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徳田秋聲 (徳田秋声) の文学を中心につぶやきます。
― 亀井麻美 (@kameiasami) · Xより転載 ―

亀井麻美 : 2019/01/05のツイートまとめ

kameiasami

皇室への積極的な敵意はなかったにしても、元来身分制度には否定的で、敬して遠ざけていたところへ、八代博士への複雑な感情がそこに加味されて、こうした含みのある表現になったのでは、と思います。
証拠はありませんが、ずっと以前からの私の印象です。
01-05 22:47

が聞かれますし、「尊いあたり」という表現も、皇室を憚った婉曲表現というより、却って小馬鹿にしている気がします。
秋聲が順子に夢中だった頃の『春来る』では、「宮中に関係のあるK―博士」「高貴なあたりでも信任の厚い博士」などと書かれています。やはり「高貴なあたり」に含みがありそうです。
01-05 22:47

大正天皇の侍医団の一人であった八代豊雄は、徳田秋聲の『仮装人物』に「K博士」として登場します。「優れた手腕と人格の持主である博士」「地位の高い博士」(以上、十四)、「先きは人も知つた人格者であり、尊いあたりへも伺候して、限りない光栄を担つてゐる博士」(十五)といった記述には、皮肉
01-05 22:47

「美代子もこの年増の異性を見ると、何彼につけ睦夫を想出すのであつたが、何の青年を見ても、睦夫に比べては空虚であつた」
徳田秋聲『赤い花』「美代子」(三)。
ここで使われている「年増」は「年頃」の意ですが、誤記ないし誤植だと思います。
01-05 15:39

これはおならの擬音と思っていたのですが、興津要氏が一例として示した解釈
「へへへへへ、いやどうも……へへへへへへへ、まったくもってどうも……へへへへへ、とんだ失礼を……へへへへへへへ、なんともめんぼくなくて……へへへへへへへ、どうぞおゆるしを……」
によれば、おならと笑い声ですね😅
01-05 15:29

加保茶元成の
「ある人の放屁しけるをかたへの人わらふあまりに廻文の歌よめといひければ
へゝゝゝゝへゝゝゝゝゝゝへゝゝゝゝへゝゝゝゝゝゝへゝゝゝゝゝゝ」
という狂歌が「徳和歌後万載集」巻十三の最後にあったのを思い出しました。
https://t.co/2SDNh0xdBa
01-05 15:17

「豊富な文学的教養をベースに、しかしそれに頼らず、あくまで小説として人物を動かす。これ以上、付け足すことも削ることもできない文章が魅力的だ。表題作は皇族・雍子女王と純次が結婚に至る顚末。謹厳なるユーモアと悪意」
小池昌代さん『とちおとめのババロア』評(「図書新聞」2018年12月22日)
01-05 15:07

@meg_mrym はい、ありがとうございます!
01-05 11:26

街灯の明かりがカーテンを透かして入ってくる、薄暗い寝室で、夫と、とりとめのないお喋りをするのが好き。
01-05 03:23

あのあと、ずっきー(夫)に聞いたら、すぐにググってくれて、お掃除をメイドのコスプレをした女性に依頼するサービスが実在することを確認して、2人でウケていました😹
世の中には色んなことを考える人がいるものですね😆
01-05 02:30

「世間ではまだマッチを擦付け、スプーンを切匙(せっかい)、フォークを肉刺(にくさし)、と呼ぶ頃に」
とあるのを見て(これは大正初年頃の話)、やっぱり言ってたのかな、と思いました。
ちなみに、「肉叉」には「フォーク」のルビが振ってある場合が多いです(特に大正以降は)。
01-05 00:46

「肉刀(にくとう)」(ナイフ)はともかく、フォークを実際に「肉刺/肉叉(にくさし/にくさ)」と読んでいたかどうかずっと疑問でしたが(秋聲『銀行手形』、荷風『ふらんす物語』等々にルビの用例あり)、宮尾登美子『鬼龍院花子の生涯』(文春文庫、23頁)に
01-05 00:46

  1. 2019/01/06(日) 04:19:32|
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