の雑誌記事に基く記述とすれば、決まりごとは時代や場所によってまちまちだったのかも知れません。
江戸川乱歩は「日記帳」(「写真報知」大正14年3月5日)で前記の宇野の小説について言及し、
「恋を現わすには切手をななめにはればよいという所は、実は一度応用して見た事がある」
と書いています。
01-26 22:11
(大正11年1月)によれば、語り手が見た雑誌「手紙文学」の記事に、
「死んだ知らせや、それの弔や、総て願はぬことを認めた時の手紙には切手を逆まに貼ること、それから喧嘩とか、抗議する場合とか、絶交の場合などには真横にして貼ること」
とあったと書かれていますから、これが大正時代当時の実際
01-26 22:09
【切手言葉】
戦前から戦後にかけて、切手の貼り工合で思いを伝える「切手言葉」が若い学生の間で流行した時期があります。吉尾なつ子『若い女性の新しい手紙』(東都書房、昭和32年)によると、切手を逆さに貼るのは「切手言葉」で「絶交」とされています。
しかし宇野浩二の小説『二人の青木愛三郎』
01-26 22:08
@moji_ka 時図のやうになつて開きを助ける」
上田徳三郎『製本之輯』(アオイ書房、昭和16年)
少くとも大正7年頃には「クータ」と呼ばれていたようです。より古くは「背紙」でしょうか。
#クータ
01-26 13:05
@moji_ka 「雑表紙貼り込み即ちケーシングにクロスは背紙(クータ)の巾より七八分広きものを貼りそれより四方を折り込むものである」
日本製本時報 1(1)(日本製本時報社,1918-11)
https://t.co/4KkYjjuD0W
「クータといふのは、ハトロン等で作つた紙の筒で、これを中味の背に貼りつけておくと、本を開いた
01-26 13:05
@moji_ka 「腔背(俗に袋貼りとも言ふ)をつくるには、ハトロン紙のやうな引きのある丈夫な紙を一枚とり、背の長さに合せ、三倍の幅に截ち、これを三つに折り、真中の処に膠を引き、背に貼付けてよく擦り、それから左右の部分は折返して膠で合せます」
庄司浅水『書籍装釘の歴史と実際』ぐろりあ・そさえて、昭和4年.
01-26 09:41
トレンドの「見合わせ」を「貝合わせ」と見間違えたのは私だけではないと思います😅
01-26 07:42
@moji_ka たとえば、ここに「ハトロン紙」と書かれているのがそれでしょうか。
林靖一『図書保管法 毀損亡失篇』(大阪屋号書店、昭和12年)
https://t.co/wzAkVsqN12
01-26 07:20
@moji_ka クータ:背固めのとき補強と形を整えるために、背に貼る袋状の背貼り紙。空袋(くうたい)のなまりといわれる。
野村保惠『編集校正小辞典』ダヴィッド社、1993
〖参考〗
「クータって知ってますか?」(京都大学図書館資料保存ワークショップ 図書館に修復室をツクろう!⑳)
https://t.co/X5FdAStKcm
01-26 07:02
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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