試してみようという方は、まずは、詳しいドキュメントをご覧いただき、この中で提供されているサンプルアプリケーションをご覧ください。このサンプルアプリケーションでは、アプリケーション内でのサービスの実装、Android Market でのプロダクトリストのセットアップテストの方法を説明しています。また、安全な実装を行うためにセキュリティガイドラインを必ず読んでください。

ぜひこの新しいサービスが皆さんのアプリケーションで活用されることを願っています。

[京都会場での集合写真]


「3月19日/20日がアイディアソン」と説明しましたが、これは21日のハッカソンに向けて、というお話。アイディアソン自体は続きますので、いつでも Moderator や Wave にアイディアを追加して下さい。また、ハッカソンは企画した人がどんどん開催していく形式ですので、既に京都ハッカソン第二弾/大阪ハッカソンなどが検討されているようです。更には海外にも飛び火し、アラブ首長国連邦(UAE) のドバイで約 50 人が参加した #hack4jp ハッカソンが開催されたとの報告が届いています。

さて、もう少し詳細もお伝えしていきましょう。Google Moderator はアイディアの宝庫です。そこで Moderator にあがっている上位10個のアイディアをご紹介します。

Google Map上に避難所を表示し、そこに避難所の情報(避難している人­数、足りないものなど)を紐付ける。避難所へのルートも確認でき­るようにし、支援物資の輸送の手助けとする。とにかく情報が分か­りやすく確認できるものが必要だと思います。

避難民受け入れマップ:非被災地の自治体で被災地地域住民の受け入れを表明している情報を一覧可視化、空き情報などをアップ­デート、ネットや通信環境が充分でない人のために斡旋仲介をで­きる体制など。

支援物資の避難所までの経路を中継地点ごとにビジュアルで表示­し、支援物資の需要と供給を一元管理できるような仕組み。 各避難所からは必要物資と数量を書き込め、各避難所に近い中継地­点にもそれらの数値が反映される。 また各中継地点には、中継可能地点や全国からの送付受付可能かど­うかなどの情報や現時点の在庫、必要数、倉庫のキャパシティなど­の情報が表示される。 避難所はもちろん近隣や隣県で倉庫を持っている人などは中継地点­としての登録もできるようにする。

各避難所に泊まっている人数や、家がなくなってしまって探して­いる人の人数、問題を抱えている人の人数がタイムラインになって­いて、日々の改善状況が一目でわかるシステム。改善されていない­避難所を知るために必要だと思います。

被災各地での技術者マッチングシステム。医療関係者からボラン­ティアまで、「どの場所にどういった人材が不足しているか」を被­災者または現地訪問者がアップロード、支援者(または現地で活動­可能な方)とのマッチングを行う。またその際「今すぐ必要or1­週間以内」「作業従事者or資格保持者or 資格なしでも可能」「­機材として○○希望」などのタグを設け、適切に必要な人材が手配­できるようにする。復興期においては、同プラットフォームを人 材­募集にも活用できると良いか。

震災では、今後、中長期的に、こころのケアがとても重要になっ­てくると思います。東京都福祉保健局によりこのようなPDFファイルが作成され配られていますが、この11­ページや12ページの質問項目を使って、スクリーニングツールを­作成したり、携帯端末でこの資料にあるような内容を一般向けに分­かりやすく伝えるツールを作成したりすることはどうでしょうか?­

リアルタイム電力消費メータ。東電さんからはデータを提供して­いただく。 都民は、そのリアルタイム電力消費メータを確認して、随時節電を­敢行。

現在の交通の復旧状況を前提とした経路検索。既にリリースされ­ているGoogleとホンダのマッシュアップ地図を利用。主に東­北エリアを対象とするが、首都圏版では駅の混雑状況共有もできる­とよい。

震災後に「飲み水を確保する方法」、「食べも物を確保する方法­」、「SOSをあげる方法」、「寒さ、暑さをしのぐ方法」、「応­急処置の方法」が辞典 になってるアプリケーションが欲しい。WE­Bサービスでなくってアプリケーションで欲しい。なぜなら通信の­インフラもつぶれてるかも知れないから。

