Amazonからお勧めメールが来たので、カラスヤサトシの、「おのぼり物語」を発注。
「カラスヤサトシ3」が発売された時は、なんでAmazonからお勧めメールが来ないかとボヤいたことがあるのだが、今回はちゃんと案内が来て、Amazonエライぞ(笑)。到着したのですぐに読了。
「カラスヤサトシ」は、日常に潜むささいなことを見逃さないオタク的観察眼と、微妙な世間とのズレに対する自虐が織りなす不思議な味わいの4コマ漫画集。しかし、今回の本は、著者が大阪から漫画家になることを志し、仕事もないのに単身で上京してからの生活を描いた、一種自伝的4コマ漫画集。
「カラスヤサトシ」が、同様に著者の過去や思い出を扱いながらも、「笑いをとる」ということに集中してたのに対して、この自伝的漫画は、必ずしも「笑い」にこだわってはおらず、時としてダークな部分さえあるのだが、カラスヤ独特の感性と視点はまったく同じ。
東京での孤独、淡い恋心、不思議な隣人の親切、勇気をくれた編集者、家族との突然の別れ。どのエピソードも、不思議なテイストを持ち、しみじみ面白い。カラスヤが好きならお勧めの本。
しかし、それにしても、「キモカッコ悪いが癖になる」、「時代の最後尾を行く」、この「カラスヤサトシ」の帯に使われたキャッチは秀逸だよなあ、とつくづく思うのであった。
「カラスヤサトシ3」が発売された時は、なんでAmazonからお勧めメールが来ないかとボヤいたことがあるのだが、今回はちゃんと案内が来て、Amazonエライぞ(笑)。到着したのですぐに読了。
「カラスヤサトシ」は、日常に潜むささいなことを見逃さないオタク的観察眼と、微妙な世間とのズレに対する自虐が織りなす不思議な味わいの4コマ漫画集。しかし、今回の本は、著者が大阪から漫画家になることを志し、仕事もないのに単身で上京してからの生活を描いた、一種自伝的4コマ漫画集。
「カラスヤサトシ」が、同様に著者の過去や思い出を扱いながらも、「笑いをとる」ということに集中してたのに対して、この自伝的漫画は、必ずしも「笑い」にこだわってはおらず、時としてダークな部分さえあるのだが、カラスヤ独特の感性と視点はまったく同じ。
東京での孤独、淡い恋心、不思議な隣人の親切、勇気をくれた編集者、家族との突然の別れ。どのエピソードも、不思議なテイストを持ち、しみじみ面白い。カラスヤが好きならお勧めの本。
しかし、それにしても、「キモカッコ悪いが癖になる」、「時代の最後尾を行く」、この「カラスヤサトシ」の帯に使われたキャッチは秀逸だよなあ、とつくづく思うのであった。
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