いささか旧聞になるが、10月22日の読売新聞記事に伊波候補のインタヴュー要旨が載っていたのを読んで改めてその主張の過激さに驚いた。
以下、箇条書きで紹介させていただく。
1)今の日米安保条約は時代錯誤的だ。日本は同盟深化より日米平和友好条約の締結を視野にいれるべきだ。
2)沖縄は明治時代、日本に併合されるまで中国と朝貢などの関係にあり、中国はとても身近に感じる。先島諸島への自衛隊配備には反対だ。
3)米軍基地撤去を有効な武器にして中国と対話を進めるべきだ。
これらの主張を読んだだけでも、かなり左寄りの反米姿勢を伺うことが出来る。
特に気になったのが、3)の主張。
米軍基地撤去をして、中国と対話するという主張には、率直に言って正気か?とさえ思う。
軍事力の背景無しにどうやってあの中国と対話できるというのか?
本気で信じているとしたら、まさにお花畑左翼としか言いようが無い。
沖縄県は国境の県である。
その知事ともなれば、国防についてもより重い責任を担わねばならないはずの立場であるはずなのに、先島諸島への自衛隊配備に反対するわ、米軍基地撤去を強硬に主張するわ、とてもまともな候補の主張とは思えない。
しかも、1)の日米安保にもはっきりと反対の姿勢を出している事も、知事候補として不適格。
こんなトンデモ候補が当選したら、沖縄の安全は間違いなく中国によって侵されると思う。
ちなみに、この伊波氏というのは、普天間基地移設問題について、週刊オブイェクトさんに指摘されたように、デマをまき散らしている人物でもある。
この件については、下記記事リンク↓を参照して欲しい。
◆宜野湾市・伊波洋一市長の「沖縄の海兵隊は全てグアムに移転する」という妄想プレゼンテーション
http://obiekt.seesaa.net/article/146978904.html
◆有田芳生さんの言い訳は「ペンタゴンに聞いてごらん」でした。
http://obiekt.seesaa.net/article/149080487.html
余談になるが、本日、現在行なわれている選挙活動に於いて、次のようなニュースも流れている。
◆県知事選は「逮捕覚悟で」 照屋議員、社民党員前に(琉球新報)2010年10月31日
社民党県連顧問の照屋寛徳衆院議員は29日夜、県知事選の応援のため来県した社民党員らとの交流会であいさつした際に、「沖縄は『公職選挙法特区』。公選法を守ろうという人は最終便で帰っていい。腹を据えてやってもらいたい」「もし逮捕されたら、私ではなく、弁護士の福島党首を呼んでください」などと述べた。
伊波洋一氏(58)を推薦する社民党は、全国から福島瑞穂党首ら100人近くが来県し、30日には那覇市内でチラシ配りや街頭演説を行った。照屋氏は琉球新報に対し、「一行を鼓舞するつもりでの冗談だ。選挙違反を助長するつもりはない」と述べた。
沖縄の選挙戦は、景観を損ねる違法ポスターが目に余るなど、選挙運動のモラルの低さが指摘されてきた。公職の立場にあり、伊波氏の選挙母体の共同代表も務める立場の発言としては、不適切との批判は避けられそうもない。
照屋議員本人は冗談のつもりだったのかもしれないが、冗談で済まされる発言ではない。
こうした発言に「自らの主張の実現の為には、不正な手段をとっても構わない」という左翼ならではの本質を窺うことができる。
まさに、「(正しい)目的は、(不正な)手段を正当化する」ものに他ならない。
このように、自らの主張を実現させる為には、デマであろうと不正な手段であろうと躊躇しないのが左翼。
そうした彼らの言動を許してはならないと思う次第。
何はともあれ、沖縄県民には、是非、現職の仲井真知事を再選するという「良識」を示していただきたいと切に思う。
目先の反基地感情・反本土感情に捉われて、国境の島の安全を疎かにするという”愚かな”選択をしないで貰いたい。
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◆テレビ朝日放送番組『英霊か犬死か ~沖縄から問う 靖国裁判~』にみる「地震ナマズ説」
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