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一知半解なれども一筆言上

山本七平マンセーブログ。不定期更新。

転載:「ナチズムに似たり」

日頃、私が愛読し、参考とさせていただいているブログ「40過ぎて独身で(断じて言い訳ではない)」にて、今回の天皇陛下と中国副主席との会見に関する騒動について書かれた記事が載っていました。
私がつねづね民主党に感じていた「きな臭さ」「胡散臭さ」について、上手く言い表している秀逸記事だと思いましたので、転載させていただきます。
(ブログ主さんには転載について了解を戴いております。なお、色文字・下線は独自につけました。)

◆ナチズムに似たり

支那の習近平副主席に対して、1ヶ月以前という慣例を破って特別扱いしたことが、天皇陛下の「政治利用」にあたるのではないか、という批判がある。
これに対する鳩山首相の弁明は、報道によれば以下の通り。

「日中関係をさらに未来的に発展させるために大きな意味がある。判断は間違ってなかったと思う」
「あまりしゃくし定規に考えるよりも、本当に大事な方であれば若干の変更があっても、天皇陛下のお体が一番だが、その中で許す限りお会いいただく」


残念がら、上記の弁明は言葉が不足しており、意味不明瞭である。よって、補足すると。

「日中関係をさらに未来的に発展させるために(政治的には)大きな意味がある。判断は(政治的に)間違ってなかったと思う」
「あまりしゃくし定規に考えるよりも、(政治的に)本当に大事な方であれば若干の変更があっても、天皇陛下のお体が一番だが、その中で許す限りお会いいただく」


さて。どうであろうか。
カッコ内の「政治的に」以外に、何か適当な言葉があるかね(笑)

他に適当な言葉が見つからないだろうが、それは明らかにこの件は「政治的」だからである。

間違えてはならないが、天皇陛下が「政治的」なのではなく(天皇家は、戦後60年間にわたって、政治的にならないように細心の注意を払ってきた)陛下を利用しようとする輩が「政治的」なのである。

天皇家が政治的に利用されてきたのは戦前の歴史に詳しいが、その反省の上にたった戦後の努力を水泡に帰すものである。陛下が、このような事態を意図したり喜んだりするわけがないではないか。

さらに気をつけなければならぬのは、「政治的」を「政治的だと言わない」のは、ナチズムの手法にそっくりであることだ。

ナチの強制収容所の入り口看板に「労働すれば自由になる」と書かれていたのは有名である。
実態は、まったく逆で、なんとガス室に送られるのであった。

政治権力は、白を白くないといい、自由を奪う行為を自由だと偽る。
言葉を自由にもてあそび、実態を固溶しながら、権力は独裁へと移行するのだ。

たんに、決断力がないとか、常に閣内不一致だとか、無能だとかいうことではない。

私は、そういうレベルをこえた「きなくささ」を、現下の政権に感じている。

自民党が良かったとか、他にどこが良いとかいう次元の話ではなくて、国そのものが変貌しながら今まで見知らぬ何かに溶けて変わるという気味悪さである。

独裁政権は、常に言葉の意味を溶かすところから始まるのである。

【引用元:ナチズムに似たり/40過ぎて独身で(断じて言い訳ではない)】


私が上記記事を読んで、ふと思い出したのが、次の山本七平岸田秀の対談↓。

(~前略)

山本 個人主義は、ある意味でヨーロッパの理想型みたいなんだけれども、これは「何々をしない」ということが一つの誇りになっているんです。

団体規約でもなんでもなくて、自分対神の約束で、これはしない、あれはしないという原則がはっきりしている

そして、これがはっきりしていればいるほど、社会が尊敬し、信用してくれるわけです。
前にアメリカ国務省日本課長のシェアマンと話したとき、アメリカ人の理想型とはこの意味の個人主義だと言ってましたな。

だいたい、人間の信頼関係というのは、マイナス的なものでして、「彼はこれだけは絶対しない」というところから始まるわけです。

汝、殺すなかれ、盗むなかれと同じで、あの人はここへ来ても私を殺さない、私から物を盗まない、私に対して偽証しない、というそこから始まるわけでしょう。

だから個人が神との契約の形でそういう規範をきちんと持っていることによって、信頼関係が成り立つわけで、これが彼らがいう個人主義の理想型なんですね。


岸田 そして日本人にはその形がない。

山本 でね、私は人々がなぜ自民党を支持するのだろうかと考えたんです。

すると、やっぱり信頼関係というのは、日本人の場合も、最終的に何かをしないということなんですね。

あいつは飲む・打つ・買うのとんでもない奴だけど、こういうことはしないという信頼の仕方がありますね。(笑)

