【備忘録】
『文久二十六家絶句』下 宇田栗園
http://t.co/0PNePbFwQc
立命館大学図書館西園寺文庫所蔵
11-30 23:14
私が最初に読んだ徳田秋聲の小説は『足袋の底』です。古井由吉『魂の日』の「春の旅」に引用されていたのがきっかけで手に取りました。一人の老人の生涯の、過去と現在が行きつ戻りつしながら幾重にも重なり合って、濃密な世界を形作っていくその叙述に圧倒されました。これが出会いの始まりです。
11-30 22:51
ベームという《人間》に何かが欠けているのだろうか?」
と書いています。吉田氏はもちろん無智ではありませんが、私はこの手の文章には反感しか抱けません。
11-30 17:37
吉田秀和は、先程例に挙げた「音楽評論家」とは別の人ですが、『世界の指揮者』の「ベーム」の項で、「ベームという人は本当にすばらしい名指揮者だが、(中略)第一級中の一級、名品中の名品ともいうべき作品を扱うとなると、何か少し物足りなくなるのである。」「音楽家としては申し分ないのだが、
11-30 17:25
@zinofrancescatt いえいえ。
褒めてくれてるからいいとか、貶されてるから気に入らないとかではなく、許せない文章ってありますよね。ひとりよがりだったり、無知だったり。
11-30 16:43
@zinofrancescatt 美術批評には詳しくありませんが、やっぱりそんな感じだったんですね。
11-30 16:03
@zinofrancescatt 大好きな演奏家の国内盤CDを買ったら、某音楽評論家(故人)が演奏に対する独断的な批評―というか感想を書いていて「うるさい!」とムカついたので海外盤に買い換えたことが何度もあります。海外盤CDは3カ国で記述する必要性からか楽曲解説に徹していますね。
11-30 15:59
@zinofrancescatt そうですね。但しそれが音楽批評の場合、印象批評に偏りすぎたり、名曲の名演名盤しか認めないような変な風潮を後々まで残した原因の一つでもありますね。
国内盤のCDなどは、古いものほど「音楽評論家」の下らない感想文が付いていて厭になることがあります。
11-30 15:36
「文学、映画、カメラ、レコード、音楽会、歌舞伎などを、次ぎ次ぎに愛好してゐて、その時時にかなりの熱中ぶりを示し、アマチュアとしては相当な研究熱を高めるのだが、そこを押し切つて、何か一つのものに一身を打ち込んで行くだけの野暮な熱意は、持たない信三であつた」徳田一穂『並木の病葉』より
11-30 13:23
@zinofrancescatt あり、レコード批評を書けるくらいの教養があったことは窺えます。戦後も『音楽之友』などに記事を書いていますね。
11-30 13:22
@zinofrancescatt のを書くことになつてゐ」て、「P-レコード会社試聴会」でバッハ、ショパン、フランク、モンテクレール、プーランク、ラヴェルを聴いたり(「ネクタイ」昭和9年4月)、自宅ではダンディの交響曲(作品25か)をかけている(「夜の庭」昭和8年11月)場面が
11-30 13:22
@zinofrancescatt き廻つたり、レコードや音楽会、歌舞伎などに熱心になつた」
と書いていまして、それが実情だったと思います。母親が死んで山田順子が出入りするようになってからは生活も荒れて中退しています。
ただし、後年の小説では「或る雑誌の為めにレコードの批評のやうなも
11-30 13:22
@zinofrancescatt これはたいへん貴重な情報をありがとうございます。
徳田一穂は、小説『並木の病葉』(昭和14年)で、彼の分身である主人公信三について
「趣味の境地から一歩も先きへ踏み込まない、ねばりのないところ」「入つた私立大学へも碌そつぽ出席せず、街をほつッき歩
11-30 13:21
RT @zinofrancescatt: @kameiasami 古い名簿をもってるひとに確認してもらったのですが、大正13年あたりに「徳田一穂」の名前は記載されていないようです。
11-30 13:21
@zinofrancescatt そうです。ヴァイオリンは左頤が固定されますからね。
稻本さんの挙げられたような世界的な一流奏者は別として、実際には、顔の表情は非常に豊かだけれど、それが音楽に反映していない人が結構いるのですよ。
11-30 13:20
@zinofrancescatt はい。あくまで私の印象ですが、ヴァイオリニストには泣きそうな表情で演奏する人は少ないような気がします。チェリストの方が表情豊かなのではないでしょうか。楽器の形が女体に似ているから、とくに男性奏者はああいう顔になるなんてよく言われますよね。
11-30 05:50
@zinofrancescatt 慶應には明治34年からワグネル・ソサィエティー・オーケストラがありますが、徳田一穂が在籍したかどうか私は存知ません。彼は二浪して慶應に入りましたので、20歳過ぎてチェロを習い始めた計算になり、それでオーケストラで弾けるようになるか大いに疑問です。
11-30 05:43
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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