◇ 外需に続いて内需も落ち込む = 中国経済が苦境に喘いでいる。統計局の発表によると、7-9月期の実質経済成長率はとうとう6.0%にまで落ち込んだ。前期より0.2ポイントの低下で、統計が発表されるようになった92年以降の最低水準。昨年1-3月期からの減速が止まらない。政府は6.5-6.0%を成長目標に掲げてきたが、その下限に張り付いてしまった。
最大の原因は、米国との関税引き下げ競争。輸出が伸び悩んだことから、製造業が不振に陥った。9月のアメリカ向け輸出は、前年比22%の減少。輸出全体も1-9月期では0.1%の減少となっている。このため自動車やスマホを中心に、工業生産が減退。製造業の成長率は7-9月期に5.2%と、前期より0.4ポイント低下した。
製造業の不況は、内需にも広がってきた。1-9月期の小売り売上高は前年比8.2%増だが、1-6月期の8.4%増より鈍化した。特に新車の販売は9月で15か月、スマホは3か月連続で前年実績を下回っている。小売り業の上位5000社でみると、7-9月期の売り上げは前年比わずか2%の増加。実質ベースではマイナスになっている。
設備投資や不動産投資を合計した固定資産投資額も、縮小している。1-9月期の投資額は前年比5.4%増で、1-6月期の5.8%を下回った。特に地方政府の財政事情が悪化したため、インフラ投資が激減している。このように中国経済の現状は、どこからみても芳しくない。また今後の見通しにも、明るさは乏しい。
(続きは明日)
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