自民党への支持というのはこれなんだな
とんでもない奴だけど何かをしないと信じてる。

つまり、自分たちが自覚していない伝統的な文化的規範に触れるようなことはしない、という信頼があるんですよ。

自民党は伝統的な政治文化の上に乗っかってるだけでしょう。

ところが野党はそうじゃないですね

前に話に出た栃木県の市会議員の一家心中の場合の新聞記事みたいな日本の伝統的行動規範に根ざさない論理ばかり言ってるから、最終的に何かを托するかとなると、そういう気にならないということでしょう。


岸田 日本共産党が私有財産を認める用意があると言ってみたり、公明党が日米安保の意味を見直すと言ったりするのも、「何かをしない」という信頼性をかもし出したいわけですね。

(後略~)

【引用元:日本人と「日本病」について/個人的な自我/P72~】


民主党の気味悪さの元は、こうした「日本の伝統的行動規範に根ざさない論理」を露わにしつつある点なのではないか…と思います。

余談になりますが、民主党には、前原国交相や、松原仁議員など保守派と見做される人たちがいますが、これは単に民主党が本性を隠す為のカムフラージュ役に過ぎないのではないでしょうか。

現実の民主党の動きを見ていると、彼らは民主党が保守であるという幻想を振りまく以外、何の影響力もありません。
客寄せパンダのようなものです。
民主党に期待している保守派がいるとしたら、いい加減目を覚ませ!と言いたいですね。

【関連記事】
・「日本は恥ずかしい」という民主党幹事長


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テーマ:民主党・鳩山政権 - ジャンル:政治・経済

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コメント

 丁寧なレス、ありがとうございました。
 ちょっとだけ、付け加えておきます。

>今更ながら思うのですが、小泉首相が、安倍さんでなく麻生さんを後継にしていれば、このような事態を招かずに済んだのではないかと。

 私も常々そう思っていました。ただ、そう簡単にはいかないのが、現実の政治の難しさでしょうね(とくに小泉氏も安倍氏も、安倍氏の父である安倍晋太郎氏のことを意識したでしょうし)。

 ただ、少しだけ述べておくと、安倍政権というのはちょっと特殊なのです。つまり、小泉氏の構造改革騒ぎの問題点を相当程度理解しつつも、これを逆手に取って、戦後日本政治の宿痾に一気に切りこもうとした点がまさにそうです。憲法改正だけでなく、公務員制度改革(本丸は地方公務員、要するに日教組と自治労)、教育改革、農政の抜本的改革などがそうでしょう。

 「戦後レジーム」の脱却などと言われると分かり難いのですが、政策の具体的な内容は間違っておらず、今後も必要となることに変わりがないと思っています(ただ、このことが残存する戦後政治の既得権益者、その最大の存在であるマスコミの危機感に火をつけ、現在の事態を招いてしまったということかもしれません。こうした点は、参議院選挙対策という意味でも、老獪さが足りない政治手法の巧拙は問われることになるでしょうね)。

 なお、今回の民主党による政権交代の馬鹿騒ぎの後、第二の小渕・麻生政権、そして第二の安倍政権ができるかどうかが、今後の日本政治の課題でしょう(もっとも、その前にマスコミを何とかしなければなりませんが・・・)。

  • 2009/12/29(火) 14:00:06 |
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  • 一読者 #-
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一読者さんへ

一読者さん、レスありがとうございます。

事業仕分けは、茶番だとのご指摘、同感です。
先日、みのもんたの朝ズバッで、原口総務大臣と、神奈川県の松沢知事が討論していたのですが、民主党出身の松沢知事もかなり現政権のやり方に怒っているようです。

子ども手当について、それ自体については賛成だと言ったものの、「この子ども手当が事業仕分けにかけられれば、廃止の憂き目に遭うだろう」と言い放ってました。

政治主導とか、公開ガラス張りとか言葉は踊ってますが、主要な政策は全て密室かつプロセスが非公開と言えるもので、事業仕分けのイメージとかけ離れていますね。

結局のところ、事業仕分けは、政治にあまり関心の無い人たちを騙すには、もってこいの”公開ショー”だったようです。

民主党が、批判を受け付けない体質というのは、マスコミに甘やかされたまま政権与党になってしまったことも一因ではないでしょうか。

マスコミも、民主党が野党のうちから、厳しくその政策を問い質していれば、政権を担っても、もう少しまともな運営が行なえたのではないか…と最近よく思います。

それはさておき、小渕政権に関するお話、興味深く拝読しました。
麻生政権も、短命でしたが非常に仕事をした内閣だったと思います。
つくづく選挙に負けたのが恨めしいです。