電波・通信の通信・復興状況を Google maps に反映させる­仕組み。 「ここまでは電波が届いているが、ここから先は届いていない」が­視覚的に分かるもの。 http://togetter.com/li/111197 ­の情報などを上手く地図に反映できないだろうか? 避難所の地図と連携させることで、情報孤立している避難所もわか­ってくる。

Google Wave での膨大な議論はこちらにまとめてあります。

さて、こうして提案されたアイディアから、実際に自分がやってみたいプロジェクトを提案するというのが Project list です。完成して公開済のプロジェクトは 2 個、アクティブ/作業中な物は 13 個(うち引き続きメンバー募集中の物が 3 個)、メンバー募集中の物は 3 個あります。


ハッカソンはオンラインとオフラインの両方で行われました。


Hack For Japan

Hack For Japan

[ハッカソン京都会場の様子]

●京都会場では下記のサービスの開発が行われました。なお、京都のオフライン会場とオンライン会場のメンバーが Skype チャットを使いながら共同で開発にあたるという場面も。

デマだったー」 Twitter 上のツイートがデマであれば、それをデマであると報告してもらい、その集約結果を用いてデマ情報が広まることを防ぐ
炊きだしたん」炊き出し情報検索サービス
5Goods」マイクロボランティアの手法を使って、被災地の方にWEBを通して応援のメッセージを届けるサービス
地域ツイート」各地域のハッシュタグや周辺地域のハッシュタグのつぶやきを見れるサイト
わん!クリックで救助検」1クリックで場所を特定して、その場所の周辺の有益な情報(炊き出し情報や計画停電情報など)を公開しているサイトのリンク集を表示するサービス
はてな震災情報」はてなブックマークに集まっている有益な震災情報を、ユーザーが参加して編集し、まとめられるサービス
ペットファインダー」Google Person Finder のペット版

福岡会場では、支援者が楽しんで支援できるようにするために,義援金や献血の血液の寄付状況をグラフ化したり、マップ表示したり、ゲーム感覚で可視化するサービスを提供する「どねったー」、どねったーから寄付や献血等のドネーションに関する情報を得て、それらの情報を元にキャラクタを育てる育成ゲーム「どねーと牧場(仮)」、そして hack4jp でこれから作られるアプリケーションで必要とされる機能を整理し,これらの多様な技術を利用できるように仲介するミドルウェア「とりあえずAPI」の開発が行われていました。

岡山会場では、被災地の方が現地の写真を撮影して、その写真と位置情報をGoogle Mapで表示する「被災地マップ(仮)」とUstream にアップされているチャリティーライブや、報道番組のポータルサイト「Act4LIVES- action for world lives -」の開発が行われました。

徳島会場では、Chromeアドオンで、Twitterサイト上で流れてきたRTに対して、外部サイトのタグ(はてなブックマークのタグ)や関連エントリー(そのツイートが含まれるTogetterや、今回他の方が作られる関連サービスへのURL)などのメタ情報を、外部サイトを見るまでもなく、その場で情報を付与することで間違った噂の拡散を防ぎ、正しい情報の拡散を進めるサービス「ReTweetPlus」が開発されたほか、どんなプロジェクトがあるか、どのような貢献ができるかを調査し、wikiにまとめるという調査プロジェクトが行われていました。

京都会場では Google の及川卓也と、さくらインターネット研究所の松本直人さんによる TechTalk、はてなの近藤淳也さんとさくらインターネットの田中邦裕さんによる講評を頂きました。(リンクからすべての動画にアクセスできます。)


Hack For Japan

Hack For Japan

Hack For Japan

Hack For Japan

Hack For Japan
[Hack For Japan 京都会場より。 HFJ の文字が読めますか?]


Hack For Japan は、開発者の皆様の力が求められている「今」、皆様が使えるツールを提供したり、自分が足りないスキルを補ってくれる仲間を捜したり、求められているサービスを知ることで開発者が活躍できる場を提供する為のプロジェクトです。ご協力頂いた皆様に感謝するとともに、Hack For Japan の真価はこれらの場やツールを開発者の皆様がどれだけ利用して、よいサービスを作ってくださるかにかかっています。引き続きどうぞよろしくお願いします。

なお、オフライン会場の手配は全て各地の GTUG (Google Technology User Group)の皆様が行ってくださいました。また、開催にあたって Google API Expert の皆様からたくさんのアドバイスを頂きました。改めて御礼申し上げます。


