@tonton1965 そうですね。
ところで、『頭の悪い日本語』の174頁に「彼女」の項がありますが、明治時代は「かのをんな」と読むほうが多かったんでしょうか。秋聲は昭和まで「かのをんな」を使っていて、「かのじょ」には相当違和感があったのかも知れません。
04-16 21:13
秋聲のよく使う宛字に、「悶腕く/悶踠く(もが‐く)」、「四下(あたり)」などがあります。「あさましい」には大体「浅猿しい」の字を使っています。
04-16 20:46
徳田秋聲は『前夫人』(「新小説」明治37年7月)三で「胃潰瘍」に「胃塊癰(いくわいよう)」という漢字を宛てています。「塊癰」と書かれると何だか癌みたいですね。
04-16 20:31
なので、秋聲の小説に「彼女」という代名詞が出て来たら、ルビが省略されている場合でもつねに「かのをんな」と読むのが正しいと思っています。
04-16 20:28
秋聲は明治30年代から「彼女」という代名詞を小説に使っていますが、晩年に至るまでほぼ全てに「かのをんな」というルビを振っています。
04-16 20:02
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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