今更ながら思うのですが、小泉首相が、安倍さんでなく麻生さんを後継にしていれば、このような事態を招かずに済んだのではないかと。

安倍さんもいい人物だったと思うのですが、もう少し経験を積ませてからにして欲しかった。せっかくの人材を潰してしまったような気がしてなりません。
安倍さんには、ぜひ再起して欲しいですけど、余りにも負のイメージが国民に刷り込まれてしまっていますし…。
中川さんも亡くなられてしまうし…。
谷垣さんじゃ自民党は駄目なんじゃないかと、危惧することしきりです。

  • 2009/12/27(日) 22:54:26 |
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  • 一知半解 #f2BEFQoE
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 前回は、久しぶりの書き込みで、誤字脱字が多くて申し訳ありませんでした。

 ご存知かもしれませんが、ちょっと面白い書き込みを紹介します。
 題名は「はとやまけんきんもんだい」となっていますが、内容は民主党の政策全般についてですね。
 ------------------------------
■こどもでもわかる、はとやまけんきんもんだい
http://chiraurasouko.blogspot.com/2009/12/blog-post_4229.html

492 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/12/24(木) 05:37:36 ID:j2TaazAR0
>>458
うちの子、3分で理解したけどなw

はとやまのやってることは、こういうことなんだよ。
おまえがはとやまだとするだろ?
ぼくをクラス委員にしてくれたら、全員にケーキあげちゃうよ!って言うわけよ。
みんなケーキに釣られておまえに投票するわな?

ところがさケーキは250円するんだよ。
クラスの会費は一人頭300円なんだよ。
そのクラス費からは黒板消しとかチョークとか買わないといけないんだよな?
最近ガラスも割れたから修理もしないといけないんだよ。

ケーキ代、ないよな?
そうだ、ガラスは半分でいいや!とか黒板消しいらないから手で消そうなんて言うか?
それが仕分けってやつなんだよ。

ちなみに、ガラス屋さんは「アメリカ」っていうんだよ。
外の寒さから、クラスを守ってるんだよなw

という説明をしてやったら、わかったってさw
 ------------------------------
 以前にも、事業仕分けについて「ダイエットをすると言って脳みそから減らしているようなもの」と言った女子高生の言葉が紹介されたことがありましたが、本当に一般人、とくに若い人の感覚は秀逸ですねw 見る人にはちゃんと見えているということでしょうか。
 私も家族から、伝統芸能の講演に対する補助金を、仕分け人が「伝統芸能を維持するのは自己責任だ」と言って削除していたよ、と聞かされた時には自分の耳を疑いましたが・・・


 さて、
>私が子供手当ての支給に当たって、唯一期待していたのは、所得制限を設けること、そして、国民総背番号制の導入なのですが、いずれも期待を裏切られました。
 と仰っている点についてですが、そもそも子供手当というのは、少子化対策か何か分かりませんが、初めは民主党にとっても福祉関係の政策のつもりだったはずです。

 しかし、そうなるとすでに配付されている児童手当との差別化が必要になるでしょうし、民主党の政策には景気対策が全く無いという批判をかわすためにも、子供手当は景気対策の意味もあると言ってしまったために、所得制限とは矛盾してしまい、自縄自縛でグダグダになったということでしょうね。要するに、結局は思い付きのただのバラマキだったということでしょう。

 景気対策なら、全ての家庭に配る一時給付金の方がまだマシでしょう。ただ、消費を拡大するという意味では、消費をしなければ得られないエコポイントとかエコカー減税が非常に効果的だったと思います。
 また、少子化対策・育児支援としては、民主党政権でふっ飛んでしまったようですが、保育園・幼稚園の一本化と増設による待機児童の解消は、雇用対策の面からも有効だったように思います。

 ところで、2・3日前に鳩山首相がテレビで、国民が反対するなら子供手当は行なわなくても良いという趣旨の発言をしていたと家人から聞いたのですが、本当でしょうか? 何なんですかね、このいい加減さというか国民に責任を転嫁するような無責任さというか・・・

 もっとも、民主党の政策は、マニフェストに書いてあろうが無かろうが、選挙前のきちんとした政策論争を経ていないという意味では、基本的に何一つ正当性がないわけです。現実には、民主党は政策論争から逃げ続け、マスコミもそうした民主党を庇い、政策的な問題を追及しようとした自民党やネット世論に対してネガティブキャンペーンだなどとレッテルを貼って、政権交代がすべてを解決するようなイメージを垂れ流していたわけです。一知半解さんは、「民主党の政策の整合性がないのは、政権を取る前からわかりきっていたことなので」と仰っていますが、果たして選挙前にこのような自覚を持った有権者はどの位いたのでしょうか。