(写真は全てクリエイティブコモンズ表示非営利改変禁止ライセンスで山崎富美が公開した物です)

あるレコードに対するユニーク ID であり、ドメイン名と、それにスラッシュとローカル ID が続く。ドメイン名はこのレコードに対して権限を持つホームレポジトリを示す。ローカル ID のフォーマットはホームレポジトリに任せられる。person_record_id が、そのアプリケーション自身と異なるドメインから始まっている場合、その record は他の source から得られたクローンであることを意味する。

entry_date (string in the form "yyyy-mm-ddThh:mm:ssZ"):
この record のコピーが保存された UTC 時刻。PFIF レポジトリは、record が追加時のこの値が単調増加することを保証しなければならない。それにより、クライアントは最後に受け取った entry_date 以降の entry_date をもつ record を要求することによってレポジトリのコピーを更新することができる。
author_name (string):
情報提供者のフルネーム。
author_email (string):
情報提供者のメールアドレス。
author_phone (string):
情報提供者の電話番号。
source_name (string):
この record のホームレポジトリの名前(情報元のサイト名)。
source_date (string in the form "yyyy-mm-ddThh:mm:ssZ"):
この record がホームレポジトリ内で作成された UTC 時刻 (情報元の投稿日)。
source_url (string):
この record のホームレポジトリにおける URL(情報元の URL )。

■識別情報

これらのフィールドは人の識別情報用の変化しないデータです。これらは検索に使われます。

first_name (string):
探している人、見つかった人のファーストネーム。スペースに続けてミドルネームも追加できる。
last_name (string):
探している人、見つかった人のラストネーム。
home_city (string, city name):
探している人、見つかった人の市。
home_state (string):
探している人、見つかった人の都道府県。
国の行政区域を大文字 ISO 3166-2 形式で表現します。
訳注: http://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_3166-2:JP を参照
home_neighborhood (string):
探している人、見つかった人の近隣の場所。
home_street (string):
探している人、見つかった人の町名。
home_postal_code (integer):
探している人、見つかった人の郵便番号。
photo_url (string):
探している人、見つかった人を識別する写真への URL。
other (large string):
自由形式のテキストデータで、他の source から持ち込まれた静的なデータに使われます(他の source からインポートされた動的なデータは NOTE record に保存されるべきです)。短いフィールドは一行で、フィールド名、コロン、値で表現されます。長いフィールドは、フィールド名とコロンの行に続いてインデントされた文字列で表現されます。機械的な処理で他の形式から PFIF 形式に record が変換された場合は、"automated-pfif-author"フィールドが存在すべきです。このフィールドは PFIF を作成したプログラム名を表します。PFIF レポジトリから record がエクスポートされた場合には"automated-piff-author"フィールドは付加されません。人に対する自由形式テキストの説明も"description"のフィールド名でここに表されます。たとえば、自由形式文字列フィールドを持つ PFIF 以外のフォーマットから record を取得するプログラムは other フィールドを含み、それは次のようになるでしょう:

description:
    Dark hair, in her late thirties.
    Also goes by the names "Kate" or "Katie".
automated-pfif-author: ScrapeMatic 0.5

他のアプリケーションからインポートされたフィールドに対する名前はドメイン名とスラッシュを始めに付加されるべきです。例えば、ICRC record から生年月日がインポートされた場合は次のようになります:
(訳注:この例は PFIF 1.1 当時のもの。実際には PFIF 1.2には生年月日専用のフィールドが用意されています)

icrc.org/birthdate: 1976-02-26
sex (string):
探している人、見つかった人の身体的性別。femalemaleother の 3 つのうち 1 つで指定されます。性別不明の場合はこのフィールドを省略してください。
date_of_birth (string):
探している人、見つかった人の正確な生年月日(YYYY-MM-DD)またはだいたいの生年月日(YYYY, YYYY-MM)。
age (string):
探している人、見つかった人のだいたいの年齢。source_date 時点での、生年月日からの年数。このフィールドの値はひとつの 10 進数整数か、2 つの 10 進整数をハイフンでわけた包含範囲を取る。source_date が指定されていない場合、このフィールドは定義されません。(訳注: 27 歳→ "27", 25 から 30 歳→"25-30")
home_country (string):
探している人、見つかった人の母国。大文字 2 文字の ISO 3166-1 country code で指定されます。

