストを行うために、一度に 1 つのバリエーションのみをテストする
次の段階では、実験の準備に進みます。テスト段階では、オリジナルとなる現在のバージョンと、新しくデザインを変更したバージョンの 2 つのバリエーションのアプリ画面が必要です。A/B テスト プラットフォームを使うと、このような画面を簡単に作成でき、デザインやテストの実行、監視が容易になります。
3. 実験を行う
実験を行って結果を取得します。アプリを設定して、半分のユーザーには元々の設定(「コントロール グループ」)を、残りの 50% には 2 つ目のバージョン(「試験運用版グループ」)を無作為に表示するようにします。コントロール グループから、結果を比較する際に基準となるデータを収集します。それがないと、新しいデザインへの反応と、季節的な条件などのその他の変動要因を区別できません。
4. 決断する
実験を行ったら、データを分析し、最初の目標と仮説を再確認し、長期的に見て新しいバリエーションに変更する価値があるかどうかという、きわめて重要な判断を下します。ただし、急いで変更を行わないようにしましょう。重要な変更の場合は、季節を通して実験を行い、結果が季節的な要因やその他の変動要因によらないことを確認するとよいでしょう。
多くのテストを続ければ、たとえ便利な補助ツールがあったとしても、テストに多くの時間やリソースが必要になることがわかるでしょう。目標に大きく影響しない要素をテストして時間を無駄にする必要はありません。アプリのアナリティクス データ(
https://firebase.google.com/docs/analytics/)を利用して、改善のチャンスや可能性が大きい場所を見つけます(トラフィックが多い画面、エンゲージメントが高い画面、ユーザーの離脱率が高い画面などを考えます)。専門チームを設け、その 25% の時間をアナリティクス データの監視に使い、広告を最適化するアイデアの検討やテストを行うのが理想的です。
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Posted by
Rikako Katayama - AdMob Team