「虫が齧る」(むしがかぶる)
これも辞典の用例が膝栗毛や川中島から引かれているので、古い江戸言葉なんでしょうね。腹痛が起こる、産気づくという意味です。
徳田秋聲『生活のなかへ』(「黒潮」大正7年1月)三に「虫がかぶつて来て、お腹が痛み出したその苦しさと云ふのは」の用例があります。
04-07 23:55
@tonton1965 ありがとうございます。ブログを拝読して "Lysistrata" "Aristophanes" "(ここに「張形」の英訳)" で検索掛けたりしましたが……昼間からやめときます(^^;)
04-07 13:46
洒落といえば『足袋の底』(「中央公論」大正2年4月)に「おやゝゝ又負けの綱かい」というのがあります。これは渡辺綱のもじりですね。こういうの年配の方はすぐわかるんでしょうか(自分でも実際に言ったことがあるとか、聞いたことがあるとか)。
04-07 12:55
『だから考えて置くと云ふのだ。』
『ほう、師走の蛙で考へる。』(徳田秋聲『みち芝』四)
この「師走の蛙で考へる」は「日本国語大辞典」にも載ってなかった。ネットで検索すると大橋巨泉の口癖ということですが、そんなのは知らない。たぶん「師走の蛙」「寒蛙」「考える」という洒落でしょう。
04-07 12:43
昨日小谷野先生からご教示頂いた「敦圉」ですが、増補「字源」に載っていました(以下引用)。
敦圉【トンギョ】盛んにいきまく、敦は大、圉は強、大いに気が激する。左思、魏都賦「白虎――乎崑崙」
簡野道明の「字源」は持ってないんですよね。綺麗な古本があったら買おうかな。
04-07 12:04
@tonton1965 と思って調べましたが、信長からの書状ばかりですね(当然ですが)。
信長は署名に「弾正忠 信長」とか「信長」と書いてます。
ちなみに少し時代は遡りますが、吉川家文書1483「松永久秀書状」(切紙)永禄十二年では「信長則被馳参候境節」と呼び捨てでした。
04-07 00:09
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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