NOTE records

NOTE record はちょうどひとつの PERSON record に属します。ある PERSON record には任意の数の NOTE record が関連付けられます。すべての note はタイムスタンプと note の著者情報を持ちます。アプリケーションはタイムスタンプを、フィールドの最新情報を決定するのに使えます。ユーザーは著者情報をフィールドの信頼性を確かめるために使うことができます。

これらのフィールドは時間とともに変化する情報を保存します。これらのフィールドが NOTE record に現れたときは、この record はこれらのフィールドに対する新しい値を定めます。source_date フィールドは新しい値が効力を持つ日付を示します。例えば、最新の場所情報を表示したいアプリケーションは、last_known_location フィールドを持っていてるもののうち最新の source_data を持つ NOTE を参照すればいいことになります。

note_record_id (string):
この record のユニーク ID であり、ドメイン名にスラッシュ、ローカル ID が続きます。ドメイン名はこの record の権限を持つホームレポジトリの識別子です。ローカル ID のフォーマットはホームレポジトリに任されています。note_record_id がアプリケーションのドメインと異なったドメインから始まっている場合、この record は他の source からのクローンであることを意味します。
entry_date (string in the form "yyyy-mm-ddThh:mm:ssZ"):
この record のコピーが保存された UTC 時刻。PFIF レポジトリは、record が追加時のこの値が単調増加することを保証しなければなりません。それにより、クライアントは最後に受け取った entry_date 以降のentry_date をもつ record を要求することによってレポジトリのコピーを更新することができます。
author_name (string):
情報提供者のフルネーム。
author_email (string):
情報提供者の e-mail address。
author_phone (string):
情報提供者の電話番号。
source_date (string in the form "yyyy-mm-ddThh:mm:ssZ"):
この record がホームレポジトリ内で作成された時刻(情報元の投稿日)。ほとんどのケースで、note はこのフィールドでソートして表示されるべきでしょう。
found (boolean string, "true" or "false"):
行方不明者に連絡が取れた場合、会えた場合は"true", さもなくば"false"の値をとります。この note の text フィールドで、いつどこで連絡が取れたか、会えたかを説明するべきです。
email_of_found_person (string):
見つかった人の連絡先 e-mail です。このフィールドは人物が見つかった場合のみ存在します。この note の text フィールドでどのように連絡先情報が決定されたか説明するべきです。
phone_of_found_person (string):
見つかった人の連絡先電話番号です。このフィールドは人物が見つかった場合のみ存在します。この note の text フィールドでどのように連絡先情報が決定されたか説明するべきです。
last_known_location (string):
捜索されている人を最後に見かけた場所を述べた自由形式説明であり、市や都道府県など、できるだけ詳細に述べた情報です。この note の text フィールドはどのように所在地が決定されたか述べるべきです。
text (large string):
自由形式の文字列であり、人物の状態や状況、最後に目撃された所在地の詳細の説明です。他の情報の訂正であることもあるでしょう。
status (string):
探している人、見つかった人の状態で次の 5 つの文字列のうちの 1 つを取ります。
information_sought
情報提供者は対象の person の情報を探しています。
is_note_author
情報提供者は対象の person 自身です。
believed_alive
情報提供者は対象の person が生きているという情報を入手しました。
believed_missing
情報提供者には対象の person が行方不明と判断した理由があります。
believed_dead
情報提供者は対象の person が亡くなっているという情報を入手しました。

person_record_id (string):
この NOTE record が関連づいている PERSON record の person_record_id です。
linked_person_record_id (string):
この NOTE record が、同一人物に対する重複 record であると主張している他の PERSON record のperson_record_id です。
ユーザーがある 2 つの PERSON record を重複だと示すときには、NOTE record をそれら両方の PERSON record に付加し、それぞれに linked_person_record_id フィールドを持たせ、相互に指し示します。これらの NOTE record はこれらを重複だと示した関係者を示す author_name フィールドを持ち、text フィールドに重複だと判断するにいたった理由を付加します。

