@meg_mrym 秋江の二人の娘さんは勉強が苦手で成績が悪く、父親を嘆かせていましたが、いっぽう秋聲の娘の喜代はフランス語を勉強するのが大好きで、卒業しないでもっと学校で勉強したいと言っていたようです。娘は2人とも仏英和が大好きだったみたいですね。
01-17 23:43
金持ちの同級生の邸へ無心に訪れます。
「ベシユタイン」はピアノ・メーカーのベヒシュタイン(Bechstein)、ザツキンは彫刻家、画家のオシップ・ザッキン(Осип Цадкин)です。
ザッキンは藤田嗣治と親交があり、その作品は日本でも人気がありました。ザッキンやベヒシュタインをわざと応接間に置いて
01-17 23:12
「その頃兄がひいてゐた、ベシユタインのピアノが依然として壁際にあつた。ザツキンだけでも大変なものだと、米子は今更のやうに感心した。」
徳田秋聲『赤い花』「同窓生」(二)より。
睦夫と離婚して、夫から病気の赤ん坊を取り戻した米子。子どもの入院費に金が要るので、学生時代に仲の良かった
01-17 23:09
これ、馬鹿馬鹿しいようですけど、私も生まれて初めて「ママ」のルビを見たときには、ほんとに「え、ママ?」と思ったものです。
もちろん、すぐに類推がつきましたけど。
https://t.co/sHmCeKHeSi
校正用語には「イキママ」なんてのもあります。「イキママ」ですよ「イキママ」!(「ママイキ」とも)
01-17 23:01
@meg_mrym この件は、どうぞ『近松秋江伝』の212頁8行目から13行目をご確認下さい😊
01-17 22:59
@meg_mrym 『別れたる妻に送る手紙』や、『黒髪』連作に直接つながっている、というのはこの伝記の眼目で、一番重要なことが「序」に書いてあるんですよね。
01-17 22:58
@meg_mrym 近松秋江の文章を書き写していらっしゃったとは、すばらしいです。流石お目が高いです。実際、名文家とされていて、随筆が戦前の学校教材として使われたりもしていたんですよね。
おっしゃるとおり、近松秋江は花袋や抱月らの「平面描写」に批判的で、『蒲団』は
01-17 22:57
catty. Now Waley says it himself, but with the reservation that there were also great resources unknown to modern English at the command of Lady Murasaki.
(John Walter De Gruchy "Orienting Arthur Waley" p.131 より)
01-17 22:55
Japanese told me that Waley was treating Lady Murasaki chivalrously: that is, he was allowing her to say what she probably would have wished to say, if she had had at her command the full resources of the English language. I thought this was so grand that it almost ceased to be
01-17 22:55
@meg_mrym そうですね、おそらくエンプソンはウェイリーの主要な翻訳に、ほぼ目を通していたと思われます。
孫引きばかりで恐縮ですが、1964年にこんな回想をしていたそうです。
Long ago, when the first volumes of Waley's translation of The Tale of Genji were coming out, another English expert on
01-17 22:54
行く末を思い、気分が重くなります。
〈「何か飲む?」
「さうね。アイスクリームでも貰ひませうか。」〉
徳田秋聲『赤い花』「青空の下」(四)より。
何度か書いてますが、アイスクリーム🍨は「飲む物」です😊
01-17 17:21
蘭子と、彼女に調布の不動産を売り付けようとしている50がらみの男性(春田老人)との会話。小説の連載が昭和6年11月から7年6月ですから、10年後だとちょうど太平洋戦争開戦の頃、20年後はもう戦後復興期です。
誰も未来のことは判りませんからね。小説とはいえ、こういう会話を読むと、この人たちの
01-17 17:16
〈「え、でも土地でお金を儲けるといふ時代でもなささうですわ。世間がかう物騒になつては。」
「いや、十年や二十年――吾々の生きてゐるうちに、変動の来る気遣ひは、断じてありませんよ。奥さんまでが、そんなことを心配してゐるのは、可笑しいですよ。」〉
徳田秋聲『赤い花』「青空の下」(一)より
01-17 17:15
書評『近松秋江伝 情痴と報国の人』小谷野敦著 〈週刊朝日〉|AERA dot(2019.1.17)
https://t.co/dTVxFx3bMD
「……気になりながらも誰も踏み込まなかった秋江の人生に光をあてた労作。現代では広く親しまれている作家ではないが、本書を読むと俄然読みたくなるだろう。(栗下直也)」
01-17 13:40
いつも寝る前には、2人ともベッドでそれぞれ本を読みますが、私が横でクリムトの絵が装釘の、ものすごく大きくて分厚い綺麗な本(ウェイリー版源氏物語)を読んでるのがすごく気になるようなので、一緒にページを繰ったり代わり番こに読んで聞かせ合ったりしながら、2人で読み進めることになりました。
01-17 01:01
@meg_mrym のようです。あいにく手許にないので、近いうちに図書館で読み返してみたいと思います(著作や伝記も確認しようかと)。
御本の第3巻、たいへん面白く拝読しています。この巻は特に分厚いので、持ち運べないのがちょっと残念(寝る前に読んでます🎵)
01-17 00:17
@meg_mrym ウィリアム・エンプソンはウェイリーの源氏物語の翻訳について、 'Waley must have made that up' と見ていたらしいと、どこかで読んだ記憶があります。その文章をどこで読んだのかしらと昨日から探してましたが、
William Empson "The complete poems" (London: Allen Lane, 2000). の Introduction
01-17 00:00
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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