 政権発足当初に話題となった「八ッ場ダム」中止問題にしても、それが妥当か否か以前に、こうした点が最大の問題です。仮にマニフェストに書いてあったとしても、それを事前に説明していなかった以上、約款末尾に小さな字で書いてあった文言を盾に、高利の借金を取り立てようとする悪徳金融業者と大差がないやり方でしょう。だから、「なぜ小沢・鳩山ダムはよくて八ッ場ダムはダメなのだ、地元が自民党支持だからか」などと言われてしまうのです。もっとも、実際の動機は本当にそうかもしれませんが。


 また、国民総背番号制の導入は私も賛成です。実は、その母体となるはずだった改正住民基本台帳法が成立したのは小渕内閣の時ですよね。その他にも「国旗及び国歌に関する法律」や俗に盗聴法などと言われた「犯罪捜査のための通信傍受に関する法律」が成立したのも小渕内閣です。

 私は、前回の政権交代の空騒ぎの後、結局政治とは具体的な政策が全てではないかと考えるようになり、橋本政権の頃から個々の政策をウォッチするようになったのですが、そうした観点から「小渕政権は凄いなぁ」と感心しながら見ていたことを思い出します。

 一般には、小渕政権が無駄遣いをしたから小泉政権で緊縮財政をしなければならなかったという俗説がありますが、実際はそうではなく、小渕政権は政権交代の空騒ぎのために停滞した国政の諸問題と橋本政権の失策の後始末を、淡々と、しかももの凄いスピードでこなした政権だったというべきでしょう。確か3年余りで、重要法案を含む200を超える法案を可決成立させていたはずです。また、停滞していた日米関係を普天間基地移設問題などをキッカケに修復の糸口をつけたのも小渕政権でした。(文字通り)こうした遺産があったからこそ、小泉政権の構造改革騒ぎが可能になったわけです。
(「構造改革」という言葉には以前から違和感がありましたが、どうやらこの言葉は、もともとは共産主義用語だったようですね。政治というのは、ガラガラポンではなく、結局は個々の政策の積み重ねでしかないと考えた方いいと、改めてそう思います)

 また、前麻生政権は、明らかに小泉政権の構造改革騒ぎの後始末を意図していたと思われますが、リーマンショック以降の世界的な金融危機に対する対応も兼ねて、僅か一年の間にもの凄く仕事をした内閣ですよね。かえす返すも在任期間の短さが悔やまれますが、その組閣に当たって、小渕優子議員を閣僚に抜擢したことについては、そこにある種の因縁というか、麻生氏の決意が感じられたのは私だけでしょうか。

 ただ、こうした国民にとって良い政策を行なっていると思われる政権を潰したのが、普段は本当に仕事をしない癖に、いざ仕事をするとなると碌なことをしない某政権政党の現幹事長であり、この人は国家国民にとっての疫病神じゃないのか、と思う今日この頃ですw

 まぁ、前麻生政権は、ネットなどを通じて、とくに若い世代に対して、今までには無いある種の“たね”を確実に残しました。そこからどんな芽が出てくるのか。今後はそこに期待したいところです。

  • 2009/12/26(土) 14:30:22 |
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  • 一読者 #-
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1読者さんへ

1読者さん、大変示唆に富むコメントをありがとうございます。
拝読しまして、如何に民主党がデタラメな政権であるかを改めて痛感しますね。
これでは、oribeさんや1読者さんが論評する気にならないのも頷けます。
あまりにも、ツッコミ入れるところばかりですからね。

しかし、このデタラメぶり、混乱ぶりは、予想していたよりもヒドイですよね。
少しは、政権を取れば正気になるかと思っていたのですが、悪い方向へ予想が裏切られました。

民主党の政策の整合性がないのは、政権を取る前からわかりきっていたことなので、予算を組む段階でボロが出るだろうとは思っていましたが、本当に困っている人たちへ予算が回らず、経済効果も少子化対策効果も期待できない子ども手当てを実行しようとするのを見ると、やりきれない気持ちになります。

私が子供手当ての支給に当たって、唯一期待していたのは、所得制限を設けること、そして、国民総背番号制の導入なのですが、いずれも期待を裏切られました。
国民総背番号制については、国民の側に抵抗感があるかもしれませんが、公平な手当ての実施を行なうには、所得の捕捉に役立つ制度の導入もやむを得ないと思っていたのですが…。
長妻大臣が、NHKでそうした対策を取らねば…と言っていたはずなんですけどね。その後、全然そうした話が出てきません。
まぁ、そんなことをしていたら、参院選前にばら撒けないですからね。
結局のところ、民主党は選挙に勝つことしか考えていないのでしょう。