Notes

String fields は non-ASCII character を含められます。

PFIF 1.2 では person 要素の外にトップレベルの note 要素を許します。正しい PFIF ドキュメントはひとつの pfif 要素からなり、それはひとつ以上の person か note 要素を持ちます。

note 要素が person 要素の外に現れる場合、note は person_record_id をもつ必要があります。それ以外の場合には person_record_id フィールドは任意ですが、存在する場合には note を含んでいる person の person_record_id と一致する必要があります。

person 要素の中では、 必須の person_record_id がはじめにくる必要があり、note 要素は最後に来る必要があります。note 要素の中では、note_record_id が最初に来る必要があり、もし存在するときには person_record_id がそれに続くべきです。残りのフィールドは任意の順番であらわれることができます。


Google Person Finder の提供を開始しました。

被災されたご家族やご友人の安否を調べられるシンプルなツールです。
ショートリンクは http://goo.gl/sagas です。

Google Person Finder をサイトに組み込める embed コードを提供しています。

以下の HTML コードをコピーして貼り付けてください。


<iframe
    src="http://japan.person-finder.appspot.com/?small=yes&lang=ja"
    width=400 height=300 frameborder=0
    style="border: dashed 2px #77c"></iframe>
  


●上記特設サイト及び Person Finder は携帯電話からも使えます

携帯電話からのアクセス方法は、Google モバイル検索のトップページからのリンク、もしくはサイトURL (http://goo.gl/REFVG)よりアクセスできます。





YouTube の TBS News-i チャンネルでは、地震関連ニュースをライブストリーミングしています(PCのみ)。

●災害前の情報を元に、青森県、岩手県、宮城県、福島県の避難所情報をGoogle マップ上にまとめました。特設サイトからもリンクしています。




鉄道の遅延情報を Fusion Tables を使ってまとめました。

Japan Earthquake Photos を開設しました。

皆さんからの被災写真を共有していただくことができます。

被害の大きい地域にお住まいの方、被災された方のご無事を心よりお祈りいたします。

3/12 追記

●パートナーの GeoEye の協力で、衛星写真で震災地の写真を見ることができるようになりました。高品質画像を見るには、KML ファイルをダウンロードして、Google Earth でご覧ください。また、Google MapsPicasa album で見ることもできます。




[地震と津波の前後の写真]

「地震」というキーワードでの検索結果には、地震速報や緊急用ダイヤルの使い方などの関連情報を掲載しています。





[本記事は、Google Public Policy Blog にGoogle の Director of Privacy, Product and Engineering である Alma Whitten が投稿した The freedom to be who you want to be...Google Social Web Blog  に Product Manager の Greg Marra が投稿した Decide what the world sees when it searches for you翻訳・再構成したものです-山崎]

「インターネット上では、誰もあなたが犬だとは思わないだろう」というピーター スタイナーの風刺画は冗談で描かれたものかもしれません。しかし、中東や北アフリカ地域での最近の出来事が示すように、彼の指摘したことはとても重大なことでした。ウェブが発展し、ユーザーはどこにいてもブログ記事を投稿したり、友人や家族と写真を共有したり、目にした出来事をオンラインで放送したりすることができるようになりました。そんな中、アイデンティティの問題がますます重要になってきたのです。

Google のサービスを利用するとき、ユーザーの皆さんがどのように名乗るか(あるいは名乗らないか)、その色々な方法について Google は考えてきました。本人証明が役に立つサービスもあれば、本人証明が必要とされる場合もありますし、逆に本人証明が任意でもよかったり、不要だったりもします。属性(attribution)はとても重要です。しかし、仮名や匿名という手段も文化の一部を担っており、それにはきちんとした理由があるのです。

Google のサービスでは無記名、仮名、記名の 3 つに対応しています。各々のモードには、各々のユーザーベネフィットがあります。

無記名: 自分の実名や仮名に結びつけることなく、オンラインの活動をしたい時がときどきあるでしょう。たとえば、医療関係について調べるときや、特別な方への素敵なプレゼントを探すときなどです。このようなときは、Google Account にログインしなくても(あるいはサインアップすらしたことがなくても)、Google のサービスを利用することができます。サービスを提供する上で、IP アドレスやクッキーのような情報は必要になりますが、ログアウトしている場合はそれらの情報を個人のアカウントにリンクすることはありません。

