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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2023/06/24のツイートまとめ

kameiasami

徳田秋聲「▲本号の小説」(「処女」大正3年5月)
https://t.co/5QEd0xjUPf
秋聲肖像(同上)
https://t.co/AmY9hbsvxG
①秋聲の募集小説選評の類は「徳田秋聲全集」未収録のものが数多く存在しますが、特段問題にもされず、実際に私もまともに読んでいません。
②この肖像写真の秋聲は若いですね。
06-24 12:42

なお、仏訳と表題が同義の »Richter und Henker« が
Sacher-Masoch, Grausame Frauen, Bd. V: Richter und Henker, Leipzig 1907.
に収録されています。他にも Lewandoska を主人公とする雑誌掲載のマゾッホ作品を Google Books で確認済ですが、小さい不鮮明な亀の子文字で、読むのに難儀しますね。
06-24 11:09

底本は Teplitz-Schönauer Anzeiger 誌ではなく、単行本か作品集と思いますが、ドイツ語圏ではマゾッホ研究があまり進んでおらず、いい加減な書誌しか発見できないので(ネットで閲覧できるものでは、フランス語訳の書誌の方が充実している)、特定には少し時間が掛かりそうです。
06-24 10:54

さて誰が何語から訳したのか、底本は何か、ということになると話は別ですね。
私はこれまで秋聲名義のマゾッホ訳について幾度か書いたように、代訳者がドイツ語から訳したのだろうと推測します。代訳者はやはり大島蘭秀の可能性が高そうです。
06-24 10:54

ことは夢にも思はぬ位の美人であつた。
年は漸と二十五であるが、其容姿ら、其持つて生れた気地の手伝つた技倆から悲劇女優として、既に第一流の位置を占めて居る。」
原文と訳文とを比較すれば、『拳銃』の原作が Sacher Masoch の »Leben um Leben« であることは疑いを容れない のですが、
06-24 10:48

【マゾッホ原作『拳銃』】
前掲ドイツ語原文と同じ箇所の徳田秋聲名義による訳文は、
「レワンドフスカ夫人は、波蘭ヱル市の劇場裡の星である――と同時に美人沢山の点では四方に響いた当市きつての手弱女(たをやめ)である。清艶な波蘭女も、鳩胸の猶太女と、イダ山上の勝利の林檎を、彼と競合ふなんて
06-24 10:48

  1. 2023/06/25(日) 05:00:44|
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