教えていただいた リンク先「民主党“戸別所得補償”の大罪」も読みまして、ますます暗い気持ちになりました。
結局、既得権益者が有利になってしまうのでしょうか。

嫌なことばかりですね。困ったものです。
取り留めのないお返事になってしまってすみません。

  • 2009/12/24(木) 23:25:50 |
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  • 一知半解 #f2BEFQoE
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 ご無沙汰しています。

 民主党政権が成立してから3ヶ月半ほど経ちましたが、ある程度予想していたとはいえ、想像以上の酷さにゲンナリしているところです。

 Meine Sache~マイネ・ザッヘ~のoribeさんが、ブログの再開にあたって、「ハチャメチャな民主党政権が誕生して、ハチャメチャであるものをハチャメチャであると指摘することに虚脱感を感じてブログを休止して早3ヶ月あまり」と書いていましたが、私も(仕事が忙しくなったのは事実ですが)似たような気分に陥り、まともに考えたり論評する気にはなれなくなっていました。

 まぁ、2010年は、「民主党不況」あるいは「政権交代不況」が深刻化することがほぼ確定した状況ですから、あとは重大な外交問題や大規模な自然災害が起こらないことを祈るだけです。そうなった場合、現政権下ではどこまで被害が拡大するか分からない状況ですから。


 とは言っても、これだけでは何ですから、一知半解さんの過去のエントリーとも絡めて、いくつかの点にコメントしたいと思います(かなり長くなってしまいました)。


 まず、一知半解さんはいくつかのエントリーで、普天間基地移設問題などに関連して、不用意な反米感情の表出に懸念を示し、このような反米感情は、日本自らが置かれた国際環境を自己把握していないからだと指摘していらっしゃいます。この指摘は確かにその通りだと思いますが、現民主党政権の真の問題は、それ以前に、政権発足時の鳩山夫人の問題に始まって、その後の首相個人を含む様々な政権関係者の対応によって、国際的に外交的な当事者能力を喪失してしまった(信頼を完全に失ってしまった)点にあるのではないかと思っています(特亜諸国は別でしょうが)。
 マスコミも、コペンハーゲンの気候変動枠組み条約第十五回締約国会議(COP15)で、日本がまるで相手にされていなかったことをしぶしぶ認める報道を行なったところがあったようですが、こんなことは政権発足直後から分かっていたことです。

 普天間基地問題にしても、語弊がある言い方かもしれませんが、日米関係全体から見ればそれほど大した問題ではありません。自民党政権下でも、10年以上実質的に放置されてきたことからもそれは分かります。重要なことは、日米関係を含む国際環境の変化であり、それによる日米関係の変質なのです。いつまでも冷戦時代のままの感覚では、日米関係だけでなく、日本の国益も損なうだけです。このような国際環境の変化を踏まえた真摯な提案を日本側が行わない限り、アメリカは日本との交渉に応じるつもりはないでしょう。
 最近のアメリカ要人の発言などから考えると、たぶん日本の民主党政権が続く限り、アメリカが日本とまともに交渉する気はないように思われます。もっとも、アメリカに一方的に有利なことなら別でしょうが。

(私は「危機の日本人」を持っていないのですが、この評論は冷戦期のものであるため、現在とは日本を取り巻く国際環境にズレがあるように感じました。また、残念ながら山本七平氏が冷戦後の日本が置かれた国際環境について本格的に論じたものはなかったのではないでしょうか。しかし、現実には、冷戦終結および9.11事件によって日本を取り巻く国際環境はその度に激変し、日米関係も変質を余儀なくされてきたわけです。こうした状況に対応する日本側のビジョンとしては、麻生外相時代の「自由と繁栄の弧」構想が、おそらく冷戦後初の、そして唯一の国家ビジョンだったように思います。もっとも、それを実現していくためには、憲法改正を含む国内体制の変革が不可欠だったのですが。)


 次に、国民の間では比較的評判が良かったと言われている「事業仕分け」についてですが、一言で言ってしまえば、ただの“茶番”です。私は馬鹿馬鹿しいので、これに関する報道はまともに視ても読んでもいません。このことは、自民党時代の予算決定過程と比べてみればすぐに分かります。自民党時代は、各省庁の予算要求は、事務次官会議などで予め各省庁間の重複予算などが整理され、この原案に対して自民党政調会などで地方や現場の要請を踏まえて族議員(特定分野の専門家であると同時に国会議員)などによる精査・修正を加えた予算配分が行なわれ自民党原案が策定された上で、政府原案が決定されていました(小泉時代は政調会が事実上無視された結果、様々な失政が生じたことは周知のことです)。