仮名(ハンドルネーム)仮名のおかげで人々はネット上で自由に自己表現を行うことができるようになったことからもわかる通り、仮名はインターネットの大きな利点の 1 つです。仮名を使う人は、物理的に危険な状態にあるのかもしれませんし、何かの助けを求めているのかもしれません。また、自分について知られたくない状況にある場合もあるでしょう。そんな事情がある場合、一貫したアイデンティティをもつことは必要かもしれませんが、オフラインの本人とは結びつかないものである必要があるでしょう。YouTube への動画のアップロードや、Blogger への投稿は仮名を使うことができます。

記名人と情報を共有するときに、相手に自分が何者なのかを知ってもらいたいということはよくあると思います。 Google Checkout などのいくつかの製品が、このような身元確認に依存しており、サービスを利用するためには、利用者自身が身元を明らかにすることが必要です。 身元を明らかにすることが、しないことに比べてより望ましい場合もあるでしょう。たとえば、あなたが地域社会活動のプロジェクトに参加したいと思ったとき「オンラインで見たこの人達が、本当にコミュニティのメンバーであるとどうやって知ればよいのだろう?」と考えることがあるかもしれません。

なりたい自分になれる(オンラインアイデンティティをコントロールできる)という自由をユーザーに提供するのと同じぐらい重要なのは、Google のサービスを利用する時に自分がどのモードにいるのかを正確に知ることができるようにすることです。そこで最近、Google では多くのサービスで、これを明確に示すために、ページの一番上にあるナビゲーションバーを変更しました。各サービスを使うときに、ページの右上に、どのアカウントでログインしているか(もしくはしていないか)を見ることができます。


Google では、ユーザーの皆さんに対して更に透明性を高めるため、他の方法も検討しています。Google が提供する製品の中には、そのサービスが何の為に作られたのかによって、これらの 3 つのモードのうち 1 つか 2 つのモードのみに適している物もあります。ただし、 Google はこれら 3 つのモードすべてが Google のサービスにある、と考えています。

一例ですが、先日リニューアルされた Google Profiles は、自分の名前で検索されたときに何が表示されるか、自分にとってどんな情報が重要でハイライトしたいのか、自分について何を知ってもらいたいのかを自分がコントロールすることができるサービスです。この Google Profiles はウェブ上に情報を公開し、現実の人とつながるために設計されたサービスですので、実世界でよく使っている名前を使って頂くようお願いしています。



この新しい機能によって、より多くのデータセットが Public Data Explorer の視覚化を通じて活かされ、人々が世界をもっと理解したり、より多くの情報を手に入れたり、データに基づく意思決定が可能になったりすることを願っています。新しいデータセット、視覚化の機能、DSPL の拡張など、今後も楽しみにしていてください。
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山崎: Google Code Jam Japan 2011 の開催がアナウンスされましたね。改めて Google Code Jam について教えてください。

yukoc: Google Code Jam は複雑なアルゴリズムの問題を限られた時間の中で解く能力を競う個人戦のプログラミングコンテストです。世界大会は 2003 年から行われていて、世界中から参加があります。学生、社会人問わず参加ができ、世界大会の最終ラウンドには、開催国の Google のオフィスにさまざまな国からプログラマーが集まります。

2011 年は世界大会に先駆け特別に Code Jam Japan を用意しました。

山崎: 過去にはどのような問題が出題されたのですか?

yuizumi: 様々な分野や難易度の問題が出題されています。私が選手として参加した 2008 年の大会では、「2 駅間を結ぶ鉄道路線の時刻表が与えられる。その時刻表どおりに運行するには何台の列車が必要になるか。」(Qualifcation Round)、「教室で試験をするにあたり、カンニング防止のため、ある生徒の両隣とそのひとつ前の席には別の生徒が座らないようにしたい。また、教室の席の一部は壊れていて使えない。最大で何人までその教室で試験を受けさせることができるか。」(Online Round 3)などがありました。

山崎: 参加者はどのくらいいるものなのですか?

ykonishi: 2010 年の世界大会には、世界中から 2 万人以上、日本からは 638 人が参加しました。予選ラウンドを日本からは 485 人が突破し、アイルランドのダブリンで行われた最終ラウンドには 25 人中なんと 2 人の日本代表が勝ち残りました。

Code Jam Japan は予選ラウンドと最終ラウンドともに日本時間の週末午後にオンラインで行われるので、より多くの方に参加していただけるのではと期待しています。

