◇ 回復期の長さは戦後3番目に = 内閣府は先週7日、2月の景気動向指数を発表した。それによると、一致指数が前月より0.4ポイント上昇。これにより今回の景気回復期は戦後3番目の長さになったことが、統計面では確認された。しかし一般的には好況感に乏しく「景気はいいのか悪いのか判断しがたい」という声も強い。
景気動向指数というのは、生産や販売、雇用などの経済指標を集めて作成する総合指標。内閣府が毎月作成し発表している。この指数が上昇基調にあれば、景気は回復期。下降基調になれば、後退期と判断される。言い換えると、動向指数が上昇基調から下降基調に移る時点が景気の山。下降基調から上昇基調に変わる時点が景気の谷、ということになる。
今回の景気上昇基調は12年12月、第2次安倍内閣の誕生とともに始まった。その後14年春には消費増税の影響で一時的に下降したが、本格的な下降基調に入ったとは認められず、今日に至っている。その結果、指数の上昇基調はこの2月で52か月に到達。1990年前後のバブル経済期に作った51か月を抜いて、戦後3番目の記録となったもの。
仮にこの上昇基調がことし9月まで続けば、1965年から70年にかけての“いざなぎ景気”と並ぶことになる。また戦後最長の記録は、02年から08年にかけての73か月だった。ところが過去の上昇基調時は好況感を伴っていたが、今回の場合はほとんど実感がないと言う人が多い。なぜだろう。
(続きは明日)
≪11日の日経平均 = 下げ -50.01円≫
≪12日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
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景気動向指数というのは、生産や販売、雇用などの経済指標を集めて作成する総合指標。内閣府が毎月作成し発表している。この指数が上昇基調にあれば、景気は回復期。下降基調になれば、後退期と判断される。言い換えると、動向指数が上昇基調から下降基調に移る時点が景気の山。下降基調から上昇基調に変わる時点が景気の谷、ということになる。
今回の景気上昇基調は12年12月、第2次安倍内閣の誕生とともに始まった。その後14年春には消費増税の影響で一時的に下降したが、本格的な下降基調に入ったとは認められず、今日に至っている。その結果、指数の上昇基調はこの2月で52か月に到達。1990年前後のバブル経済期に作った51か月を抜いて、戦後3番目の記録となったもの。
仮にこの上昇基調がことし9月まで続けば、1965年から70年にかけての“いざなぎ景気”と並ぶことになる。また戦後最長の記録は、02年から08年にかけての73か月だった。ところが過去の上昇基調時は好況感を伴っていたが、今回の場合はほとんど実感がないと言う人が多い。なぜだろう。
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