 これに対して、民主党は『脱官僚・政治主導』などという実態を見ればあまり意味のないスローガンを掲げて事務次官会議や省庁間の調整を廃止してしまったため、整理されていない各省庁の生の予算要求がそのまま提出され、これを精査しようにも、専門家もおらず地方組織もない(つまり、党組織が未熟で党内民主主義がない)ため、タレント議員と怪しげなスタッフによる予算削減のパフォーマンスを演じただけのことに過ぎないのではないでしょうか。しかもその台本(削減案)は、財務省が作成したものをそのまま使うというおまけ付きです。どこが脱官僚なんだかw

 もし民主党がいう『脱官僚・政治主導』を本気で実現しようと思えば、官僚組織に匹敵するシンクタンクなどの専門家集団や自民党並の地方組織が必要不可欠でしょう。そうでなければ、まさに英国がそうであるように現実的な政策立案などは不可能です。ただ、日本が英国と同じような政党組織を持つのが良いかどうかは別問題です。
 最近いくつかの政治・経済を専門とするブログで、民主党の無茶苦茶なやり方と比較して、自民党の族議員による予算配分は、実は合理的で現実的なものだったのではないか、という意見を見かけるようになりましたが、このような見直しは今後も必要になってくると思っています。

 また、かつて自民党の族議員による弊害とか利権政治と言われていたものは、実は現在民主党で小沢幹事長がやっていることそのものだということも、注意しておくべきことです。
 つまり、予算配分が政調会における正式な討議の結果ではなく、有力者による談合の結果で決まってしまうことこそが問題だったのです。現在小沢幹事長が地方などからの陳情を自分に一本化し、陳情を聞いて欲しければ民主党を支持しろなどと言っているようですが、これこそまさに、経世会支配時代の自民党の暗黒面そのものでしょう。

 小泉氏は、そうしたやり方を断ち切るために政調会を無視し、予算案の策定を経済財政諮問会議“丸投げ”したのだろうと思いますが、そのやり方は、今から見れば政局的には良くても政策的には間違っていたいうしかありません。正しくは、政調会の意思決定過程を徹底的に公開してしまうことの方が、時間はかかっても政策的な誤りを最小限にする上で効果的だったと言うべきでしょう。

 さらに、民主党の政治手法の致命的な欠陥は、国会の軽視と言うより無視に近い国会運営です。臨時国会ではいくつかの法案を成立させていますが、最も重要である各種委員会での審議時間はたった1日、2~3時間しかありませんでした。自民党の議員がtwitterに書き込んでいたそうですが、3委員会に出席を予定して準備していたところ、事実上時間が重なって出席できず、欠席せざるを得なかったと嘆いていたそうです。これは前麻生政権では最低でも一つの法案に13日の審議時間を取っていたのと対照的です(強行採決のように見えたのは、単に民主党議員がサボっていたからに過ぎません)。

 首相自身が犯罪の嫌疑(政治資金規制法違反及び脱税)をかけられた場合に指揮権発動は認められるか(現職の首相が犯罪の捜査対象になるのは歴史上初めてのことであり、田中角栄の場合でも辞任後の捜査)という問題とともに、国会での最低審議日数を法定すべきかどうかが、今後憲政上の重要な課題になるかもしれませんね。


 以上のような点を考慮すれば、民主党の政治を事前に監視ししようとしても効果は薄いと考えるしかありません。一部有力者の独断と国会無視の政治運営で、問題法案でもあっという間に成立してしまう可能性があるからです。また、民主党は、いわゆる左翼ブログなどと同じく批判を受け付けない体質であることは、実際に民主党に抗議した人がネットのあちこちで報告していますね。
 ですから、事後的な対応を強化して民主党の失政は逐一記録し、なぜこのような政権が成立しデタラメな政策が行なわれてしまったのか、国民一人一人が真剣に考えるしか方法はないような気がしています。

 取りあえず、参考まで。
「平成21年度第1次補正予算の執行の見直しについて」が閣議決定されました
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h21/sy211016.htm
 平成21年度第1次補正予算にかかる事業のうち執行を見直す事業
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h21/sy211016_b.pdf


