x264 エンコード実験 --weightp 2
r1788でx264はchroma-weightpに対応…ということで、実際どんくらい効果あんの? ということで実験してみた。重み付け予測ということはとりあえず、フェードとかに強くなるらしいよ? まず、フェードとか多そうな動画を探してみた。
なんとなく…
sample1 リトバスEx demo の 最初から6400frame 800x600
sample2 はるかぜどりに、とまりぎを2 demo の 最初から 2403frame 800x600
sample3 FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 ED 1280x720
どうしてこうなった…ってかんじのチョイスだが気にしない。
アニメ絵ばっか。実写…? 知らん。(おい
3つともフェードが多い動画。ただ、色差成分のみのフェードかどのくらいあるかはよくわからない。
sample1とか2は公式サイトとか、ミラーサイトとかからダウンロードできるやつ。
sample1とsample2は、avs+x264.exeで、sample3はAviutl+改造版x264gui.auoで実験。
比較するのは…
・r1790のweightp0 (weightp off)
・r1772のweightp2 (輝度のみ)
・r1790のweightp2 (輝度+色差)
その他のオプションは…
--preset slow --crf 23 --ipratio 1.5 --qcomp 0.7 --scenecut 60 --min-keyint 4 --keyint 300 --qpstep 12 --no-dct-decimate --no-fast-pskip --no-mbtree --aq-strength 0 -t 2 --psnr --ssim
結果
weightp Y, UV … x264の出すログで出てきた値。どのくらいweightpを使ったかじゃないかな?普通、10%を超えることはほとんどない。たいてい1~5%ぐらいなので、選んだ動画がいかにフェードが多いかわかる。
fps … エンコード速度。やはりweightp 0 が速い(当然)。だがweightp 2による速度低下もわずか。
容量 … r1772weightp2のときのビットレートを100%としたときの増減。マイナスなら圧縮率向上。
SSIM, PSNR … 機械的な画質。(あくまで機械的なもので、見た目とは異なることもある。)値が大きいほどきれい。値を見ると、ほとんど変わっていないことがわかる。PSNRのY,U,Vの各値も似たような傾向だった。実際に見てみてもよくわからない。
weightpのオンにすることで、わずかにエンコード速度が落ちるかわりに、少し圧縮率が向上することがわかる。weightpなし->輝度weightpと比べるとそうでもないものの、輝度+色差weightpもそこそこ力を発揮している。そもそもYV12では色差は輝度と比べるともともと情報量が少ないし、フェードは輝度に依るものが多いだろうことを考えると結構すごいのかもしれない。
小さな圧縮率向上だが、細かい圧縮率向上も積み重ねれば大きなものになる。今後もx264に期待!
そういやTMPEGEncにx264が入るらしい。
まあ、今のTMPEGEncのH.264はちょっと残念だから…
x264の更新とかどうするんだろ?
アップデートするのか、放置するのか…
なんとなく…
sample1 リトバスEx demo の 最初から6400frame 800x600
sample2 はるかぜどりに、とまりぎを2 demo の 最初から 2403frame 800x600
sample3 FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 ED 1280x720
どうしてこうなった…ってかんじのチョイスだが気にしない。
アニメ絵ばっか。実写…? 知らん。(おい
3つともフェードが多い動画。ただ、色差成分のみのフェードかどのくらいあるかはよくわからない。
sample1とか2は公式サイトとか、ミラーサイトとかからダウンロードできるやつ。
sample1とsample2は、avs+x264.exeで、sample3はAviutl+改造版x264gui.auoで実験。
比較するのは…
・r1790のweightp0 (weightp off)
・r1772のweightp2 (輝度のみ)
・r1790のweightp2 (輝度+色差)
その他のオプションは…
--preset slow --crf 23 --ipratio 1.5 --qcomp 0.7 --scenecut 60 --min-keyint 4 --keyint 300 --qpstep 12 --no-dct-decimate --no-fast-pskip --no-mbtree --aq-strength 0 -t 2 --psnr --ssim
結果
weightp Y, UV … x264の出すログで出てきた値。どのくらいweightpを使ったかじゃないかな?普通、10%を超えることはほとんどない。たいてい1~5%ぐらいなので、選んだ動画がいかにフェードが多いかわかる。
fps … エンコード速度。やはりweightp 0 が速い(当然)。だがweightp 2による速度低下もわずか。
容量 … r1772weightp2のときのビットレートを100%としたときの増減。マイナスなら圧縮率向上。
SSIM, PSNR … 機械的な画質。(あくまで機械的なもので、見た目とは異なることもある。)値が大きいほどきれい。値を見ると、ほとんど変わっていないことがわかる。PSNRのY,U,Vの各値も似たような傾向だった。実際に見てみてもよくわからない。
weightpのオンにすることで、わずかにエンコード速度が落ちるかわりに、少し圧縮率が向上することがわかる。weightpなし->輝度weightpと比べるとそうでもないものの、輝度+色差weightpもそこそこ力を発揮している。そもそもYV12では色差は輝度と比べるともともと情報量が少ないし、フェードは輝度に依るものが多いだろうことを考えると結構すごいのかもしれない。
小さな圧縮率向上だが、細かい圧縮率向上も積み重ねれば大きなものになる。今後もx264に期待!
そういやTMPEGEncにx264が入るらしい。
まあ、今のTMPEGEncのH.264はちょっと残念だから…
x264の更新とかどうするんだろ?
アップデートするのか、放置するのか…