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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2019/05/03のツイートまとめ

kameiasami

心細さに惹入れられるのであつた。」
徳田秋聲『道尽きず』「花形」より。
ある夜、藤代がカフヱ・ドラゴンの経営者・秋山に連れて来られた、井の頭の「田舎々々した」ちょっと怪しげな料理宿の描写。なかなか良いです。
05-03 23:16

「上つて見ると、幾箇(いくつ)かの小間があつた。二人は廊下伝ひに離れに案内されたが板戸を繰開けると、障子の枠硝子から藤棚などが電燈の灯影で青々してゐるのが見えた。下は沼のやうな池で菖蒲(あやめ)が咲いてゐるらしかつた。蛙の啼声などを聴いてゐると、如何にも遠い田舎へ来たやうな
05-03 23:11

正直言って、夢の中での逢瀬が延々続く後半はかなりダレましたね。やっぱり私は、オカルトはあんまり……
でも珍しい映画が観られて良かったです。
05-03 22:48

《ゲーリー・クーパー 珠玉の傑作集》で初めてDVD化されたらしいです。
アド・キルー『映画とシュルレアリスム』上巻(飯島耕一訳、美術出版社 、1968年)184頁で、
「この映画は狂気の愛の勝利に成功しえた」
と評されていることを下記サイトで教わりました。
https://t.co/xWi3yG71EF
05-03 22:46

映画《永遠に愛せよ》(1935)。
ヘンリー・ハサウェイ監督、ゲイリー・クーパー、アン・ハーディング主演。
ジョルジュ・デュ・モーリア作『ピーター・イベットソン』(peter ibbetson, 1891)の映画化。運命に引き裂かれ、二人が見る同じ夢の中でしか会えなくなった恋人同士を描いた作品。
05-03 22:45

ゲイリー・クーパー主演映画《結婚の夜》(1935)でポーランド移民の娘マーニャを演ずるアンナ・ステンが素敵。画面に彼女が登場したとき、思わずはっとなりました。ウクライナのキエフ出身だそうで、なるほどたしかにスラヴ系のお顔立ち。
作品は悲恋もので、あまりの結末に泣いてしまいました😢
05-03 17:39

レオニード・アンドレエエフ作、吉田甲子太郎訳『殴られる「あいつ」』(玄文社出版部、大正12年)
https://t.co/QSeH2puNXc
こちらは国立国会図書館/図書館送信参加館内公開。
徳田秋聲『道尽きず』からの引用に「伯爵」とあるのは、マンツィーニ伯爵(コンセーラの父)のこと。
05-03 15:12

「楽屋には(中略)舞台では仲の悪かつた伯爵に扮した男と、道化役に扮した男と、演出家とが残つてゐるだけであつた」
徳田秋聲『道尽きず』「花形」より。

レオニイド・アンドレエエフ『横っ面をはられる「彼」』熊沢復六、北村喜八共訳、原始社、大正15年1月。
https://t.co/N8p0OuffAV
05-03 14:52

てゐる〉、水谷八重子にも感心した、とも書いています。この「二度」は牛込会館での『殴られるあいつ』と築地小劇場での『横っ面をはられる彼』とを指すのでしょう。
徳田秋聲『道尽きず』で藤代がコンセーラを演じた芝居は、作者が観た2つの公演をモデルにしているということですね。少し修正します。
05-03 14:21

秋聲はアンドレーエフの同作品を吉田甲子太郎が訳した『殴られる「あいつ」』(玄文社、大正12年)の上演を震災後牛込会館で観て「新演芸」(大正13年1月)に劇評を書き、「今年の劇・映画・創作など」(「文芸時報」昭和2年12月8日)には〈僕はこの「殴られる彼奴」は非常に好きな芝居であつて二度観
05-03 14:12

  1. 2019/05/04(土) 04:18:45|
  2. 未分類
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