徳田秋聲は「八釜敷」という宛字を使いません(たぶん)。漱石(や門下)がよく使うほか、露伴や鏡花にも用例があるんですが。
秋聲の『多恨』(明治42年4月)『濁流』(明治42年6月)には「八釜しい」の用例が散見されますが、これらは代作。代作はこうした用字の癖の違いで馬脚を現すことも。
11-27 01:04
徳田秋聲は『日本文章史』で「八釜敷」なんて字を使っていますが(「その当時の様な乱訳時代にあつては、もとより誰も今日の様に誤訳問題など八釜敷持ち出すものはない」)あれは岡栄一郎の代作ですからね。
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そして岡栄一郎は漱石門下。
11-27 01:02
@yasu_kum @atoreides 徳田秋聲の一連のマゾッホ翻訳の中ではこの作品(『夜叉』Ein dämonisches Weib, 1901)がいちばん優れていると思います。もし未見でしたらどうぞ。
https://t.co/8uWRRWeIJe
11-27 00:56
この『大実験』の終わりの方で、入れ違いになっていた霊魂が元に戻った甲賀青年が「チヱースト!」と喜びの声を連呼する場面があります。
短篇『風前虹』七の一「チヱースト」、フランク・バーレットの翻案『旧悪塚』㈣の三「ちえすと!」に続き、徳田秋聲の作品と翻案で見付けた3例目のチェースト。
11-27 00:42
Author:亀井麻美
kamei asami
德田秋聲,徳田秋声,德田秋声
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