 最後に、マスコミ(もはやマスゴミですが)についてですが、相変わらず民主党を擁護し、政策の内容を正しく伝えず、ミスリードしているようですね。

 先日,偶然NHKのニュースを見ていて驚いたことがあります。
 子供手当と扶養控除廃止の説明に関して、年収700万円の家庭を例にしていた点です(家人によると、他のテレビ局では600万円の家庭を例にしていたそうです)。いずれにしても、従来からある児童手当を貰っていない家庭を取り上げているわけです。

 子供手当と扶養控除廃止については、ネット上で昨年末から問題になっていて、中学生以下の子供がいる年代、主として30代と一部40代の平均給与である400万円前後を例にして、税務知識がある人が試算していましたが、この年収であればすでに児童手当を貰っているため、子供手当によるプラスは少なく、扶養控除廃止のマイナス面が大きく出るため、子供が1人の世帯では、実際には増税になり、子供が2人の場合は辛うじてプラスが出るものの、その額は極端に少ないという試算結果が出ていたはずです。
 また、扶養控除廃止ということは課税所得の増加を意味するので、地方自治体によって若干の違いはあるものの、課税所得に対応した健康保険料の増加も考慮する必要があるという指摘もありました。

 もちろん、子供がいないあるいは独立した家庭、高校生以上の子供がいる家庭、高齢者と同居している家庭などなど、ほとんどの家庭で単純に増税になるという試算結果が出ていました。したがって、公立高校の授業料を無料化したとしても、ほとんど意味はありません。額も少ないですし、地域によって事情は異なるでしょうが、金持ちだから、優秀だから私立に進学するとは限らないでしょう。

 結局、多少得をするのは現在児童手当を貰っていない、中学生以下の子供を持ち高齢者と同居していない比較的富裕な家庭ということになり、それが分かってくると、必ず金持ち優遇という批判も噴出してくるのではないでしょうか(「現時点ではいまだ」比較的高給取りであるマスコミ関係者にとっては、子供の高校進学までは歓迎すべきことかもしれませんが。また、ここに及んで、鳩山首相は子供手当の所得制限は行なわないと発表したようですが、さてどうなるでしょうね)。

 さらに、扶養控除廃止は地方財政にも影響するため、神奈川県知事は(民主党系の知事であるにもかかわらず)扶養控除を廃止するなら子供手当の支給を拒否すると宣言したように、地方でこの問題に気がつく自治体も増えてきているようです。

 要するに、児童手当(=子供手当)と扶養控除は、その制度趣旨も沿革もまったく異なるだけでなく、ここ何十年間かかけて微調整を繰り返して定着してきたものです。ですから、単なる思い付きで「子供手当を支給します。財源は(埋蔵金は無かったし一時的なものなので)扶養控除を廃止します」では、通用しないのです。おそらく日本の税制は、一時的にせよ大混乱することになるでしょう。
 自己防衛ができる人は,本気で予め準備をしておくことをお勧めします。ただ、いくら首相がやっているからといって、脱税はお勧めしませんがw


 ここまで民主党政権を見てきて、私には、内政・外交を問わず政策的に良いと思える点が一つも見つかりません。私は、小泉政権についても内政に関してはかなり批判的でしたが、外交については結構評価していました。
 こうした観点からは、今回の民主党政権は(史上というには戦前の政権に対する知識が乏しいので)、戦後最低最悪の政権であると断言しても良いと考えています(女性問題で辞任した宇野首相ですら、国民に実害がなかった点では今回の民主党政権よりマシですし、経済的に穏当な政策をとった村山政権は、様々な失策にもかかわらず、現在の民主党政権よりマシに見えるから不思議ですw)

 他にも色々あるのですが、今日はここまでにします。本当にキリがありませんからw

 最後に、ちょっとゾッとした論説を紹介しておきます。
 兼業農家栄えて国滅ぶ
 民主党“戸別所得補償”の大罪
http://diamond.jp/series/agric/10018/

  • 2009/12/23(水) 17:48:23 |
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  • 一読者 #-
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コメントありがとうございます。

 結局のところ、「政治」というものにできることは、どんなにがんばったところでせいぜい「国が悪くならないようにする」ことくらいで、政治の力で「国を良くする」ということは、どだい無茶な相談なのでしょうね。もしそんな政治があるとしたら、それは神がかり的な聖人が君臨し、国民は一人残らず洗脳されてその聖人に従いそれに疑いを持たない神権国家でしょう(笑)。

  • 2009/12/22(火) 00:34:46 |
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  • 南溟 #-
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南溟さんへ

南溟さん、こんばんは。

>村野瀬女史の「論理」なるものはそれこそ実生活に基づかない、歴史や文化に対する理解や認識も不十分な、左翼思想の教科書の上っ面をなでたようなものにすぎないわけですからね。