山崎: Code Jam Japan は Google Japan 主催、日本語での出題で、日本在住の方が対象だと伺いました。

dmikurube: はい。ルールも日本語で表記しており、大会に関する質問も日本語で受け付けます。今までの Google Code Jam では「英語を読むのが面倒くさいなあ」「難しそうだなあ」と感じていた方も、今回の Code Jam Japan は気軽に参加していただけるようになっています。

山崎: 今のうちに準備したい方のために役に立つサイトはありますか?

pascal: クイックスタートガイド過去問 (英語) は参考になると思いますのでぜひ読んでみてください。また Google との関係はありませんが、TopCoder の Single Round Match ()も問題の方向性としては似ていると思います。

山崎: Code Jam Japan 2011 の準備にあたっての裏話などあれば教えてください。

ykonishi/frank: Google Japan のエンジニアの中には Google 入社前に ACM ICPC や TopCoder、そしてもちろん Google Code Jam 世界大会などのプログラミングコンテストに参加していた者も多数おります。これらのコンテストは非常に楽しいものですが、日本の優秀なプログラマーの中にはこれらの大会が英語で行われているために参加しないという方が多いということも知っています。そこで、このたび Code Jam チームと共に日本語のコンテストを開催することにしたのです。世界大会と同様、日本大会は Google の社員が問題からルールまですべてを手がけました。社内のカフェで夕飯を囲みながら T シャツのデザインや参加規約について話したり、加点方式を決めるのに 2 時間議論したりしました。


(Code Jam Japan 2011 の準備風景)

山崎: ズバリ勝つための秘訣を教えてください。

nya: 計画的に問題を解くことですね。コンテストは 1 ラウンドあたり数時間と限られた時間で行われるので、必ずしもすべての問題に手をつけられるとは限りません。ですので、たとえばある問題の解法が思いつかないからといって、その問題にこだわって 1 時間考え込んでしまうと、他に解ける問題があったとしてもチャンスを逃してしまうかもしれません。ぜひ一度すべての問題に目を通して、自分の得意な分野の問題から解いていってください。

山崎: ありがとうございました。開催概要は以下のとおりです。皆さん、ぜひ参加してみてください!

●開催概要●


予選 3 月 19 日(土)延期予定
決勝 3 月 26 日(土)延期予定
(予選・決勝ともにオンラインで行われます)
賞品: 賞金と特製 T シャツ(T シャツの写真はこちら : 左から pascal、yukoc、nya がモデルをしています)

参加登録: http://code.google.com/codejam/japan
Twitter アカウント: @GoogleCodeJamJp
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【新 API Expert のお知らせ】

Google App Engine の新しい API Expert として、小川信一さんに就任して頂くことになりました。オープンソースのフレームワーク Slim3 の開発メンバーの一人であり、また、appengine ja night 等のコミュニティで積極的な活動を行われています。小川さん、よろしくお願いします!

小川さんのブログ: 「404 shin1のつぶやき ないわー Not Found
小川さんの著書: 「オープンソース徹底活用 Slim3 on Google App Engine for Java」(秀和システム)

【Chrome API Developers JP】

前回の API Expert ミーティングで承認された「Chrome API Developers JP」が活動を開始しました。 このコミュニティをリードしてくださる太田昌吾さん、よろしくお願いします!なお、「Chrome API Developers JP」の始動にあわせて、「Chromium Extensions Japan」は、2 月 18 日をもって活動を休止することになりました。Chrome に関心のあるデベロッパーの皆さんは新しいコミュニティにぜひご登録をお願いします。

【リリース情報】

【イベントのお知らせ】

【出版のお知らせ】

API Expert が執筆された最新書籍をご紹介します。

小松健作さん(HTML5 API Expert)と古籏一浩さん(Maps API Expert)他共著の書籍 「JavaScriptコーディング ベストプラクティス 高速かつ堅牢なコードを効率よく書くために(MdN)

JavaScript の高速化と開発効率をアップするベストプラクティスをまとめたもので、スマートフォン、HTML5、CSS3など最新の話題にも言及した、JavaScript上級者向けの書籍です。

なお、今回私は出張のため Google シドニーオフィスから参加しました。下記はシドニーオフィスのエントランスの様子です。



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