◇ 中小銀行の倒産も覚悟? = 中国の金融情勢が、急におかしくなってきた。原因は資金の逼迫。中央銀行の引き締め政策に加えて、アメリカFRBの緩和修正宣言でリスク・マネーの引き揚げが加速。短期金利が急騰して、銀行経営に対する不安が増大した。このため株価が急落、世界の市場にも大きな影響を与えている。
今週初24日の金融市場で、翌日物の銀行間取り引き金利が先週末の7%台から、一気に13%台に跳ね上がった。このため株式市場では金融株を中心に売り物が殺到、上海総合株価指数は5.3%も下落した。これを受けてダウ平均は140ドル、日経平均も167円の値下がりとなっている。
ところが中央銀行は、完全に静観の態度を貫いている。これはここで金融を緩和し、資金の供給を増やせば、不動産バブルが復活しかねないこと。さらに当局の監視の目をくぐって、このところ急成長している一種のヤミ金融を退治する意図があるものとみられている。
このヤミ金融は、融資を規制されている銀行が貸出債権を小口化した証券を企業や個人に販売。この資金が不動産や地方の公共事業に流れているという。金利が高騰すれば、この商法は破綻する。政府・中央銀行は、結果として中小銀行が倒産することも覚悟しているという見方も多い。ただ、こうした金融不安が銀行界全体に波及することはないのか。今後の注意点だろう。
≪26日の日経平均 = 下げ -135.33円≫
≪27日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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ところが中央銀行は、完全に静観の態度を貫いている。これはここで金融を緩和し、資金の供給を増やせば、不動産バブルが復活しかねないこと。さらに当局の監視の目をくぐって、このところ急成長している一種のヤミ金融を退治する意図があるものとみられている。
このヤミ金融は、融資を規制されている銀行が貸出債権を小口化した証券を企業や個人に販売。この資金が不動産や地方の公共事業に流れているという。金利が高騰すれば、この商法は破綻する。政府・中央銀行は、結果として中小銀行が倒産することも覚悟しているという見方も多い。ただ、こうした金融不安が銀行界全体に波及することはないのか。今後の注意点だろう。
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