仰るとおりです。
やっぱり彼女ら左翼は、やはり自らが何者なのか、どういう思考・行動様式に基づいているのか、自ら把握できていないのではないでしょうか。歴史認識の浅さも、その一つなんでしょうね。

彼女自身認識しているかどうかわかりませんが、結果として、民主主義とは自分の主張を通す為の道具に過ぎなくなってますね。自分の主張が多数派の場合は、民意を前面に押し出すし、少数派の場合なら、数の横暴を叫ぶ。

死刑存置派などは、啓蒙すべき愚民としか思ってないのでは。

民主主義というのが、良い制度ではなく、他の制度に比べればマシという意識が少しでもあればいいのですがねぇ…。

ところで、民主主義については、以前の拙記事にコメントいただいた1読者さんの意見↓がわかりやすかったですね。

http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/blog-entry-239.html

  • 2009/12/21(月) 23:03:16 |
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  • 一知半解 #-
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魔法の杖

>政治権力は、白を白くないといい、自由を奪う行為を自由だと偽る。
>言葉を自由にもてあそび、実態を固溶しながら、権力は独裁へと移行するのだ。

私が村野瀬女史のような人が「民主主義」というタームを振り回すのに危惧を覚える理由もこれなんですね。山本七平は「日本の伝統的行動規範に根ざさない論理」という語を使っていますが、村野瀬女史の「論理」なるものはそれこそ実生活に基づかない、歴史や文化に対する理解や認識も不十分な、左翼思想の教科書の上っ面をなでたようなものにすぎないわけですからね。
村野瀬女史は「民主主義」をあたかも、世界から戦争や圧制、差別や人権侵害をなくし、苦しんでいる社会的弱者を救い、みんなが幸福に暮らせるすばらしい社会をつくる魔法の杖のように思っているのかもしれませんが、本当にそんな魔法の杖が存在するなら、この世界は今ごろもっと良くなっているでしょう(笑)。少なくとも、村野瀬女史はこの魔法の杖を使いこなすどころか、指一本すら触れることができるかどうか怪しいですね。このような自分の身の程すらまともに目を向けようとせず、正義派気取りになっているところに村野瀬女史の危うさを感じます。

  • 2009/12/19(土) 12:08:42 |
  • URL |
  • 南溟 #-
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水瓶さん、うたのすけさんへ

>水瓶さん

コメントありがとうございます。
小沢幹事長は、以前民主党の党首になったときに、自ら「人間が変わった」と宣言していましたが、まったく変わってないなぁと今回の騒動を見て感じましたね。早く政治の舞台からご退場願いたいものです。

>うたのすけさん

コメントありがとうございます。
ほんと、どうなることやら…ですね。

>管理人のみ閲覧さま

ご指摘の件、本人に確認しないとなんとも…。
でも、あのような単語そのものはあるみたいですよ。

  • 2009/12/17(木) 21:35:43 |
  • URL |
  • 一知半解 #f2BEFQoE
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管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2009/12/17(木) 14:08:55 |
  • |
  • #
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どうなることやら・・

まあ、落ちるところまで落ちて、日本人全体が目が覚めるかな・・・覚めねば終わり・・

  • 2009/12/16(水) 18:02:36 |
  • URL |
  • うたのすけ #J8bl0gKU
  • [編集]

まったく同感ですね。どうやら小沢幹事長は選挙に勝って多数派になれば何でもできる。それが民主主義だと思い込んでるようです。そこにはルール、慣行、最終的には法の支配の原則に対する尊重が欠落してます。その姿勢はまさにナチスそのもの。早く民主政権を終らせたいものです。

  • 2009/12/16(水) 07:11:01 |
  • URL |
  • 水瓶 #-
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言論の自由を冒涜するな!! もはや、ここまで来ると『詐欺師』と言っても過言ではない。 言論内容が、もはや犯罪スレスレの状態だ。法、...

  • 2009/12/18(金) 11:10:47 |
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「一知半解知らずに劣れり」な自分ではありますが、「物言わぬは腹ふくるるわざなり」…と、かの兼好法師も仰っておりますので、ワタクシもブログでコソーリとモノ申します。
一知半解なるがゆえに、自らの言葉で恥を晒すのを控え、主に山本七平の言葉を借用しつつ書き綴ってゆきたいと思ふのでアリマス。宜しくメカドック!!
日々のツイートを集めた別館「一知半解なれども一筆言上」~半可通のひとり言~↓もよろしゅう。

http://yamamoto7hei.blog.fc2.com/

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