浅田彰は三島由紀夫が好きなんじゃないかというTweetを目にしましたが、島田雅彦との対談本『天使が通る』所収の「ミシマ――模造を模造する」で徹底的に批判していましたね。
07-08 15:50
設問は以下の通り。
「(一)昭和十三年を送るに当つての感想
(二)昭和十四年を迎ふるに当り、地方指導者へ希望したいこと」
秋聲は(二)に回答していません。同年の北支事変を受けての発言で、ここでもなかなかに危ないことを言っています。
07-08 08:17
是から本舞台に入るので、我々子孫の背負された仕事も容易ではないと考へられ、日本の今後の益々多事なるべきを覚悟しつゝ憂心忡々のうちに十三年を送る。」
アンケート「回顧と希望」(「文化日本」昭和13年12月)
https://t.co/g88VkTLuFO
07-08 08:16
【是からが本舞台】
「帝国芸術院会員 徳田秋聲
一、歴史的地理的因縁で、民族的に万事立遅れであつた日本が、ぐつと乗して来たといふ感じです。かゝる現実相は我々の想像も先覚もしなかつたことであり、かゝる力のあることすら考へなかつたのです。しかし今は荒ごなしが出来たばかりで、
07-08 08:15
具体例を挙げて、単に中国への同化政策を進めるだけでなく日本人の性格も「大陸的」に変わっていく(合わせていく)べきとしている点は注目すべきですが、なかなかに危ない文章です 。
07-08 08:06
実は日本人の性格も大陸的にかはつて行かないと、支那へ働きかけることも、単にこせゝゝした形式だけに止るでせう。」
アンケート「対支文化工作として最も重要とされるものは」(「文化日本」昭和13年7月)
https://t.co/3vOOpxuWyy
07-08 08:05
【中国への文化的同化策のすすめ】
「大規模の同化作用
徳田秋聲
相手が相手ですから、文化工作は政治、経済工作〔よ〕り面倒で、金ばかりかゝつてそれほど実蹟はあがらないかも知れませんが矢張り大規模の新聞雑誌、映画、それに学校を作つて同化作用を起すより外ないのではないでせうか。
07-08 08:05
「当連盟募集の標語中
一等 伸びゆく日本 明けゆく世界
二等 日出づる国に秀づる文化
三等 一と槌 一と鍬 文化の礎
右の通り当選いたしました。此の新標語に対する御感想を――。といふ依頼状に対し本連盟評議員参与各位からの回答(到着順)。」
07-08 07:37
「文化日本」は昭和12年8月8日に結成された日本文化中央連盟発行の機関誌(昭和12年11月15日創刊)。
秋聲は、同誌第2巻第12号(昭和13年12月)最終頁5段目に同連盟の「参与」として名を連ねています。
https://t.co/ge4sTVIWgM
アンケート設問は以下の通り。
07-08 07:37
ありません。第二、第三は酒落みたいで意味がないと思ひます。不謹慎かも知れませんが、思つたまゝ申しあげて見ました。」
アンケート「標語感想」(「文化日本」昭和13年6月)
https://t.co/o7mNhHouG6
「文化日本」掲載のアンケートは全て「徳田秋聲全集」未掲載、別巻著作目録に未登録です。
07-08 07:34
【日本文化中央連盟参与として】
「 徳田秋聲
三つとも余り当りまへすぎて何の奇もないやうです。語呂にも弛みがあると思ひます。何ういふのがよいかとなるとちよつと困りますが、もとゝゝ標語がさう云ふものかも知れません。第一のは(伸びよ日本、播けよ文化)とでもしたらと思ひますが、勿論自信は
07-08 07:33
【徳田秋聲俳句】
昭和十一年夏病後
生きのびて又夏草の目に泌みる
この春佐原より潮来に渡りて
水郷の春まだ浅し島隣り
水上にて或夏
稲妻や利根の川筋幾うねり
(「文化日本」昭和13年8月)
https://t.co/dIE0jPzMxH
句はいずれも既出ですが、詞書は初見でした。
07-08 07:29
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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