Smart Lock for Passwords の詳細については、デベロッパー サイトをご覧ください。
インスタンス ID、アイデンティティと認証
インスタンス ID(IID)では、アプリのインスタンスごとに一意の識別子を取得できます。アプリでユーザーの登録やアカウントを求めていない場合でも、認証と承認メカニズムが提供されます。たとえば、インスタンス ID トークンを付けることで、リクエストを送信しているアプリ インスタンスを一意に特定できます。有効なインスタンス ID トークンが付けられるよう、エッジケースの処理も簡単に行えるようにしています。
以前は GCM では固有の登録 ID を使って各端末を参照していました。この方法はそのまま使用できますが、新たに GCM 用のインスタンス ID トークンも活用できるようになります。エラー ケースの処理にかかわるインスタンス ID の利点を最大に生かすことができます。インスタンス ID トークンはユーザー通知と完全に互換しているため、ユーザーの複数の端末に通知を送信できます。
トピック ベースのサブスクリプション
GCM でインスタンス ID を用いる際、別の新しい機能も使用できます。トピック ベースのサブスクリプションです。この機能を使うと、適切な対象に簡単にメッセージを発行できるようになります。すべてのサブスクリプション インスタンスに対する送信は GCM で処理されます。アプリで複数のトピックをサブスクライブできるようになり、ご自分のアプリのメッセージで必要な最適な処理を一連のトピックから作成できるようになります。
アプリでは、新しい情報が発生するとたびたびそのデータをサーバーに同期する必要が生じます。GCM ではこのモデルを “send to sync” と呼んでいます。GCM Network Manager API を用いることで、この処理がとてもシンプルになります。ネットワーク接続の待機、端末の確認、接続の再試行、切断、など多くの共通の実行パターンが API で処理されます。GcmNetworkManager によって、バックグラウンド タスクが適切なタイミングでスケジュールされ複数タスクがバッチ処理されることで、Android 5.0+ 端末で最もパフォーマンスに優れたJobScheduler API を使っているときであっても効率性が高まりバッテリーが節約できます。この API は 1 度きりのタスクと定期的なタスクどちらもサポートしており、数多くの異なる運用タイプで用いることができる柔軟なフレームワークとして活用できます。
Google Cast は、ご利用のモバイル端末やノートパソコンから TV やスピーカーにコンテンツを簡単にキャストできるテクノロジーです。あらゆる Android、iOS、Chrome アプリでリモート ディスプレイを使用する新しい機能や、より優れたメディア サポート、ゲーム サポートによって、Google Cast のメリットを存分に発揮できる環境が整っています。
Remote Display API
モバイル開発者が画面密度の濃いアプリやゲームを作成し、Android や iOS 向けの Google Cast Remote Display API を使って Google Cast レシーバーに簡単に送ることができるようにしています。新しい Remote Display API を使うと、モバイル端末と Google Cast 端末で同一コンテンツをミラーリングすることなく、調整され統合されたセカンド スクリーンをビルドできるようになります。
Google Cast でゲームすれば、モバイル端末を自分のゲーム コントローラとして使い、TV でアクションを表示することですばらしいマルチプレイヤー体験を楽しむことができます。接続されたすべてのクライアントやキャスト レシーバーにメッセージや状態の変化を簡単に送信できるようにするため、Google Play services 7.5 では Google Cast 向けに GameManagerClient や Game Manager API が導入されました。これらは Android、iOS、Chrome、レシーバーで使用できます。
Android Wear
時計は時間を確認できるすばらしい端末です。ただ、時間の確認に加えて場所を簡単に確認できたとしたらどうでしょうか。今回の新しいリリースで、おなじみの Maps API を Android Wear 端末で使用できるようになりました。
完全にインタラクティブなマップやライトモードのマップを Android Wear 端末で直接表示できます。インタラクティブ マップではスクロールやズームができ、ユーザーの現在地とその他の情報が表示されます。サポートされる機能の完全なリストをデベロッパー ドキュメントでご確認いただき、さらに詳細については Geo Developers blog をご覧ください。
Google Fit
Google Fit はフィットネス アプリを作成できるオープン プラットフォームです。現在位置や移動するスピードなどのセンサーデータを取得したり、アクティビティ データを集めて保存したり、データを自動的に集積してユーザーのフィットネス データを 1 つのビューに表示したりできます。
今回のリリースで、RecordingApi を使って移動した推定距離や燃焼カロリーのデータを集めて、HistoryApi を使ってご自分のアプリや別の Google Fit 対応アプリで表示できるようになります。
アクティブに動き回ればさまざまな形態への対応が必要になります。ある種の運動は歩数や距離で簡単に計測できますが、筋力トレーニングはその種類、反発力、繰り返した数などで計測されます。今回、数多くの workout exercises を新しくサポートしたことで、このようなデータを Google Fit に保存できるようになり、運動を包括的に確認できるようになりました。
SDK をご利用ください
Google Play サービス 7.5 をご利用いただけます。アップデートされた SDK を今すぐお試しください。